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万物再生の能力⑯ 「窮地」

遅くなって申し訳ありません。続きです。十臥小夜莉の視点から始まります。


「は……ははは」


 柾谷宏次朗が高らかに笑った。


「何がおかしい」


 勝利した十臥小夜莉は訝しげに思い、屋上に寝そべった男を上から睨み付けた。木刀の先端は未だに突き付けたままだ。


「まさか私が破れるとは……げほっ!」


 苦しそうに咳き込んだ。柾谷は木刀によって喉元を突かれていた。掠れた声は何とか出せるが、長くは続かない。


「さすが……風紀……委員ですね」


 だが、柾谷は無理をして言い続けた。


「し、かし」


 片目を狭め、地面に転がった男は卑屈に破顔した。


「……所詮は、子供だ。詰めが甘、い」

「何だと?」

「私を、殺さない……とは」


 そう呟き、碓済が向けられた木刀に焦点を当てた。この木製の武器は、小夜莉の能力によって刃を得る。現時点では能力発動を意味する光は纏っていない。だが、本人の意思によっていつでも刃物と化す事は可能であった。

 しかし、風紀委員である小夜莉はこれ以上の暴行を是としない。柾谷の挑発は聞き流そうとした。


「これが学園を守護する、風紀委員か? 笑わせてくれますね。ははははっ! わ……私は、まだ! 戦える!」


 幾度も咳を吐きながら、柾谷が立ち上がる素振りを見せた。当然の如く、近くに立っている小夜莉はすぐに警告を発する。


「動くな! それ以上動けば――」

「やって……みなさい! 木刀では私は止められませんよ?」


 小夜莉が初めて表情を強張らせた。瞳を鋭くして、横になって全身に力を入れている男に注意する。

 旧校舎の屋上に吹いている風は無かった。柾谷の能力は未使用のままだ。小夜莉が突き付けている木刀も無傷。逆転が起こる要素は皆無であった。


「……くぅ……!」


 ついに、柾谷の上半身が起き上がった。まもなく二本の足で立ち上がるだろう。


「もう一度言うぞ。動くな。従わなければ、斬る!」


 小夜莉の腕が微かに動いた。目前にある身体から離れ、振り抜く為の距離を空ける。その間に浮かべていた表情は、どこかぎこちない物だった。

 理解出来ないのだ。柾谷宏次朗の考えが。

 能力の相性では小夜莉が有利となり、しかも武器を保持している。あらゆる部分で小夜莉が優れていた。だが、それらを踏まえた上で柾谷の顔は敗北を受け入れていない。秘策を隠して居るかの如く、余裕の微笑を作っていた。

 一体何を考えている――と、悩む小夜莉。このままでは概念付与の能力によって斬られる事態になる。それを打ち破る術は、加害する側の彼女からは到底思いつかなかった。


「…………」


 そして、その戸惑いこそが柾谷の苦肉の策だった。

 ――風紀委員は学園を守る、学生だけで構成された組織である。だからこそ対峙する相手は必ず経験が不足している。現状の様に推察しきれない言動の前には困惑してしまう、と柾谷は読んでいた。

 その欠点を利用し、柾谷ははったりだけで相手を封じる方法を展開していたのだ。思いの外、小夜莉は上手くひっかかった。勝利を確信する笑みが、自然とこぼれてしまう。

 足りない経験は躊躇を生む。

 どんな鈍も武器と出来る能力を持ちながら、止めを刺さない風紀委員。その矛盾を柾谷は狙ったのだ。まだ若い学生ならば殺人に抵抗があり、実行する瀬戸際まで追い込めば主導権を取り返せると考えていた。


