046:女神なんかじゃない
「はるか太古…ロロロニカという女が不老不死の秘術を完成させた…」
ココは傷だらけの身体をアーロンに預け、魔王城の地下で知った真実を語り始めた。
「神は世界の摂理に背いた彼女に怒り、自害を促した。そのとき地上に降臨したのがこの剣だ」
オオムガもなんとか自力で立ち上がり、ココの話に耳を傾けている。
「ところが、彼女は自らの秘術をわざと不完全な形で世に広め、裁きの矛先を変えた」
「それが魔族のはじまりか…」
「そして彼女は姿を隠し、女神を騙り、何万年にもわたって世界を弄んできた…」
「何万年…この世界の歴史よりはるかに長い…旧世界説か…」
「そうだ。彼女にとって不都合な情勢となった世界は文化も歴史も徹底的に破壊された…」
「どうやって?」『それはいまから実演してあげる』「ロロロニカ!」
『ここまで私の正体に迫れたのはこの世界が初めてよ。気が済んだかしら?』
「女神なんかじゃないとは思ってたが、とんだ極悪人だな…」
『心外だわ…私はただ永遠に世界を観察したいだけなのに…』
「来るぞ…奴はあの女の命令で真の力を開放する…かつて世界を制した最強の古代生物…黒龍!」
「黒龍…まさか!?」「そのまさかじゃ」
いつの間にかオオムガの身体を出ていたダダムス…彼の小さな身体が不気味に蠢いた!
続く
ロロロニカ
はるか太古の時代から何万年も生き続けてきた、美しく偉大な魔法使い。
永遠に世界を観察したいという目的のために不老不死と千里眼を編み出し、
神による剣の裁きを逃れるために魔族という存在を生み出した。
歳:計測不能
髪:オレンジのロング
瞳:黄色
背:170弱
胸:おおきい
特:不老不死、千里眼、天の声(それ以外の魔法はほぼすべて忘却)
好:世界観察
嫌:退屈、自分に逆らうものすべて
ゴザ
ロロロニカから不完全な不老不死を授かった最初の魔族。彼女との関係は不明。
彼女の正体と千里眼の弱点を見抜き、自らの目と耳を潰して
彼女の目が届かない地下空間を作り上げ、肉体が朽ちた後も来訪者を待ち続けていた。
歳:不明(肉体は何万年も前に風化)
体:不明
瞳:不明
身:不明
特:不明
好:不明
嫌:不明




