01-21
〈ステータス〉
名前:クォンタム
人種:亜人種【鳥種-鴉】(人化)
性別:男
年齢:19
存在値:Lv.1
異形度:9(4)
称号:【亜人、始めました】【紅狐の呪い】
職業:――
状態異常:左翼欠損
装備:人化の腕輪
〈スキル〉
【魔導文字】Lv.1【身体強化】Lv.1【狂化】Lv.2
〈称号スキル〉
【亜人種知識】【紅狐の呪い】
〈種族技能〉
【飛行】80【視覚強化】50【魔力視】50
〈戦闘技能〉
【こぶし】50
〈行動技能〉
【歩法】20
〈耐性技能〉
【精神耐性】70【痛覚耐性】70【演技】50
〈知識技能〉
【魔法知識】50
〈所持金〉
0 C
これが、腕輪装着時のステータスである。
遂に。
遂に、人化の術を手に入れた。
この腕輪を付けているだけで、異形度-5されるらしい。とても強力だった。
「ありがとうございます……!!」
バーバラさんに礼を言う。
後は言語問題だけ解決出来れば、晴れて人里に入れる。
嬉しさで涙が出そうだった。
「本当に、ありがとう、ございます……!!」
「いや、その前に服を着ぃ」
「あっ」
あっ。
◆
冷静になった私は、バーバラさんに貰った服を着ていた。
何やら余り物だとかで、かなりしっかりとした服を貰ってしまったのだが、これ、男物なのである。
何も聞いていないが、バーバラさんの夫のものだったりするのだろうか。
「改めて、ありがとうございます。腕輪から、着替えまで」
着替え終わり、改めて礼をする。
バーバラさんは笑顔だった。
「良い良い。どうせ余ってた物じゃ、腐らせるのも勿体ないじゃろ」
「そうなんですね」
「昔の話じゃ、お主には関係ないよ」
バーバラさんの笑顔が曇る。
あまり触れてほしくない事なのかもしれない。
「終わった〜?」
外からローバが声を掛ける。
バーバラさんが返事をすると、勢いよく駆けてきた。
そして私を見て固まる。
「え、誰?」
「クォンタムじゃよ」
「ウォー?」
コクンと、頷いて見せた。
早くまともに喋りたいが、今は我慢せねばなるまい。
「ホントに人間だったんだ」
「アタシを疑ってたのかい!?」
「鳥さんは鳥さんだったもん」
「全く……」
この2人の掛け合いも、すっかり慣れて来た。
聞いていて心地いいが、もうそろそろログアウトの時間だ。
早めに今日の寝床を探しておきたい。
「では、今日は色々と、ありがとうございました。また明日、よろしくお願いします」
「おい、どこへ行く」
そう声をかけ、退出しようとする。
だが、バーバラさんの考えは違ったようで。
「今日はここで泊まっていけば良い」
そう言ってくれた。
「良いんですか……?」
「良い良い。折角の縁じゃ。それに、腹も減っておろう」
確かに、昨日は何故か感じなかった空腹感を、今は強烈に感じていた。
強引にログアウトしてしまえば問題ないと思っていたが、どうなのだろうか。
少し考えたが、明日もどうせローバと行動するのだからと押し切られ、好意に甘えることにする。
ゲーム初の食事はとても美味しく。
ゲーム初の寝床はとても寝心地が良かった。
Tips:食事
当然だが、人は食べないと生きていけない。この世界は現実世界とは違い、飽食出来るほど食糧事情が良い訳では無いが、日々狩り等をしてそこそこの生活している。
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