「さあ! 出来るのなら、私を斬ってみなさい!」


 柾谷は十臥小夜莉を挑発した。殺す寸前の躊躇い。それを境に、衣服の影にひそめていたナイフで斬りかかろうとしていたのだ。


「分かった」


 しかし、風紀委員である小夜莉は一切の躊躇なく、木刀を振るった。表面には淡い光を伴っている。物体を切り裂く刃が冴え渡り、風を切りながら柾谷の肉体を断った。


「………………は……?」


 呆然とする柾谷を余所に、木刀の軌跡から鮮血が噴き出す。


「うわあああああああああああっ!!」


 絶叫が屋上に響いた。柾谷は口を大きく開き、腹の底から悲鳴を撒き散らす。


「いぃぃやぁぁだあああぁぁぁ! 死にたくないいいいぃぃぃ!!」


 全身を左右に転がして騒ぐ柾谷。その様子を、切った張本人である小夜莉が静かに見下ろしていた。


「……おい」

「血があああああ! こんなに血があああああ!」


 小夜莉から問い掛けるも、騒ぐばかりで反応はない。横に転がっては泣き叫ぶ動作をずっと繰り返していた。やがて柾谷によって屋上の一部分が赤い血によって薄らと染まった。まだ落ち着く様子はない。


「…………おい」

「うわあああああああ! 誰かああああああ! 助けてくれえええええ!」


 轟くばかりの声を前に、小夜莉は黙って木刀を引いた。

「うるさい! 黙れ」


 両目から涙を流して喚く柾谷へ、木刀の先端を走らせる。


「――ごぶぇ!!」


 回転が降り抜いた方角へと拍車がかかった。奇妙な叫びを残したまま、柾谷の身体が離れていく。ついでに血も飛び散らせていた。小夜莉の方へと舞い上がったが、易々と足を滑らせて回避される。

 勢いの納まったスーツ姿の肉体が止まった。柾谷は仰向けになって停止している。手足が動いていないが、胸が微かに上下していた。


「……私の能力の階級は――第三階級ドライだ。人を殺傷できる程の能力は、持ち合わせていない」


 学園では能力者を八つの階級に分けている。数字の大きさがそのまま能力の有用性を意味する。特に第四階級から下級と上級に分かれており、風紀委員である小夜莉は下級に相当する能力者だった。

 概念付与による切断の効力は高くない。人を斬ったとしても、皮膚を僅かに切り裂く程度なのだ。故に、相手を思わず殺してしまう心配がない。小夜莉が容赦なく柾谷に斬りかかったのはそれが理由である。

「……………………」

 吹き飛ばした柾谷は口を開けたまま気を失っていた。横顔を真っ赤に腫らしながら、冷たい床の上に横たわっている。


「む? やり過ぎたか? ……まあ、いい」


 足元に落ちていたナイフを木刀で弾き、軽い金属音と共に屋上の端へと寄せる。気絶した柾谷にはもう警戒が必要なかった。

 小夜莉は背中を翻し、屋上の柵を超えた校庭の景色に目を向けた。黒い長髪を宙に躍らせては、持っていた木刀を下方へと降ろす。


「…………さて、これで万事解決だろうか?」


 小さな問いかけが投げかけられた。その声に答える者は誰もいない。虚空へと混じり合い、無音の空間に飲まれていった。




 拙い言語が軽やかに放たれる。


「ハイ、ボーイ」


 学園内の一角にある研究施設の周辺。そこは日光が寄りつかず、物陰ばかりが地面を埋め尽くしていた。

 そんな薄暗い場所にて、古崎祐雅は絶体絶命の状況に陥っていた。


「…………っ」


 鋭利なナイフが、祐雅の目前にちらつく。


「ユーに恨みはないが」


 金髪を揺らす男、ケイン・フォンベルトは凶器を手に祐雅へと笑いかけた。慣れた手つきでナイフを回転させ、親指をしっかりと柄にかける。


「これからキルさせてもらう。アーユーレディ?」

「全然……良くねえ……!」


 襲撃してきた天慧教団の残党。その首謀者である木場京悟に支持され、ケインは横たわっている祐雅を殺そうとしていた。

 ケインの持つ銀色の刃が煌めく。動けない祐雅の命を狩り取ろうと、刻一刻と迫って来ていた。逃げようとしても《気力強奪》によって全身に力は入らない。祐雅が取れる選択肢はほぼ皆無だった。


