EP23 IN THE SKY
今回やたら短めです。ネタがなかったんです。
【警告!敵、攻撃開始】
「メリー、玄関周りを片づけてくれ」
『了解しました、艦長。カタパルト周辺に弾幕を展開します。出撃時に撃ち落されないように注意を』
「グレッグ、出撃管制を」
『了解。進路、オールグリーン。ヴォルテックス換装完了』
「了解。相良、ヴォルテックス空戦フレーム、出撃する!」
≪3、2、1、カタパルト起動!≫
《MAIN SYSTEM COMBATMODE ON》
ヴォルテックスの背中に搭載されたウイングブースターのノズルが赤い火を吹き、足を固定していた射出システムが機体を空へと放り出す。
刹那、ノズルの炎は赤から青に変わる。ここは空。龍と魔法の飛び交う戦場の空。そこに巨人が飛び立つ。
「斬!ミサイル起動!」
≪了解です!敵飛行部隊ロックオン・・・発射!≫
敵である魔族からすればどんなものに見えるだろうか。火を吹きながらこちらへ向かう矢のようなものだろうか。
はたまた違う何かだろうか。
だが、そのどちらでもないミサイルが魔族の前線部隊である竜騎兵隊に襲いかかる。
はじめのうちは魔法で攻撃を加えるも、壊れるどころかびくともしない鋼の矢に恐れを抱き、逃げ出し始めた。
だが、一度捕捉されたからには当たるまで追跡し続けることが可能なのがミサイルである。
ましてや、音速で飛びまわる戦闘機に当てることを前提に作られた兵器であるミサイルは逃げる間も与えず龍の半身を焼き尽くし、搭乗者を消し飛ばし、
どこまでも追跡し続ける。
「あの巨人に見られたら終わる!動きまわれ!死ぬぞ!!」
\テッタイダー!/\シニタクナーイ!!/\カーサーン!!/
「くそが!滅茶苦茶だ!!本隊と合流して出直すしかないか・・・」
「・・・こう、空を飛ぶと歌を口ずさみたくなる・・・」
≪へぇ、ご主人も歌を知ってるんですね≫
「失敬な。俺だって音楽は聴くさ」
≪それが明るい歌なのかどうかは別でしょうね≫
「・・・お前木星送りね」
≪やだなぁ、AIジョークですよ≫
その頃本陣
「主任、奴の部下の部隊が壊滅しました。『アレ』を出しますか?」
「ああ。そうしてくれ」
「了解しました。友軍に伝令!試作兵器を出す!」
そして、ザイードのひきつれた部隊の後ろから、巨大な箱が現れた。
「さぁ、そろそろ俺もやろうかぁ」
「コンテナ開け!」
そして、コンテナを開くと、そこには蒼いMFが入っていた。
TO BE CONTINUED ⇒
漆黒の巨人が空を駆ける。
現れ対峙するは蒼紺の巨人。
火蓋は切って落とされた。大地駆ける勇者と、空を駆ける傭兵。
戦場が、火薬の匂いが、物言わぬ亡霊を呼び寄せる。
次回 剣とチートと魔砲とサイボーグ
第24話 その名はファンタズマ
亡霊は散りゆく命に惹かれてやってくる―――




