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剣とチートと魔砲とサイボーグ  作者: 犬朗。
ACT,2 ムラクモ村のサイボーグ
20/30

EP17 神殿とオオカミと鉄の扉と

登山を開始。神殿へ向かいます。

「え~、ではこの山を登るに当たり、絶対に守って頂きたい事が幾つかある」


『は~い』


「一つ、絶対に目的地に着くまで俺から離れるな。このあたりのモンスターは強い。

 二つ、あまり大声で騒がない。この山で騒ぐとまたさっきみたいに襲われる。

 三つ、その場にいた痕跡を残さない。このあたりには稀に山賊も来る。

 以上、この三つを守ること。いいな?」


『は~い』


「・・・間の抜けた返事だが怪我をするのはお前らだからな」


「いざって時には逃げればいい。俺は今までそうやって生きてきた」


「一応戦士ですのである程度は行けます」


「私はクルトに賛成だ。逃げる一択」


「もしものときには山賊だろうとなんだろうと消し飛ばせばいいから・・・」


「最終的には真に任せれば何とかなると思うけど」


「おう随分自信があるやつがいるな。あと最後俺任せにするな」


主に最後が腑に落ちないがさっさと神殿へ行こう。

面倒だし依頼もあるし。そして何よりこれ以上ミーシャといると非常に気まずい。

いま目を合わせたら確実に『あの日のこと』を思い出す。

いかん。考えないようにしよう。


「真?どうした?早く行かないと日が暮れるぞ」


「お、おう」


クルトが声をかけてきてやっと我に返る。



神殿へ向かう途中、どう考えても巨大な何かが通った跡が目立つところが幾つもあった。

おそらく今回の俺の目標、魔力の特異点だ。


「着いたぞ。神殿だ」


「ここが・・・」


≪なんかノイズが聞こえるんですがこれはいったい何ですか?≫


ノイズ?・・・まさか。こんなところにあるわけが・・・。


≪いったい何g・・・あっ超大型の生体反応が接近してますね。来ますね。これ絶対来ますね≫


ついにか。


「よしお前ら、早速だがデカいのが近付いてるから戦闘準備しとけ。気をつけろ、さっきとはモノが違うぞ」


「マジか!クソッ!回復薬も切れてるってのに!」


「神殿の探索は後回しですね」


「・・・邪魔するなら消し飛ばす・・・!」


「ノイン!考えて戦え!さっきもそれしようとして魔力切れ起こしてたじゃないか!」


「ミーシャちょっと落ち着こうか。そんなんじゃそんなんじゃまたさっきみたいに真に助けられるよ?」


「アームズ、マジックアームズ装備開始。魔力素子D出力安定を確認・・・各武装、システム、異常なし」


≪最近私の存在する意味が薄れてきたような気がするんですけど?いい加減使ってくださいよご主人≫

せやな。

≪せやなじゃなくてマジで使ってください。銃火器のせいでどうしてここに存在するのかさえ考えるようになってきたんですから≫

末期だな。


「来る・・・!」



グオオオオオオオオオオオン!!