「……ぁああ!」


 掠れた声を必死に張り上げる。助けを呼ぼうとした。研究施設の自動ドアに近い場所なのだ。誰かが通りかかる可能性にかけたかった。

 だが、すぐに過ちに気付く。木場があのドアから出てきたことを今更になって思い出してしまった。


(――あの野郎……まさか。中の、人達を……)


 基本は白衣を着ている研究員が、黒いスーツを着た男に気付かない筈が無い。そもそも侵入者が人前に姿を現すだろうか。運営中の施設に潜んでいた時点で、木場の隠密行動は明らかに破綻している。隠密ではなく、沈黙させていると考えるのが自然だった。


「く……っそ!」


 祐雅はまだ諦めなかった。肩や腰を何とか捻って、身体を引き摺ろうとする。砂利が祐雅の制服に付着する。僅かな砂煙が立ち上がり、音も無く地面へと戻っていった。


「無駄だよ、ボーイ。観念するんだな」


 靴音が祐雅の傍まで迫った。尖った先端が視界に入る。どれだけ焦ってもその鋭さは祐雅に狙いを定めていた。


(……待て待て待て! ちょっと待てよ!)


 汗が額に浮かぶ。息が苦しくなる。胸の鼓動が早まっていく。

 ケインのあっけらかんとした笑みに見下ろされた。これから起こる事態を楽しんでいる様にも思えた。


「グッバイ、ボーイ」


 易々と吐かれた言葉と共に、高く振り上げられたナイフが降りて来る。銀色の切っ先は陽光を反射しながら、ケインの眼前を通り過ぎた。祐雅を目掛け、命を抉ろうと駆け抜けていった。



 そんな殺戮を遮るかの如く、空気が揺らぐ。



「っ!?」


 覗いていた光景の異変にケインが絶句を漏らす。それと同時に、歪んでいた空気が一気に膨れ上がった。

 ぼんっ、と高音の爆発が起こる。爆炎の見えない衝撃がケインの視界を襲った。


「ぐ……!」


 顔面に広がった痛みに呻きながら、ケインは咄嗟にその場から飛び退いた。祐雅から十分な距離を取っていく。突然の攻撃に混乱している筈だが、ナイフは未だに握ったままだった。


「ホワッツ!? 何が、起こった!?」


 追及する間もなく、事態は急変する。

 水蒸気がケインと祐雅の周辺に立ち込めた。白い煙は地面に輪を描き、二人の視野を削いでいく。

 ケインはナイフを構え直した。祐雅から一先ず気を逸らし、あらゆる方向へ気配を配っていった。いきなり発生した水蒸気が、第三者の者による現象だと察していたのだ。先程の爆発も含めれば、ケインに敵対する意志があるのは明らかだった。


「…………これ、は」


 目の前の靄を呆然と見つめ、祐雅は呟いた。察する所がある目暗ましだったのだ。

 不意に揺らめく、水蒸気の一ヶ所。

 そこから踵が伸びて来た。ケインを目掛け、直進する。高い鼻頭に命中して、鈍い音を響かせた。


「――アウッ?」


 攻撃は続く。二撃目の裏拳が仰け反ったケインの頬をすかさず打った。首を支点に、顔が真横へとぶれていく。

 鼻血を流しながら、ケインが間を空けようと地面を蹴った。襲ってきた打撃は全て重い代物ばかりだった。下手をすれば気絶も有り得る。距離を取って相手の正体を暴いてから、能力を利用しながらゆっくりと対処する事にした。


