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【第三十五話】キミと見た空とビッグバン(2)

 少女が暗黒から飛び出すその瞬間、時間はなかった。時間、世界法則、そんなものはないとばかりに何の抵抗もなく彼女は存在していた。ただ事実として彼女は空を飛び、ただの現実としてその姿を現していた。

生きていた痕跡の全てを暗き子宮の中に置いて去り、白い粘胞を衣をあたりに纏い、ありとあらゆるしがらみを断ち切ったと宣言したいとばかりに現実味のない姿をしていた。

 整った美しい顔立ち。麗しい細い腕。芸術品のような比率の、どこを以ても不快感を与えよう筈がない女性らしい曲線美。しかし少女は、それでも悍ましかった。場所を選ばずに生える触手。乳房の間の尋常ではない漆黒の巨大な瞳。浮き出た脊椎から伸びるでたらめな肉の腕。絹のように滑らかな肌が境界線もなく、爬虫類のような細かな鱗へと変わっている。

 一目見れば惚れ惚れする美麗な少女は、瞬きすれば化け物としか思えなくなる、この世界の不条理。彼女は全てを置き去って、この世の穢れから―この世の存在資格すらも捨てて人間ではなくなってしまった。


俺はなにを思ってか、涙を流した。


「ごめん…」


泣いた、という感覚とそれに集まっていく感情が先に来て、涙の触感や温度は感じなかった。こんな風に、時が止まっているなんて知りたくはなかった。ただ事実として、悍ましい化け物が出現したとだけ解ればよかったのに…俺は化け物の元を知っている。

 あの幻の中、灯台で思い詰めた少女がこうなった。否定したいが、そんなことはできなかった。いやというほど実感した。

 あんなに窮屈そうに、あんなに寂しそうに、あんなにも不自由に溺れていた彼女が、こんなにも自由に、こんなにも笑って、こんなにも世界を泳いでいる。そう言うと、今俺のしているのは嬉し涙だと思うかもしれない。けれど、それは絶対に違うと否定できる。


 こんな姿を求めてはいなかった。化け物になってまで、こんな姿になってまで暗黒から抜け出してほしいとは思わなかった。人間のまま、少なくとも人の姿のままこの世界で会いたかった。両足で地面に立って、両目で世界を視て、両腕で抱きしめてほかった。俺と同じような体で、俺と同じような世界の感じ方をしてほしかった。

もしそうだったのなら、俺はきっと彼女を救えただろうか?


 一瞬、迷いに結論を出させないかのように時間は動き出した。視界にフィルターをかけるように、少女のいた朱い暗黒が徐々に現実と同期し、世界は何事もなかったかのように秒針を刻み始める。そして視界や時間の感覚がゆっくりと解かれ、緩められていくのが分かる。緊張さえも解きほぐされる。だがその代わり、うつつな気持ちが俺の脳に染み込んでいった。


 きっとレクレスやルカウェイにとっては、一瞬の出来事だったんだと思う。漆黒の怪物の腹が割れて、純白の化け物が現れる―そのコントラストを一瞬で知れただろう。…さぞ破滅的な美しさに浸れたことだろう、と思って、俺は彼らが羨ましくなった。


 「馬鹿野郎ッ!」裏拳、誰かの拳が俺の胸に当たって、転んでしまったかと思えばそのまま後方に3m吹き飛んだ。

視界がぐらりと揺れ、方向感覚と一緒に滅茶苦茶に乱される。物理的衝撃を伴う物質的な触感は、神秘的な魅了に呑まれた俺を覚ます気付け薬には充分な現実感だった。だが、胸に少し痛みが残り、咽せた。

こんな荒療治をしてくれる名医は、俺は一人しか知らない。というか、一人しかいてほしくない。

「フルトーさんッ!」

彼―フルトーさん以外にも、レクレス、青い戦士もいて、各々が防御の姿勢を取って俺を囲んでいた。

「いいか、絶対に離れんなよッ!」

彼は危機感を伝える為に声を荒げていたのはいいが、今回は焦りの感情が伝わった。彼にとっても戦場のギアが上がったという認識なのだろう。


 三人の歴戦の戦士達による壁の合間を通り抜け、笑い声が耳元に届く。嬉しそうで、楽しそうで、こんな状況だからこそ誘われるその笑い声に腹が立つ。ふざけてるんじゃない、と心の中で小さな種火が現れる。

