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第44話 現状

「これからどうしようか。そういえば現状は、どうなってるんだ?」と推川さん。


「そういうのは常に把握しておいて下さい」と僕が言う。


「もちろん把握はしてるさ。ただ確認とかのためだ」


「本当ですかね」


「では進倉頼む」


「僕がですか。まあいいですけど。まずは愛美さんはどうして亡くなったかですね」


「自殺なのか、ひょっとして他殺なのかだな。そしてこれが1番の問題か」


「愛美さんが登校して小早川先生と言い争った後の行動」


「目撃情報でもあればいいんだが」


「屋上のドアですね。まあ自殺なら納得いきますが」


「もし他殺なら、屋上のドアは施錠されていて、愛美さんのポケットから鍵が見つかった。。いわゆる密室状態……と言っていいのかな?」


「あとは恐喝してたのは誰かですね」


「こちらは調べるのに苦労しそうだな。まさか銀行に協力してもらうなんて出来ないからな」


「愛美さんの個人日記サイトを改ざんしたのは誰かですね」


「書かれてた内容が気になるな。よほど都合が悪いことが書かれていたのか」


「こんなところですかね」


「ふむ。細かいところだと、恐喝の写真の内容、個人日記サイトの改ざん前の内容とかだな」


「大きいのは5つですね。それでこれからの方針は?」


「方針?え~と、自殺か他殺かは、今の情報では判断できないから一旦保留だ」


「保留なんだ」


「愛美さんが登校して小早川先生と言い争った後の行動は、細川さんが鍵か。ただねえ」


「ですね。細川さんの発言が信用できなくて」


「そこなんだよなあ、困ったものだ。屋上のドアか。まず当時と同じかどうか。そして1度行ってみたいな」


「どうなんでしょうね」


「まず、教師に聞いてみるか」


「昔からいる教師なら知ってるかもしれませんね」


「恐喝してたのは誰かか。振り込みカードがあればよかったんだが、ないんじゃなあ。小早川さんにもう1度聞いてみるか」


「そうですね」


「次は個人日記サイトの改ざんか。電灯、どうにかならんのか?」


「無理。昔過ぎる」


「これはちょっと考えておく。恐喝の写真の内容、個人日記サイトの改ざん前の内容も同様に考えておく。以上だ」


「後は細川さんに夫経由で会うとして、本当のことを喋ってくれるかですか」


「それと藤原だな。こっちも話を聞き切れていない」


「ですね」


「では、私と進倉は小早川さんの所に。見上と我妻さんは教師に屋上のドアが当時と同じか聞いてくれ。電灯は愛美さんが登校して小早川先生と言い争った後の行動について、ネットで調べてくれ。呟きサイトとか実名交流サイトとか個人日記サイトで誰かふれていないか」


「りょーかい」


「では各自頼む」

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