「させない」


 淡々と告げられた声を境に、ぱきり、と音が鳴った。

 ナイフを握ったケインの手首に氷が巻き付いていた。後退を妨げるかの如く、一部分から真っ直ぐ棒状の氷が伸びる。次々と詰み上がる先端は、やがて白い靄に姿を隠した人物に掴まれた。

 氷の手錠は軽々と引っ張られる。ケインは体重を崩し、全貌が潜んだ相手の傍へと上半身を寄せた。

 肌が露わになった膝が駆け、ケインの腹部に埋まる。ケインは喉から息を吐き出した。空の嗚咽に短く苦しんでいる。


「――ファ○キン!」


 暴言を吐いたケインが腕を振って氷の輪を砕く。空気中の水分を凝固させて作った物であり、低い硬度しかなかったのだ。そのまま、ケインは急いで背中の方へと下がっていった。


「フーアーユー!? ここのスチューデントかっ!?」


 祐雅の窮地を救った人物が能力者である事は間違いない。だが、必ずしも学園の生徒とも限らなかった。研究者という可能性も充分に考えられる。


(……はは。全然、ちげーよ)


 祐雅はケインの言葉を胸中で嘲笑った。謎の爆発や水蒸気、手慣れた打撃などから既に正体を理解していたのだ。

 微弱な風が靄の壁を切り裂き――彼女の姿が露わになった。


「やれやれ。これまた良いタイミングで介入できたようだね」


 メイド服を着た若い女性が、そこに立っていた。赤茶色をしたセミショーの髪に、凛とたなびくミニスカート。無表情の中で僅かに差し込ませた微笑が眩しい。正に美麗が尽くされている女性だった。


「……祥子さん……!」


 信頼するメイドさんの遅い登場に、祐雅は心から歓喜した。


「さてと、今度こそ一働きするか」


 首を小さく回し、鈴谷祥子はケイン・フォンベルトと対峙した。発生していた水蒸気はもう霧散している。空気は完全に晴れ、透明な風が彼女と彼の間に吹いた。


「コスプレガール……だと。そんなバカな……」


 ケインは鼻血を拭きながら呻いた。幾ら不意打ちとは言え、一般的にふざけた格好をしている女性にやられた、とは彼なりに信じ難かったのだ。


(カタコト英語言ってるお前も大概だがな)


