【第5章~師匠編~】師匠
山の中を歩いている。
前話から既に2時間は経過してる。
ブルー・ハイパー以外の3人は疲れてきてる。
ブルー・ハイパー
(3人共そろそろ限界かな?)
その時だった。
ガザッ
草むらから突然、男が出てきた。
男はまるで僧兵みたいな格好をしている。
男
「お前ら何者だ!この地に何の用だ!」
ブルー・ハイパー
「師匠に会いに来ました」
男
「なに!?」
男はブルー・ハイパーの顔を眺める。
男
「貴様、ブルー・ハイパーじゃないか!」
ブルー・ハイパー
「お久しぶりです」
男
「1年振りだな!!元気にしてたか!」
ブルー・ハイパー
「はい」
男
「ところで、そこの3人は?」
男は疾風達を見る。
ブルー・ハイパー
「まぁ、新たな弟子ってところですかね」
男
「なるほど」
ブルー・ハイパー
「それじゃ、行きましょう」
男
「そうだな」
3人はブルー・ハイパーと男と一緒に村へと向かった。
疾風の音
(一体、どんな方だろう。)
村は廃村みたいな感じだった。
男が言うには、3年前はそれなりだったが月日を重ねるうちに減少。
今はほとんど師匠配下の兵士が多数を占めているという。
一向はそんな村の中心部の屋敷についた。
男
「ただいま帰りました」
男が屋敷の門に立っていた兵士に敬礼する。
兵士1
「おぅ。そいつらは?」
兵士はブルー・ハイパー達を見て男に質問する。
男
「客人だ。師匠に会わせる」
兵士1
「師匠は今、訓練中だ」
男
「わかった」
兵士は門を開ける。
男と4人は屋敷の中へ入っていった。
ユイ
(どんな人かしら?師匠って)
ガシャァン
屋敷の中からデカい音が鳴る。
ガシャァン
ガシャァン
本田直也
(何だろう?この音?)
ガシャァン
音源は、今彼らの目の前にある鉄扉から発せられた。
疾風の音
(この音は一体…)
男
「師匠、ハイパーです。開けますよ」
………………
音が鳴り止んだ。
そして
ギィィィ
男は鉄扉を開けた。
中に入る。
疾風の音
「!?」
ユイ
「なっ!」
本田直也
「うわっ!」
3人は驚愕した。
中では3Mいや4Mもあろうかという巨人が上半身裸で汗を拭っていた。
その巨人は、開口一番ブルー・ハイパーを見て
師匠
「久しぶりだな」
ブルー・ハイパー
「はい」
師匠
「まだ生きてたか…」
ブルー・ハイパー
「はい」
師匠
「あの後、DOSには会えたか…」
ブルー・ハイパー
「………いいえ」
師匠
「そうか」
ブルー・ハイパー
「その代わり、兵士を連れてきましたよ」
師匠
「兵士?」
ブルー・ハイパー
「はい」
そういって、ブルー・ハイパーは疾風の音達を紹介する。
疾風の音
「どうもはじめまして、疾風の音です」
ユイ
「ユイです」
本田直也
「本田直也と申します!」
師匠は3人の顔をジロジロ眺めた後
師匠
「こいつらは何者だ?」
ブルー・ハイパーに質問する。
ブルー・ハイパー
「黒の騎士団主催のバトルロワイアルに駆り出された。ついこの間までは普通に暮らしていた人達です」
師匠
「そうか」
師匠はそうつぶやいた。
疾風の音
「お願いです!ここで修行させてください!」
疾風の音は頭を下げた。
師匠
「ほぅ…」
本田直也
「お願いします!」
本田も頭を下げる。
師匠
「ワシの修行を受けたいと…」
疾風の音
「はい!ブルー・ハイパーさんの戦いを見て、確信しました。俺もブルー・ハイパーさんみたいに強くなって…」
師匠
「待った」
疾風の音
「はい?」
師匠が疾風の音が喋るのを止める。
師匠
「お前、戦う理由は何だ?」
師匠は声を押し殺して言う。
疾風の音
「………できるだけ多くの人を助け、このバトルロワイアルの首謀者を倒し、この島から脱出することです」
師匠
「…………ほぅ」
師匠は疾風の眼を見つめて、こういう。
師匠
「我々は、この島にいる。狗四天王と、牛頭を滅ぼし、この島を取り戻すのが目的だ。ただこの島から逃げるのが目的でワシの修行をするのは、虫が良すぎる」
ユイ
「………」
疾風の音
「でも…」
師匠
「3日間猶予をやる。本当にこの島から逃げるのだけだったら、3日間に立ち去れ、ただし…この3日間で我々の活動を見て、思い直すような事があれば、考えてやろう」
疾風の音
「………………」
師匠
「この者たちに部屋を渡してやれ」
兵士2
「はっ!」
3人は兵士に連れられ、師匠の部屋を後にする。
ブルー・ハイパー
「師匠、優しいですね。普通ならあんな理由じゃ追い返したのに」
ブルー・ハイパーがそういう。
師匠
「眼じゃよ」
ブルー・ハイパー
「眼?」
師匠
「あの瞳の奥に秘めたる闘志がある。そしてその闘志は武器にもなるだろう」
ブルー・ハイパー
「はぁ」
ブルー・ハイパーはその時は、師匠の言っている意味がわからなかった。




