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第46話 写真部

僕は写真部の人たちが夕焼けの写真を撮っているのを見ていた。


一眼レフやデジカメ、中にはスマホで撮影している者もいる。


その時、ふと疑問が湧いた。


撮った写真のネガや画像はどうしているのだろうと。


部長に聞いてみた。


「ネガも画像データも残してあるよ。スマホは個人のだから人それぞれだね」


「例えば15年ぐらい前のもあるんですか」


「あると思うよ。歴代の写真データを保管する慣習があるからね」


近くにいた、ミステリー研究会の人たちが反応した。


「それらを見せてくれませんか?」


「う~ん、写真部以外の人たちに見せるのはねえ。それにめんどくさい」


「そこをなんとか」


「う~ん無理だね」


「お願いします。どうしても見たいんです」と我妻さんが部長に近づき言った。


「いいよ」


このクソ部長と僕は思った。


写真部の部室に行き、場所を教えてもらう。


「ここがネガ。ここが写真。ここがデジカメのSDカード。ごちゃごちゃにしないで、あった場所にちゃんと戻してね」


ネガを見上さんが。


SDカードを電灯さんが。


写真を僕と推川さんと我妻さんで見ることになった。


探すのは愛美さんの頃の写真。


なにか写っていないかを確認する為だ。



1時間ほど経っただろうか。


電灯さんが驚きの声をあげた。


「電灯どうした?」と推川さんが聞く。


「これ見てよ」と見つけたSDカードをノートパソコンに取り込み見せてくれた。


「これは!」と僕も驚く。


それは教室の隅でキスをしている小早川先生と愛美さんの画像だった。


「まさかこれって」と僕が言う。


「ふむ。恐喝に使えるな」と推川さん。


写真部から出て来たって事は、当時写真部だった細川さんでは。


みんな同じ考えだった。


「細川さんが撮った可能性が高いのか」


「いや。まだ断定はできないが……かなり怪しいな」と推川さん。


発見された画像はSDカードからだった。


日付などはわかるが、撮影者はわからない。


「本人に聞いて白状させますかね?」


「いや、しらを切るだろうな」


「細川さんが犯人という証拠が必要ですか」


「そういうことだ」


「一応小早川さんにも聞いてみましょう」


お礼を言って写真部を後にした。


帰り際、部長が我妻さんを勧誘していた。


やんわり断ったようだ。


なぜかホッとした気分になった。


部室に戻ると、当初の予定通り、僕と推川さんは小早川さんのところへ。


電灯さんは愛美さんが登校して小早川先生と言い争った後の行動について、ネットで調べることに。


当初の予定だった屋上調査は終わったので、見上さんと我妻さんは、見上さんが電灯さんの補助。


我妻さんは自宅で、もう1度愛美さん関連の物がないか調べることになった。

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