「ヒューっ。こいつはでけぇ」


「何この魔力の量・・・異常・・・」


「やっぱり特異点の正体はこいつか。俺がやる。こいつは俺の獲物だ」


《人間たちよ・・・ここへ何をしに来た・・・!》


「! 喋った!」


「違う!脳に直接語りかけてきてるんだ!」


《帰れ・・・!ここはお前たちの来るべき所では・・・ん?》


超でっかいオオカミがミーシャの持っている楯に刻まれた紋様を見た。すると・・・


《貴様たちは勇者の一行か・・・》


「! そ、そうだ!」


「私たち三人は勇者としてこの世界に呼ばれました!ここにはかつての勇者が置いていった装備の一部があると聞きます!」


《それを取りに来たか・・・ならお前たちの力を見せてみよ・・・》


「そういうことなら、俺がやるよ」


「真!?さすがに一人じゃ無茶だ!」


「大丈夫大丈夫。このくらいだったら行ける」


《ほう・・・貴様も勇者のようだな。三人も呼ばれるとは珍しい。いいだろう。掛ってこい》


「斬、頼むぞ」


≪はいは~い≫


『我も貴様と互角の姿で戦おう・・・!》


そういうと超でっかいオオカミは一瞬光を放ち、ヒトの姿になった。


「ヒト型になれるのか。ちょっと興味がわいた。久々に互角の戦いになりそうだ」


正直本能だけで生きている魔物どもにはうんざりしていたんだ。


真の目の前に一振りの刀、斬が生成される。ただ、その日の斬は何かがおかしかった。

まず、刀身が無い。


「・・・あれ?刃が無い」


その代わりに、洸波の発生装置のようなものが。


「・・・おい斬、お前まさか・・・」


≪ストライk「進化したのか!」!?≫


「どうした?来ないのか?ならこっちから行くぞ」


痺れを切らしたオオカミ(人間形態)が攻撃してきた。


「おっと危ない」


それに対して体をちょっとずらして回避。ついでに足を掛け転ばせる。が失敗。


「舐めてるのか?貴様」


「冗談。それじゃ、行くか」


刹那、二人は消えた。否、見えなくなった。


金属音とブースターの噴射音があたりに響く。そして時折ガコーンと重低音。


「何も見えない・・・何が起こってるの・・・?」


「見えるんだけども・・・っかろうじて見えるんだけども・・・っ」


これがヤム○ャ視点か。かろうじて見えているクルツも絶句している。あれぞクリ○ン視点か。

月子は周囲の光景を見てそう思っていた。


ミーシャに至っては

「何あれ・・・光の線が行ったり来たりしてて気持ち悪くなってきた・・・」


酔っていた。


そしてやっと姿が見えた。が、鍔競り合いが繰り広げられていた。

オオカミ(人間形態)はどこから出したのか双剣で真の刀を受け止めていた。


「ぬぐぐぐぐぐぐぐぐぐぐ・・・!どうした・・・!その程度かぁ・・・!?」

(レーザー止めるとは・・・どうなってんだあの双剣)


「ぬうううううううううう・・・!そっちこそどうした・・・!勢いが落ちてきているぞ・・・!」

(なんだこの光の刃はっ・・・!魔力の類なのか・・・!?)


「どっせい!」


「ぬぁっ!!」


真がオオカミ(人)を蹴り飛ばす。

それを後ろに飛びのいてかわすオオカミ(人)。

そう、かわしてしまったのだ。しかも距離まで取ってしまった。


「チャージ完了・・・!魔力素子砲、発射ぁ!!」


真の腕から発射されるアホみたいなサイズの光。そのすべてが魔力だというのだから笑うしかない。


「ぐっ!」


真の前方が光に包まれる。光が晴れると、周囲の地形は大きく抉れ、

前方にあった木々はまるで最初からなかったかのようになっていた。


「フー・・・フー・・・まだ生きてやがる・・・化け物め」


「そ、それはこっちのセリフだ・・・。あんな短時間であの熱線を放てるとは・・・」


「その代わり・・・腕が一本駄目になったけどな・・・」


魔力素子砲を発射した腕は肘から先が消し飛んでいた。よくもまぁこれだけですんだものだ。


「で・・・?通っていいかい・・・?」


「ああ・・・。もういいよ。これ以上やっても今はだれにも勝てん・・・」


「聞いたなお前ら・・・。はよいって来い・・・」


「あ、うん。じゃ、後で。・・・逃げないでよ?」


「逃げたら次はないからな」


「・・・お前らそれ重傷人にかける言葉か・・・?」


「・・・大変だな・・・。ところでお前はどうする・・・?」


「ちょいと腕取り替えてから遺跡の外壁を調べさせてもらうよ・・・」


「そうか・・・」


そう言って真は荷物の中からこんなこともあろうかと持っていた予備パーツを取り出した。


【チェック終了。椀部大破を確認。換装開始】


と、パーツを入れているケースのディスプレイに映し出され、椀部の換装が始まった。


一方その頃勇者様御一行は・・・



「・・・なにこれ・・・。新手の嫌がらせ?」


・・・ゴミの山の前にいた。



「さて、腕も付け替えたしさっさと調べるか・・・」


真は腕を換装しているときに体六も戻ったのか、スタスタと遺跡に向かっていった。

そしておもむろに壁に耳を当て、叩き始めた。

そして30分後、

コンコン・・・コンコン・・・コォン


「! ビンゴ!」


若干の音の変化。真はそれを見逃さなかった。

そして、ノミとハンマーを取り出し壁を壊し始めた。


「! おい貴様!何をしている!!ここがどこだか訳っているのか!?」


「まぁ見てな。少なくともこの壁とそのの向こうは神聖なものじゃねぇから」


「それはどういう意味だ?・・・!」


真が壊した壁の向こうにはなんとまぁ鉄製の扉が。


『8ケタのパスワードを入力してください』


「やっぱりか・・・」




TO BE CONTINUED ⇒


どうやら新しい技を習得していたみたいですね。

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