第55話 公園へ
部室で作戦会議が行われた。
「藤原こええな。ラスボスすぎだろ」と電灯さん。
「ここは、質問に反応してくれる細川の方が相手をしやすい」と推川さん。
「藤原は放置するんですか」と僕が聞く。
「いや、証拠などが揃えば再び訪問する」
「どうするの?また公園に行く?」と見上さん。
「そうだな」と言ったあと電灯さんを見る推川さん。
「俺は今回行かないぞ」と電灯さん。
「電灯さんお願いします」と笑顔で頼む我妻さん。
「また子供の相手は嫌だあ」
日曜日、再び公園に行く。
細川一家が遊んでいる。
前回と同様、細川には僕と推川さんが。
デンバーさんには見上さんと我妻さんが。
子供には電灯さんが。
電灯さんはフリスビーを持ってきていた。
子供と一緒に投げ合って遊んでいる……
そして僕と推川さんは細川に質問をする。
「あなたちしつこいわね。警察呼ぶよ」と細川。
「藤原に入れ知恵でもされましたか?残念ですが公園では不退去罪は成立しないんです」と推川さん
僕は心の中で「おおー」と思った。
「話す事なんかないわ」
「この前藤原のもとへいったのですよ。色々言われましたが、こちらが言った事件当日、愛美さんとあなたと藤原が、写真部と屋上で見たという話を否定しなかった」
「えっ」
「つまり反論できなかったんですよね。事実だから」
「……」
「愛美さんが写真部に行った。あなたと藤原に会うために。そして恐喝のことを言いにね」
「恐喝は時効よ」
「ふむ。そこもあなたと藤原は否定しないのですね」
「くっ……」
「その後屋上へ行った。そしてそこで、あなたたちは愛美さんを……」
「違う。何も知らない」
そういうと子供の所へ行き、子供を抱えて、そのまま走り出した。
そして近くに止まっていたタクシーに乗ってしまった。
「やられた」と推川さん。
「強硬手段を取られましたね」と僕が言う。
仕方がないのでみんなを集めて帰ることになった。
デンバーさんだけが不思議な顔をしていた。
ファミレスに入り、反省会となった。
「子供と一緒にタクシーに乗られたんではねえ」と僕が言う。
「そこまでは考えていなかった。藤原と同じで防御でくると思っていた」と推川さんも反省。
しかし事件当日のことは大分判明をした。
・愛美が小早川と言い合う←小早川さんの証言
・その後写真部に行く←渡辺の証言と藤原が否定せず
・細川と藤原がいた←渡辺の証言と細川が否定せず
・その後3人で屋上に←渡辺の証言と藤原が否定せず
・愛美が脅迫していることを追及←(細川は否定せず)
「後は屋上でなにがあったかですね」と僕が言う。
「それが最後の最大の問題だな」と推川さん。
「デンバーさんから、新たな情報はありました?」と僕が聞く。
「特にこれといった話はなかったわ」と見上さん。
「あっ」と電灯さん。
「どうしました電灯さん。
「細川と藤原が呟きサイトのアカウント消しやがった」
「これでDMも送れなくなっちゃいましたね」
推川さんが腕を組み考え始めた。
残る疑問はあと少し。
何としても解明したい。




