031:ひとかけらの遺志
あれから何日後のことだろうか、
いつの間にか意識を失っていたオオムガは不意に目を覚まし、ベッドから転落…
「…気が付いた?アタシはジジル。一応医者よ」「…ここは?」
「この村かい?カンブリ国のトバ村だよ」「そんな遠くに…」
「アンタこそどこの誰なんだい?なんか胸のとこに可愛い」「魔獣だー!!」
「マジかい!この国に来てる勇者さまとやらは何してんだよ!」「勇者?」
「アンタは隠れて!治療費を払うまで死ぬなよ!」
カンブリは小国だが、そのぶん民の自衛意識は高く、
この村もほとんどの大人が武器を手に応戦…ジジルも元軍医の経験を生かし、
ボウガンで魔獣を迎撃…しかし!
「でけえ…」滅多に現れない大型の魔獣…!村は壊滅の危機!
そこに何者かが魔獣の脚に強烈な斧の一撃!オオムガだ!「アンタ!?」
オオムガはジジルのボウガンを奪い、苦しむ魔獣の両目を狙撃!
そして最後に強烈な電撃魔法!魔獣は全滅…!
やはりオオムガは超人なのか?厳密には違う!
ノノクとの戦いでかろうじて残った最後の心臓…それがあの三人のひとかけらの遺志となり、
残る力のすべてをオオムガに託したのだ!
その証として、彼の胸には小さなハートのタトゥーが三つ…!
「みんなありがとう…こんな俺に…」
続く
ジジル
カンブリ国のトバ村でただ一人の医者。サバサバ系のべっぴん。
かつては軍医だったが、魔族との戦いで婚約者を失い退役。
一日の終わりに必ずタバコを一本吸う。それは亡き人の思い出のFlavor...
歳:29
髪:赤のポニテ
瞳:茶 (メガネ)
背:170ちょっと
胸:おおきい
特:医術、ボウガン
好:ジョギング、タバコ
嫌:魔族




