第26話 再び細川さん
テストなどがあり、少しの間捜査は中断した。
ちなみに電灯さんと見上さんが成績優秀なのはわかるが、推川さんまで学年上位だった。
なんか納得できない。
放課後、推川さんが言ってきた。
「次は細川さんだな。またDMで頼んでみるか」
「1度目は来てくれましたけど、2度目は来てくれませんでした。あと、もう連絡するなと言われましたがどうしましょう」と我妻さん。
「簡単に会う方法はあるにはあるけど」と電灯さん。
「その方法とは?」と僕が聞く。
「例の呟きサイトを見ると、決まった時間に子供の送り迎えをしている。まずこれが1つ」
「この人、子供がいるのか」と僕が言う。
「その子供をちょくちょく公園に連れていっている。これが2つ目」
「前に家族という話題に反応していたのは、子供のことを気にかけたんですかね。そうなると、子供といる時は嫌がりそうですね」
「そう。だから子供がいない昼間にお話ししませんかと言う。これが1番良さそう」
「子供の名前を出すのがポイントですね。ただこれらだと我々悪役ですね」
「真実が明るみになるなら悪役で結構だよ」と推川さん。
「そうですね。念のため家族にも迷惑かけませんと、家族の言葉も入れましょう」
「ただこれらの情報は本人が自分で投稿してるからね」と電灯さん。
「では私がDMを送ります」と我妻さん。
「いや。進倉。君が送りたまえ」
「僕がですか。田所と金沢は今も繋がっている。なら細川とも繋がっているから、我々のことも当然知っているだろう。依頼者を悪役には出来ない」
「私は構いません。悪役だって、真実がわかるのであれば」
「いや。君には綺麗でいてもらいたいんだ。その方が都合がいい。進倉。頼むぞ」
「わかりました」
「はじめまして。私は○○高校ミステリー研究会の進倉と申します。細川さんにお会いしてお聞きしたいことがあります。子供の送り迎えの無い昼頃でいかがでしょうか。家族にも迷惑かけたくないので」とこの内容でDMを送った。
「連絡しないでって言ったでしょう。子供のことを出すなんて卑怯よ」と細川さん
「そういうつもりで言ったんじゃありません。子供のいない時間の方が話しやすいと言ってるだけで」
「じゃあ明日12時30分に、○○っていう喫茶店で」
「成功ですね」と僕が言うと
「そうだな。久しぶりに全員で行くか。ところで○○って喫茶店どこだ?」
「僕も行くの?」と電灯さん
「そうだ。久しぶりにどうだ」
「別にいいけど。ちなみにここが指定された喫茶店ね」
推川さんがパソコンを覗き込み驚きの声をあげた。
「推川さんどうしました?」と僕が聞くと
「オレンジジュース600円だと……」




