38/51
038:出まかせ
オオムガとココの復活は女神にとって頭の痛い問題だった。
彼女は平静を装っていたが、ダダムスは彼女の言葉の端々からそれを察していた。
「わざわざ大騎士を追手に出させるなんて…オオムガって奴はそんなに?」
ネネロは困惑するササーベルに構わず、彼の皮膚上のダダムスに話しかけた。
「予想外の化けっぷりではある…だが剣の持ち主としての適性はおぬしの方が上よ」
「当然さ…この剣は僕の運命そのもの!他の誰にも使いこなせない!」
「運命か…確かにおぬしは…」『………』「いや…」「?」
(おぬしはあの女そっくりじゃ…己の欲望で世界を壊したあの古き人間の女に…)
森の中ではオオムガとラライオの激闘!
「力!技!魔法!その万能さ勇者のごとし!」「まあな…俺だって元勇者だ…」「ガハハ!」
オオムガはとっさの勢いで自嘲的な出まかせを言ってみせたが、
その瞬間、あることに気付いた!(まさかこいつら…あるいは勇者も…?)
オオムガは短期決着を狙い、次の一手に賭けた!まずは自分の足にオニロック草を巻き、
全魔力を注いだ風魔法でラライオを数メートル上に吹き飛ばした!
そしてすぐに蔓を斬り、近くにあった彼のプレートを拾い、
落ちてきたところをフルスイング!オリハルコンで守られていない腹部に!
「がはあっ!」
続く
キャラ紹介:やすみ




