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序.咎人の告白

 しんと静まり返った部屋に、彼女の震える吐息だけが響いている。

 向けられた視線が重い。物理的な圧力をもって、彼女を推し潰そうとするかのようだ。

 磨き上げられた冷たい板張りの床に(ひざまず)く彼女を、黒檀の玉座に座した人物は感情のない瞳で見下ろしている。その隣に立つ人物も、無の表情で彼女を見つめていた。部屋の脇にずらりと並んだ者たちは、ヒソヒソと何かを(ささや)きあったり、嫌悪感むき出しに顔を(しか)めたりしている。

 彼女は観念したように目を伏せ、強ばる喉からか細い声を絞り出した。





「私が、やりました──」





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