037:いい漢だ
ココはアーロンが開けた穴から魔王城の地下に潜入…
アーロンは土と同化し、まるで見えないドリルのようにモリモリとトンネルを伸ばしていく…
ココは地中に入った時からずっと目を閉ざしていたが、それにはもちろん理由があった。
(あの女の千里眼にも弱点はある…誰も見たことがない場所は見ることができない…)
それに、今のアーロンは目に頼らずとも自身の位置や進む方角を把握できるので
迷う心配もなかった。「アーロン…地上の足音で魔将の位置を把握できるか?」
アーロンは土の中から手だけを伸ばし、ココの背中にさっと丸を描いた。「ひゃっ!」
オオムガは皇帝軍を追い越し、まっすぐ魔王城を目指していたが、
空飛ぶオリハルコンプレートの兵士数人に追われていた。
「女神の差し金か…人間との戦いは極力避けたいが…」
オオムガは進路を変えて急降下し、そのまま森に低空飛行で侵入すると、
背後に小さな粒を何個かばら撒いた!アヴラで調達したオニロック草の改良種だ!
種は木や地面にぶつかった衝撃で発芽し、兵士たちは蔓に巻かれ墜落!
…だが、これで終わりではなかった!「いい漢だ!俺の拳で粉砕してやろう!」
大騎士の一人ラライオ!体内に無理矢理オリハルコンの骨格を移植した肉体派だ!
続く
ラライオ
大騎士の一人。新兵時代から怪力の持ち主として有名だった。
アヴラ国内でオリハルコン技術が急速に発達してからは埋もれがちだったが、
体内にオリハルコンの骨を移植するという荒業で大騎士の仲間入りを果たした。
歳:36歳
髪:赤
瞳:黒
背:200ちょっと
特:オリハルコン格闘術
好:力比べ、我慢大会、早食い競争
嫌:パズル、クイズ