「ンっ…」これ以上聞きたくなくて、俺は片方の耳を塞ぐ。

「耳鳴りか」

「えっ…」図星、というよりもフルトーさんに言い当てられた違和感に俺は驚く。

「笑い声聞こえるよな、さっきから。だが誰も笑ってなんていないんだぜ」

こういう場面の彼には珍しく、自嘲気味な笑みを浮かべていた。

「ようやく『ようこそ』って言いたいね」

そんなの言葉が合わない。それじゃあまるで、今までずっと聞こえていたかのような…

「いったい…"いつから"聞こえてるんですか?」

「…そんなのはどうだっていい。声に耳を貸し続けるか、耳を遮るか、その選択をしておけ」

その選択肢でいったら、あんたはどっちを選んだんだ―脳が耳鳴りを事実として受け止める度に、この負荷を処理し続けていたフルトーさんの正気が気になる。

 今まで彼は誰の、どのくらいの声を聞き続けていたのかを想像する。毒沼を彷徨う亡者の声、吊るされた骸の声、貪られた少女の声、生溶肉スライムとして混沌となった声。人間の意識が、人間でなくなった存在の声。存在が、自意識が、自我が捻り混ぜられた唸るような音。人の形で、人外のものが聞こえる。それがどういうものなのか、どんな苦行なのか、想像してしまうとそれを受け止め続けたフルトーさんの中身を想像してしまう。最も身近で、最も確立されていて、最も人間的な―人外。

俺は立ちあがれないまま、より一層足が竦んでもフルトーさんの足を掴む。

「あなたはっ…!」

彼と目を合わせたくない。彼と目を合わせて、彼に疑う俺の目を見てほしくない。俺の中ではずっと彼に強大な存在で、無条件で頼れる人であってほしいし、俺はそれを邪魔しない無害な人間でありたい。だから、俺の疑う意思はただの声として伝わってほしい。

「どっちを…選んだんです!」

知らなければ俺は俺の中でフルトーさんを頼れなくなる。俺の中で理想像が崩れるだけの、自分勝手な失望しかその先にはない。それでも俺は、彼の選択を聞きたかった。

 少し、間が空く。俺の声を受け止めてくれなかったのか、受け取た上でどうするのかを考えてくれるのか。それとも目の前で泳ぐ巨大な化け物への考えを巡らせているのか。

彼だけが考える時間が流れる。

「邪魔だ、どけろ」呆れたような口調で、彼は踵を振って俺の手を振りほどく。

「俺は…そうだな」彼は目を閉じて、盾として構えていた大斧を手放し「自称"善人"だ」とだけ言って化け物に斬りかかっていった。


【 】


 化け物―話に聞く《白無垢の聖女(ゲーダァド・セーメル)》の飛び出した暗黒は幸いなことに未だに暗黒のままで、ありもしない海に留まっている。その海の上をフルトーは走る。何の障害もないように素早く、あろうことか加速し続けている。身を屈め、鹿の仮面を鼻先に流線形のフォルムに移行し、じじじと風切り音を放ち始めている。

 空を泳ぐ《白無垢の聖女》も、水面を駆ける異物に注意が向け始める。その瞬間、化け物の顔の両目と胸の瞳が一点に集まった一瞬の頭に彼は姿を消した。彼は次の一瞬には影だけを残し、刃を持つ光が化け物の腕を切断した。断面は綺麗で、骨肉がステンドグラスを造っている。おそらくは刃に凍結魔法を付与して、再生を阻害するつもりだったのだろう。

 傷口が凍ったせいで流血はしない。出血によってどうこうなる相手ではないので、その点は問題ない。問題は彼の剣の方だ。彼の持つ黒の儀剣は緋鈍連鋼(アカヴィレウム)という特殊な合金素材で構成されており、ほどんと折れず刃こぼれもしないだろう強靭な素材であるものの、それが持つ特性が仇と成った。フルトーの使った凍結魔法は作用として冷却方面で急激で強力な温度変化をもたらすものであり、それが緋鈍連鋼(アカヴィレウム)とは相性が悪い。魔法単体が表層として構築される魔法鍍金エンチャントであっても緋鈍連鋼(アカヴィレウム)の特性に負け、"ノリ"が良くない。相当馬鹿げた出力でなければ一度限りの使い捨てだ。そんな風に攻撃するごとに一々魔法鍍金エンチャントを再び施していては、時間や手間、魔力の消耗が馬鹿にならない。感覚や理論として既に問題を把握していたフルトーではあるが、実際に起きたことでもう一度この手を使うことはないだろう。凍結剣というのは確かに結果を残しはしたが、彼の選択肢とは選ばれないものと考えた方が良いだろう。

 儀剣でこの程度な以上、より火力を求めて大斧を使いたい彼ではあるが、その大きさからして腕や脚の末端程度しか斬り落とせず、且つ先ほどの一撃で化け物は腕への警戒が強まっていることからこれも上手くいかないと予想している。

