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賭け3
「そなたの望みを聞こう」
「もう少し、強力な権限が欲しいの。今のお餅ちゃんではあまりにも不完全すぎる」
「さらなる力が欲しいと?」
「うん」
「では、そなたの生命力をさらにもらうが良いか?」
「いいわよ」
「承知した」
つむぐの全身に痛みが走る。今までよりもう一段階痛みが酷くなった。おまけに手には力が入らなくなった。あの方は神なんかじゃない。人間の寿命を食らう死神だ。
「これでお餅の制御が容易になった」
「そう、感謝するわ」
「では、失礼する」
あの方は病室から出て行った。
つむぐは絶え間ない痛みに耐えきれず意識を失った。




