EP22 戦艦の中の乗客メインのお話
今回は避難世ている戦艦の中の人たちを中心にしました(大嘘
シグマファントム艦内
【浮上完了。作戦指示を】
「民間人を収容しそのまま完全に離陸、敵を攻撃する。俺も出るからMFの準備を」
【了解。MF用小型運搬機を用意します。その後は?】
「ひとまずアンダーソン女王にもらった秘匿回線用の術式を起動して民間人を引き取ってもらえないかどうか確認してくれ。オッケーだったらそこまで乗客の皆様をエスコートしろ」
【任務了解。行動を開始します】
集会場
ざわざわ・・・ざわざわ・・・
「皆の者!静粛にせよ!村長からこれからのことについて話がある!」
「村長、こちらへ」
「はい・・・。みなさん、突然このような事になってしまいすみません。突然ですが、みなさんにはあの鉄の船に乗っていただきます」
『あれ船だったの!?』
「そこですか!?驚くところそこですか!?」
「いやだって・・・なぁ」
「そーだそーだ。船ってのは海の上を進むもんだ!」
「空飛ぶなんて船じゃねぇ!・・・そんなことよりあれでかい!!」
「そうだそうだ!あの野郎!あんなでけえの隠しやがって!うらやましい!!」
「おぅおぅオメーらロマンってのがわかってんじゃねーかぃ」
「来ましたな。ハンター殿」
「じゃ、早速ですが行きましょう」
「了解です。皆さん!あのでかい鉄の塊に乗ってください!!安全なところまでお連れします!!」
その頃、勇者様御一行
戦闘中。
「撃てぇ!勇者どもを消し飛ばせ!!」
指揮官が指示するのと同時にその周辺に展開していた兵士の持つ杖から大量の火の弾が。
それに対し、御一行は
「破ぁ!!」
「てやぁ!!」
「おらぁ!!」
「どっせぇ!!」
「無駄ぁ!!」
などの掛け声を放ちながらすべて叩き落していた。
「隊長!!全く効かないどころか全部叩き落されてます!!」
「何ぃ!?クソッ!化け物め、騎兵隊!前に!!」
『了解!!』
「魔導隊はこの場でできる最も効果的な魔法を放て!やつらをここまで寄せつけるな!」
『了解!』
「くそが、なぜ通信部隊の隊長のはずの私が前線に来ている・・・」
この男、通信兵である。そんな奴が前線に来ている理由は簡単。所謂無能士官の指示に逆らい、軍法会議に掛けられたためだ。
彼もまた戦争の被害者といえよう。
だが勇者はそんなことお構いなしに攻撃してくる。彼からすれば勇者のほうが魔王に見えるのだ。
「くっ・・・どうすればいいんだ・・・!」
だが彼は知らない。この時、まだ勇者御一行は魔族をだれ一人殺してなどいないことを。
しかも、魔族が乗っていた龍でさえ気絶程度にとどめている。甘いといえば甘い。
「・・・ん?おい!アレはなんだ!?」
兵士の一人が指さす先には巨大な空飛ぶ鉄の塊があった。
シグマファントム ブリッジ
【敵部隊、捕捉】
「よし、まずは一度話をしてみる」
【了解。艦外スピーカー起動】
『そこの魔族の諸君!聞こえるか!』
「ッ!! 喋った!」
『聞こえているみたいだな。この鉄の塊には現在民間人が搭乗している!攻撃は控えていただきたい!』
「し、司令「攻撃はするな」司令!?」
「あの船には民間人が乗っている。人間族とは言え彼らは戦争の被害者だ」
「おい、指揮官」
「なんだ! ッ!」
いきなり後ろから呼ばれたので振り返るとその瞬間に体を何かが貫いた。
冷たい。そして熱いものが刺さったところから流れ出る。
「な、なにを・・・」
「忘れたか?お前の任務はここで死ぬことなんだよ」
私は部下に刺されていた。さっきまでの雰囲気とはまるで違う。
「あぁ、言い忘れてたが俺の任務はお前を消し、勇者も消すことだ」
「き、貴様も・・・クーデターの・・・!」
「おっと、もうそこまで知ってたか。なら、尚更生かしちゃ置けないな。死ね」
ザシュ
「あ゛ッ・・・」
「さて。死んだお前は知らねえだろうが、この部隊は全員俺の手下だ」
「ザイード主任、アレはどうしますか?」
「言わなくてもわかるだろ?殺れ。民間人?下等な人間族なんざいくら死のうと知らねえよ」
「了解しました・・・」
シグマファントム
「駄目か」
【敵部隊前線より高エネルギー反応】
「MFの出撃準備は?」
【完了しています】
「オートパイロットへ切り替えてくれ。ヴォルテックスで出る」
【了解しました。操縦モード、AUTOへ切り替え】
「さて、お客様にアナウンスだ」
【了解】
シグマファントム 居住区画
ざわざわ・・・
「でっけー・・・」
「なんだこの四角い建物・・・でっけー」
「皆さんいますよね・・・?そんなことよりでっけー」
村民たちが口々にでっけーでっけー言っていると、
ピーンポーンパーンポーン
《ご搭乗のお客様に、ご連絡します。当監は間もなく戦闘態勢に移行します。多少の揺れがございますが、ご了承ください。
なお、当艦は進路をリーブラ王国郊外へと取り、そこで皆様はリーブラ王国に保護していただきます》
「なんで郊外なんだ」
《直接王都の広場に着陸してもいいのですが、それだと国防軍が出てきますので》
「なるほど」
「つーかどういう経路で話を通してあるんだ・・・。この戦艦といい、あの男、謎が多すぎる」
《そこは機密事項ということで一つ》
「つーか誰ださっきから!」
一人の男が声を上げ始めるとまた騒がしくなる。
《申し遅れました。私、本戦艦の操舵主のメリー・カ―クスと申します》
シグマファントム MF格納庫兼カタパルト
「XMF-25 ヴォルテックス、起動」
〈おはようございます。メインシステム起動。パイロットデータの認証を開始します〉
「斬、頼むぞ」
≪了解です。AIデータ登録開始。パイロットデータ認証完了≫
「装備換装開始。空戦フレーム」
≪・・・空飛べるんですねこれ≫
「おうよ。飛べるぞ、ミサイルばら撒いたり変形もするぞ?」
TO BE CONTINUED ⇒
今回出てきた新キャラ
ザイード主任
今回本当にちょっとしか出ていなかったため設定などはほとんど決まっていません。
ただし、この物語の根幹に関係する人物であることは決まっています。