それでも、"賭け"をやるしかなかった。

 腕をどばんと斬り落とされた『白無垢の聖女』は苦しみ悶えた。傷跡を抑え、両目をかっと開いて叫んだ。怒りが収まらない化け物は胸に腕を寄せ、なにかを唱えたかと思えば胸の瞳が光り出し、その周囲を文字の輪が廻った。フルトーはその文字と青白い光に見覚えがあった。かつて戦った異形の司祭、彼女の眼球が帯びた光と同質であると彼は判断した。つまり、「魔法が飛んでくる」。

文字の間に火花が飛び散り、輪がプラズマのように鳴き出した次の瞬間、化け物は瞳がを覆っていた腕をどけ、光の奔流を解き放った。確かに同質。同じ魔法ではあるものの、使用者の規模の違いもあり威力は別次元。直径は最大でも十メートルに迫ろうかという巨大な光柱が光線として焼き尽くそうするのだ。当たったらひとたまりもない。流石にこの規模の攻撃を防ぐ手段など持っていない彼が取った行動は単純で、化け物が脱ぎ捨てた外殻―枯れ森の怪物の亡骸を壁にしたのだ。

 化け物の放つ光線はあまりに強かったのか、魔法の常識としては異例な事態として怪物の亡骸を押し始めていた。おそらくは単純な魔術ではなく、別の技術も加わっているに違いないが、だとしてもフルトーの於かれた状態は変わらなかった。

 彼は怪物の亡骸、特に自らが切断した尻尾のあたりに行くと、敵がいるわけでもないのに剣を振り下ろしていた。気が狂ったのではない。不確定要素ではあるが、勝利の可能性に賭けたのだ。

 怪物の二重構造、その違和感。怪物の亡骸―蓄積された外殻にあったイレギュラー。亡骸から剥ぎ取った巨大な異形の大斧を、フルトーは構えていた。その大斧はよく見れば人の遺骸―何人もの死体が溶け合い、混ざり合い悍ましい代物であった。どこもかしこも歪で、偶然存在できているような武器とも呼べない歪んだ構造体。背骨が縒り合わせられるように細い一本にまとまり、その上には不釣り合いなほど巨大な刃がついている。刃は怪物が喰らった魂が迷い、彷徨った末にすがりついたのか、静かに渦巻いている。到底、尋常な武器ではない。それでも、フルトーはこれで戦うしかない。

 蠢く死者を慰めるように、彼は呪文を囁きながら大斧に触れる。すると薄紫色の旋風のような力を帯びる。おそらくは爪羽追虫ノガサバリ―彼の意思に追従する、自動追尾魔法だろう。

《白無垢の聖女》に再び。彼が柄を握ると、すがりついた骸の幾人かの腕が彼の手を握り返す。

『 』

「 」

なんと言ったのだろう。ひとりの男と、幾人もの少女の手が触れ、言葉のない、意思だけが交わる。

 彼の背後、覗き見るように聖女は忍び寄る。けれど襲わない。羨ましそうに、感傷に浸るように、あまりにも矮小なひとりの男の背に目を向けていた。

フルトーも、その視線と意味に気付いた。少しの間、自ら動くことはせずに待ち合わせていた。しかし、どれだけ経っても待ち人はこない。踏み出す勇気がないのか、踏み出せる理由がないと解っているのか。しばらくしてフルトーは彼女の方を振り向き、視線を合わせる。

舞踏に誘うように手を伸ばし、「来いよ」―

 《白無垢の聖女》は嗚咽する。三つの腕で喉を抱え、曇る紅の眼から涙を流す。

なにかが、彼女の中のなにかが湧き上がる。彼女も、こんなことはしたくないのだろう。それでも、これは戦いだ。

「うぉ…うぉ…ウォァァァァァァァァァ!」

化け物の口から雪崩のように白いなにかが吐き出される。目を凝らせば、どうやらそれは色を失った亡者の少女たちであった。

 フルトーは静かに、その雪崩を― 生気を欲する魂たちを視界にとらえ、その流れを計算していた。彼の知りうる中で最も単純で効果的な演算の結果、勝機を見出していた。

 彼は大斧を握り、その先で地面に円を描く。素早くもう一周、円を描く。より素早くもう一周。更に素早く。更に上。その上の上。彼は遠心力を使い、超重量の大斧を振り回せていた。単に持つよりもずっといい、らしい。

 吐き出された彼女らは貪欲に欲するように手を伸ばし、フルトーを迫るが決して辿り着かない。寄る辺を見つけた魂の渦巻きに食い破られ、白い雫となって浅瀬に消える。どれほど続いても、彼の回転を雪崩は突破できない。

 化け物は口を抑え、うねり苦しむ。吐き出しきれず、体内で魂が暴れているのだろう。痛みから逃れる為に、化け物は泳ぐのを止め、空を蹴ってもがき苦しむ。うずくまり、頭を振り、駄々をこねる子供のように純粋に苦しむ。その苦しみの中、化け物は壁を蹴ってしまった。壁を蹴って、自身の身体が動く明確な方向を示してしまった。あとはもう、フルトーにとっては簡単な予測に過ぎない。

