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闇の陰謀  作者: 佐伯 学
第一部【序章】
82/116

【第4章~村・死闘編~】決戦間近


壕の中では、田堵以下48名の兵隊達が潜んでいた。



しかしその48名もケガしているのが多数だ。



田堵

「東谷」


東谷

「はい」


田堵は東谷を呼ぶ。


田堵

「おまえはこいつらを引き連れて、撤退しろ」


東谷

「はぁ?」


田堵

「もうダメだ。悪いが西本様に顔向けができない」


東谷

「そんなこと言わないでくださいよ」


田堵

「いや、たった数人に500名近い部隊が壊滅したんだ。俺はその責任を負う」


田堵

「東谷、今までご苦労だった」


東谷

「……………はい」


田堵は暗闇ながら東谷が涙を流しているのがわかった。


田堵

「もう行け。この壕は2つ向こうの山まで繋がるトンネルがある。そこから基地に向かえ、そして藤枝の部隊に編入してもらうんだ。わかったか?」


東谷

「はい」


東谷は振り返り、兵隊達に撤退を伝える。



兵隊達は続々と壕をあとにする。



しばらくして全員いなくなると


田堵

「さて…」


田堵は斧を持って


田堵

「いくか…」









熊谷は煌との戦い後、幾つかの建物を捜査した。


ある建物では、田堵達の慰め者となっていた女達を救出。


ある建物では、変わり果てた姿のセブンの独り言を発見。


熊谷雅之

(ムゴいな…)




熊谷は村の広場についた。


村人だろうか、相当な数の死体の山がある。


熊谷雅之

(せっかく生き残ったのに…)


熊谷は死体の山に手を合わせた。


熊谷雅之

(さて…)


熊谷が死体の山から立ち去ろうとした時。


田堵

「待て」



熊谷を呼ぶ声がした。



熊谷の正面には、田堵がいる。


田堵

「貴様、何者だ」




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