EP9 定住地を探そう
ハンター生活編、すた~と
ある昼下がり、真は十日ぶりの宿屋で、泣いていた。
「布団って・・・素晴らしい・・・」
「んな泣くほどのことでもないような気が・・・」
こいつは斬。精霊で、どうやら実体化できたらしい。普段は実体化している。
「お前にはわからんだろうな・・・。地面とかの上に寝袋引いてその中に寝る辛さが・・・」
「ええ。わかりませんね。分かりたくもないです」
あれから十日ほど経って、ラムドという国の国境にある関所に着いた。
身分証明書も持っていたのですんなりと通してくれた。
そして、その国にあったギルドで暫くの間、依頼を受けたりして生活しようと考えている。
そんな矢先に事は起こった。
翌日、ギルドに行くと、
『村付きのハンターを募集しています。住居などはこちらで手配します』
と、いう依頼書が。
「へぇ・・・。村付きのハンターか・・・」
募集しているのはムラクモというどっかで聞いたような名前の村だ。
「ここはどういうとこなんだろ・・・」
「お?あんちゃんムラクモ村に興味があるのか?」
そう言って声をかけてきたのは壮年の男。
「そうですけど・・・あなたは?」
「俺はそのムラクモ村の出身でな・・・とうとう問題になってきたかぁ」
そういって遠い目をするオッサン。
「一体何が問題に?何かモンスターでも?」
「ご名答だ。”ギルガヘルド”てのが最近あの村のある山を荒らしまわっているらしい」
そんなことが・・・。
なるほど。面白そうだ。
「この村に行こうかな・・・」
そして、ギルドカウンターに張り紙を渡し、この村に行くことを伝えた。
そして、手続きなどを済ませて旅に出る準備をしている時、遠くの山の頂上にそいつは現れた。
一言で言おう。超デッカイ狼のような何か。
「おいおい。こっからあの山まで距離どの位あんだよ・・・」
距離が距離なので、とても小さく見えるがここから見える時点で、そのサイズのおかしさが伺える。
と、言うか何なんだあの山頂の神殿のようなものは。
「・・・もしかして最終的にあれと戦えってんじゃねぇだろうな・・・」
そうだとしたらこれは相当ヤバそうな場所に引っ越すことになったな。
・・・面白い。やってやろうじゃないか。
TO BE CONTINUED ⇒
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