 一瞬、苦しむ彼女の瞳に、彼が映る。回転を止め、溜まり続けた力が自らに飛んでくると判った刹那に、《白無垢の聖女》とフルトーの目が合う。淀みなく、見透かす企みもない澄んだ殺意の瞳が彼女を恐怖させる。

「きゃあああああああああぁぁぁぁ!」

フルトーはどこまでも静かに、発狂する彼女の全てを受け入れるように、彼自身の音はなかった。動揺も昂りも、不安も恐怖も、全てを掻き消して、心を虚無の海にして彼女の叫びを受け止めていた。

「あぁ、やるよ」

彼は大斧を持つ手を、離した。

その刹那すらも短く、次の一瞬には《白無垢の聖女》の足を鋭利な切断痕が柔らかな肌を分断した。


 【 】


 情報密度がすごい。今まで彼が見せたこともないほどのスピードで、今もこうして彼の一撃で化け物の両足を半分ほどの長さにまで斬った。力強さと素早さの両立する戦場に、俺は圧倒され、さっきから口を開けっぱなしだ。そんな風なことをされると、俺が言える言葉というのは、持つ語彙に対して非常に限定される。その中でも俺はもっとも単純でこれ以上ない言葉を口に出した。

「俺たち、要らなくないですか?」

言葉を選んで、葛藤をしながらも選び抜いた。濾過して蒸留して、これ以上ないというくらいに洗練された言葉選びをした上で、俺はそう言った。

「…うむ。確かに見事な動きだ。まさか彼があそこまで熟達した戦士だとは! このレクレス、些か慧眼に欠くな」

右前にいるレクレスが称賛する。

「そうだな。支援のしようもない。攻撃行動、被攻撃行動。視線や攻撃方向、移動方向の誘導。全てを単独でこなし、尚且つそれを貫き通す高い実力。どの動作や過程も無駄がない。恐ろしい男だ」

左後ろにいるルカウェイが分析し、驚嘆する。

「なんと言ったら良いのか…死地を恐れぬ、ひたすらに攻め続ける戦型としてはかなり理想的な動きだ」

俺の背中にいるプラガハが顎骨をカタカタと鳴らして評価する。骸骨なのは分かるが、それにしたってもう少し静かにしてほしいものだ。

 とまぁ、三人の歴戦の戦士からもこう評価されているので、その説得力にのっかってきをぬこうとしていた時、青い服の戦士が「よく見ろ」とフルトーさんの手元を指差した。

「確かに凄まじい攻勢。速度、攻撃力ともに文句のつけようがない。しかし一方で、ああして魔術で補助しなければ武器を十全に握ることも能わない。激しく動いたのだ、その分消耗が早いに決まっている」

フルトーさんの手はよく見ると薄紫に光っている。自動追尾魔法を握る手にかけて魔法の力で剣を保持し、離さないようにしているのだ。そうしていないもう片方の手を見れば彼の消耗具合がよく分かる。左手の指は、関節ごとにぷるぷると揺れている。拳を握り締める時には様になるが、無理矢理やっているだけだ。

「お前らの言う通り、死地を恐れずに果敢に立ち向かい、動作や過程に無駄のない計算尽くの戦いをしている。だがお前ら、いや、関わる者全てを不安にさせないように"利口な"虚勢の張り方をしている。身を削って、安定とは程遠い極限の選択をしている。たとえば最初、奴は凍結魔法で剣を凍らせたが、あれは相手に恐怖の恐怖を強める為で、出血させたままの方がよかった。叫んでいたように、あの化け物は多少の痛みは感じるからな。翻弄したさに運動量を増やしたのもそうだが、無理のし過ぎだ」

「だが、結果的にはああして腕と両足を斬り落とせているぞ」

「結果を出しているのは見事。だがどうだろうな。攻めあぐねていたところを、強引に切り開いているようにも思える。お前のような弓手にはあまり関係のないことだが、あの化け物のような超大型の魔物と戦うには心得の有無が大差を生む。奴の様子を見るに、心得は感じるが、その実践は最近していない―むこうみずが過ぎる戦い方だ」

青い服の戦士は一呼吸置き、「確かに、彼は強い。しかし、彼だけに全てを任せるわけにもいかないだろう。我々も、彼に劣らぬ戦いをしなければならない。そうでなければ、彼はきっとこの戦いで"潰れる"」と戦うフルトーさんの身を案じているようだった。

思いがけず、無意識に緊張の糸を張り直した。 

【あとがき】

 何時頃に投稿するのがいいんでしょうかね? 五時とかの夕方か、もしくは深夜か。読みやすい時間帯とかあるんですかね?


至らぬ点ありましたら、どうぞご意見お願いします。


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