【第4章~村・死闘編~】決戦間近
壕の中では、田堵以下48名の兵隊達が潜んでいた。
しかしその48名もケガしているのが多数だ。
田堵
「東谷」
東谷
「はい」
田堵は東谷を呼ぶ。
田堵
「おまえはこいつらを引き連れて、撤退しろ」
東谷
「はぁ?」
田堵
「もうダメだ。悪いが西本様に顔向けができない」
東谷
「そんなこと言わないでくださいよ」
田堵
「いや、たった数人に500名近い部隊が壊滅したんだ。俺はその責任を負う」
田堵
「東谷、今までご苦労だった」
東谷
「……………はい」
田堵は暗闇ながら東谷が涙を流しているのがわかった。
田堵
「もう行け。この壕は2つ向こうの山まで繋がるトンネルがある。そこから基地に向かえ、そして藤枝の部隊に編入してもらうんだ。わかったか?」
東谷
「はい」
東谷は振り返り、兵隊達に撤退を伝える。
兵隊達は続々と壕をあとにする。
しばらくして全員いなくなると
田堵
「さて…」
田堵は斧を持って
田堵
「いくか…」
熊谷は煌との戦い後、幾つかの建物を捜査した。
ある建物では、田堵達の慰め者となっていた女達を救出。
ある建物では、変わり果てた姿のセブンの独り言を発見。
熊谷雅之
(ムゴいな…)
熊谷は村の広場についた。
村人だろうか、相当な数の死体の山がある。
熊谷雅之
(せっかく生き残ったのに…)
熊谷は死体の山に手を合わせた。
熊谷雅之
(さて…)
熊谷が死体の山から立ち去ろうとした時。
田堵
「待て」
熊谷を呼ぶ声がした。
熊谷の正面には、田堵がいる。
田堵
「貴様、何者だ」




