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闇の陰謀  作者: 佐伯 学
第一部【序章】
83/116

【第4章~村・死闘編~】田堵の最期

田堵は熊谷の事を知らなかった。


熊谷も田堵の事を知らない。


熊谷雅之

(やたらデッカい奴だな。この村のボスの補佐役か何かか?)


熊谷は田堵がボスだとは気づかなかった。


田堵はというと



田堵

(あれは…)


田堵は熊谷の持ってる「ある物」に目がいった。


田堵

(煌のデザートイーグル…。煌!)


田堵は突然、煌の安否を心配した。


田堵

(奴は一体、どうしてる…)


ダァン


田堵

(?)


田堵は胸に来た衝撃と熊谷から放たれた音を同時に感じた。


田堵は力無く倒れる。


胸が熱い。


胸を触ると真っ赤な液体が流れ出てる。


田堵

「しま…った…」


田堵は煌のと思われるデザートイーグルに意識がいき、つい敵である熊谷の存在を忘れていた。


熊谷がそのデザートイーグルを構えながら近づいてくる。


田堵

(トドメを指す気か…)


田堵はそう感じた。


田堵

(情けないな。こんなちょっとしたミスで死ぬとは…。全滅して当然か…)


田堵は無駄だった斧を抱きかかえながら仰向けに倒れる。


太陽が眩しい。


逆光で熊谷の顔は見えないが、銃口を自分に向けてると田堵はわかった。


ダァン


乾いた音が響く。


田堵は薄れていく意識の中、熊谷の後ろ姿を見た。




熊谷はその後、SAKI達と合流。


トライ達3人に会い


前田孫四郎

「こいつらを仲間に入れたい」


という前田の願いを聞いてそれを承諾。


また政虎と未来達に作戦の終了を伝えて、村の戦いは意外なほど呆気なく終了した。


熊谷雅之

(目的の物は手に入れた。もうこの村にいる必要はないな)


阪神政虎

「熊谷さん。これからどこに行きますか?」


熊谷雅之

「それをまたあの火薬庫前で話す。ついてこい」


こうして熊谷達は村を去った。





そして



煌めく星

(熊谷か…。)


熊谷にやられたがかろうじて生きていた煌も村をあとにする。



しかし熊谷達はまだ気づいていなかった。


この戦いは始まったばっかりだと言うことを…


DOS

「流石だな。そうでないと困る」


椿

「こっちも犬の部下を捕まえましたからね」


レギュラー

「………………」


「………………」


DOS

「生きてこの島から出れると思うなよ…」






【第4章~村・死闘編~】・完

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