第12話 3人
3人は久しぶりにオンライン通話をしていた。
「あなたたちのところにも愛美の娘たち来た?」
「来たよ。なんか大勢でぞろぞろと」
「私のところにも来たよ」
「どうする?協力してあげる?」
「別にそんな義理はないでしょ」
「同じく。1年間だけの付き合いだったし」
「そっかあ。私は聞かれたら教えてあげるけどな」
「あんた人が良すぎ。事件はとっくに解決しているんだよ。今更蒸し返されても。私たちには今の生活があるわけだし」
「私は子供がいるから、関わらないで欲しい」
「渡辺に会ったらしいよ。あの愛美のストーカーに」
「あのやばいやつか」
「今度は娘がストーカーされたりして」
「それありそう」
「あとは小早川先生と小杉を探してるみたい」
「小杉ってだれだっけ?」
「渡辺にふられて愛美にあたってた女」
「ああ~いたいた。そんなやつ」
「藤原のところにも行ったみたいだよ」
「それで?」
「警察呼ぶって言いまくって追い返したって」
「辛辣~」
「じゃあ、私たちは協力しないでいいの?」
「そうだね」
「かわいそうだけどね」
「ただ1人やっかいなのがいるから、気をつけないとね」
「ネット君?」
「そうそう」
「どんなやつ?」
「ネットで調べまくってるやつ。細かいこともほじくり返してるみたい」
「そりゃきもいね」
「でも教師も私たちからも協力を得られないんじゃ無理でしょ」
「愛美のことはそっとしておいて欲しいな。いくら娘でも」
「なんか久しぶりに話したね」
「そうだね。たまにはご飯でも行く?」
「子供いるから無理」
「そっかあ残念」
「あんたたちは作らないの?」
「いずれね」
「同じく」
「じゃあそういうわけで」
「そうだね」
「じゃあね」
会話が終わった。
「協力しないか。かわいそうに。まあ私も困るしね。今更なんだよ」




