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命の灯(第二稿)  作者: 坂上きつね
第三章ー--つむぐー--
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賭け2

 二人は紅茶とケーキを平らげた。

 マキちゃんは何だかソワソワしているわね。無理もないわ、今の状況が不安なんでしょう、、、。だったら私にしてあげられることと言えば、、、。

 「マキちゃん、賭けに出るわよ」

  「賭けですか?」

 「そう、賭け」

 「はぁ」

 「あまり多くを説明している時間はないの」

 「はい」

 「ひとつ言っておくことがある」

 「はい」

 「お餅は、私が現実で動く時の仮の姿なの」

 「ええ!?そうなんですか?」

 「そう。それがあの方との契約。でもお餅ちゃんは完全にはコントロールできないの。でも安心して。お餅の瞳から私は現実を見ることができる。今後、お餅ちゃんを使って坂下くんに接触を試みてみる」

 「つむぐさんが直接会いに行けばいいじゃないですか。なぜ、そんな回りくどいことをするんですか」

 「私ね、現実ではほとんど動けないの」

 「なるほど。だからお餅さんを媒介して、坂下さんに接触するんですね」

 「そういうことよ」

 「で、つむぐさんは坂下さんと何がしたいんですか。恋愛したいとか?」

 「ううん、一緒に過ごして、坂下くんの元気な姿が見れればそれでいいの。そんな恋愛だなんて大げさなことは望まない。最後の時間を坂下くんと過ごしたい。ただ、お餅には少し問題があって、現実とのリンクが不十分なのよ。そこでキーとなるのが猫。マキちゃんにはサクラをつけるわ。でもきっとお餅はコードネームお嬢をサクラに名付けてしまうかもしれない」

 「お嬢?」

 「あの方の影響なのか、お餅は猫にお嬢って名前をつけてしまうの」

 「でも、現実で会ったときはサクラって言ってましたよ」

 「そう、お餅は安定してる時と安定してないときがあるわ。そもれもすべてあの方の采配」

 「よくわかんないけど、了解です」

 「じゃ、頼んだわ」

 「それで、えーと、私は現実へ帰りたいんですが、そこってどうにかしてもらえませんか」

 「それが一番の望みよね。わかったわ、あの方を説得してくるから少し待ってて」

 「すぐ帰れるんですか」

 「三日ちょうだい。それまでになんとかしてみる。その間ににゃんにゃん王国を見て回るといいわ。じゃ、私は行くわ」

 「行くってどこへ?」

 「決まってるじゃない。現実よ」

 「あの、私も一緒に連れてってもらえませんか?」

 イリオモテヤマネコが散歩から帰ってきた。「つむぐ、また家を空けるつもりじゃないだろうな?」

 「わかってるじゃない。三日家を空けるわ。マキちゃんのことは任せたわよ」

 「はぁ、わかったよ」

 「私は寝室に戻るわ」そう言ってつむぐはリビングを出た。


 つむぐは寝室に着いた。ベットに横になりにゃんにゃん王国とのリンクを遮断した。

 大丈夫、なんとかさせてみせるー--。


 つむぐは病室で再び目を覚ました。頭を撫でてみるがつるつるだった。

 こんなひどい姿、坂下くんに見せられないわね、、、。

 コンコンと病室の扉がノックされた。姿を現したのは自称神を名乗る男。

 「彼は我と交信した」

 「交信?どういうこと?」

 「統合失調症の症状には幻聴がある。医師たちはそろいもそろって訳の分からぬことを喚き散らしているが、幻聴とは神との交信、すなわち古代で言うところの巫女の役割がある」

 「昔の神のお告げを聞いたっていう巫女のこと?」

 「いかにも。そなたの力も、彼が得るはずだった能力を分け与えているにすぎない」

 「坂下くんには巫女の役割がある?」

 「彼はいずれ世界を変える。まあ余命一か月のそなたに力を貸してもなんの問題もあるまい。すべては古代からミャクミャクと繋がる我の復活の一部に過ぎない」

 「まあ、今は神でもなんでも信じるしかないわ」

 つむぐの全身に言いようのない痛みが走る。

 あ~、私にはもう時間がないんだわ。

 「そなたが我を呼んだのはわかっているぞ。望みを聞こうか」

 「ひとつ、お願いがあるの」

なんやこの小説。どこに向かっているのか、さっぱりわかりません。

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― 新着の感想 ―
どうもイリオモテイケオジです。昨日シャバに行って朝帰って来ました。本当にどこ向かってるの??って思うけど面白いから続きはよ。
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