 祐雅は心の底で余裕を持った。思わず唇も緩む。


「残念だが……私のはコスプレじゃない。正真正銘、そこに転がっている祐雅君

の可愛くて有能なメイドさんだ」

「オーノー。ジョークがきついぜ、ガール?」


 軽々と口走る最中、ケインの両目が淡く光った。能力の発動。相手の気力を奪う《気力強奪》が祥子へと向けられたのだ。


「駄目だ……! そいつは、精神系の」


 慌てて祐雅が警告を促そうとする。待望の助けに、自分の二の舞を踏ませる訳にはいかなかった。

 しかし、それよりも早く、祥子は動き出していた。


「安心してくれ」


 スカートを風に舞わせ、その場から素早く疾走した。一呼吸の合間にケインの間近まで踏み込んでいた。


「痛みは負わせた。簡単には使えない」


 今もなお鼻血を流すケインが、祥子の言葉に目を剥いた。上半身だけでも退かせるが、先手を取ったメイドの方が早い。上段の回し蹴りにこめかみを撃たれた。

 ばしん! ケインの頭部が激しく揺れる。視界までもが大きく振動していった。


「ファ○キュー!」


 狙いが定まっていない刃が宙を駆けた。汚いスラングを吐いたケインの反撃だった。しかし、ナイフは祥子の衣服にさえ掠りもしない。

 祥子は振り上げた足をそのままケインの胸板にぶつけた。

 二人の間が更に離れていく。祥子は蹴った反動を利用して後退し、ケインは衝撃を地面に押し付けながら何とか立ち続けた。


「ベリーハードだぜ……!」


 接近戦では歯が立たないと悟ったのか。ケインは背中を向けて走り出した。祐雅の殺害を諦めたらしい。木場達が去った方角を目指す。


「よし、離れたな」

「ホワッツ?」


 祥子の発言から意図を引き出そうと、ケインが僅かに背後を振り返った。祥子と倒れた祐雅からは既に二メートルは隔てている。手足が届く範囲ではなかった。


「怒っているからね。……調節が、難しいんだ」


 これまでの淡白な語勢に怒気を加え、彼女は片手を目の前に持ってきた。


「祐雅君を傷つけた根。メイドとして、許す訳にはいかないな」


 ぱちん。

 祥子が指を鳴らした。

 ――ケインの全身を、空気の揺らぎが包んだ。数十か所に及ぶ異変の中心で、凝縮された水分が出現する。


「……な……っ!」


 大規模な攻撃の予兆にケインは絶句した。

 凝縮した水分が一気に膨れ上がった。轟く、爆音。膨れ上がった衝撃はケインの身体中に叩きこまれていった。


「ぐああああああああぁぁぁぁぁっ!?」


 爆発に巻き込まれたケインが絶叫する。その音量さえも爆発は飲み込んでしまう。ケインの声すらも掻き消して、祥子による爆発は続いた。スーツは瞬く間に破れ、ケインは手足を何度も躍らせていく。


(…………ちょ、やりすぎじゃね?)


 爆風のささやかな余波を浴びながら、祐雅は戦慄した。確かにあの規模の爆発を近くで起こさなかったのは正解だろう。被害が祥子達へと広がる恐れもあった。

 それでも、だ。

 鈴谷祥子の攻撃には過剰な所も見られた。


「全く、良い大人が学生を殺そうとするなんて」


 全うな理由を呟き、祥子は拳を握る動作をした。それに伴って爆発も止まる。幾重にも重なった爆撃の中から、ボロボロになったケインが現れた。


「オゥ…………」


 無残な格好へと様変わりしたケインが、その場で前に倒れ込む。横たわった先で痙攣していた。祐雅とは視線も合わせられない程に虚ろな目を浮かべている。何とか生きてはいる様だった。

 完全なる勝利がそこにはあった。祥子は肢体にも近いケインを目視して、僅かに衣服で強調された胸を張る。


「ふむ。ちょっとスッキリしたな」

(――ちょっと!? これでちょっと!?)


 驚きで心中が震えた。彼女を怒らせてはいけない、と祐雅は改めて自分に強く言い聞かせる。真に恐ろしいのは能力の性能ではない。鈴谷祥子、という一人の人物像こそが怯えるに値する物だった。


「……さて、祐雅君。大丈夫かい?」


 近付いてから屈み、祥子が尋ねて来る。本人の恐れを知るか知らないか、両目には心配の色が映っていた。


「ま、まあ……何と……か」


 動揺を悟られまいと振る舞った。だが、元からケインによって気力を奪われていたのだ。まともに喋る事さえ出来なかった。


「それ……よりも、祗蓮……を」


 口を開いた所で急な脱力感が襲った。ケインという敵が倒されたせいか。祐雅は安堵に瞼を捧げようとしていた。


「アイツを……助け、ないと――」


 意識が彼方に遠のく。

 祗蓮を連れ去った木場達。彼等が逃げた方角に、祐雅は手を伸ばす。懸命に腕を張り、消えてしまった彼女の面影を負う。けれども、決して自分の掌では掴めない。


「ちく……しょう……」


 祐雅は自分を責めた。伏兵の存在を考慮せず、無作為に誘導された自分の思考を悔いていた。

 これは俺の責任だ。俺のせいで祗蓮が連れ去られた。

 そう思いながら、後悔の念に包まれ、祐雅は意識を失っていった。


これで一段落つきました。次から祗蓮奪還のお話に入る予定です。次回の更新日はまだ未定となっています。

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