032:クーデター
翌朝、オオムガはジジルの診療所を出た。
「急いでるなら止めはしないよ。治療費は十分もらったし、傷が開いたらまたおいで」
「ああ、ありがとう…」オオムガはあえて多くを語らず、魔法の騎馬で颯爽と村を後にした。
数日後、オオムガはカンブリの都ディコで情報収集…
「勇者ならもうこの国にはいないぜ。国王の紹介でアヴラ帝国の大騎士になったんだ」
(いままでとやり方が違う…ダダムスと女神は何を…)
「魔王城でもクーデターが起きたって噂だし、これを機に攻め込むのかもな」
「クーデター…」
「ココ様は精神を病んでしまわれた。しばらく休んでいただこう」「魔族のため、やむなし」
クーデターの首謀者はシシルクとガガンデ!さらに花の魔将ママレードと死の魔将カカタカ!
「アヴラに勇者がいるんですって?蹂躙した~い♪」「カタ…カタカタ……」
「ビビッド、森の見回りを頼む」「あーい…」ビビッドは不本意ながらも彼らに協力…
そして、玉座には鎖で縛られた瀕死のココ!足元には震えるアーロンの核…!
『無様ね…私が手を下す前にこうなるなんて…』「………」
女神の挑発的な囁き…しかしココにはもはや反応する気力も残っていなかった。
『でも、もうすぐ楽になれるわ。新しい勇者が必ずあなたを殺すから…』
続く
花の魔将ママレード
その名の通り草花や植物を自在に操る魔将。高飛車なサディスト。
植物を兵士のように操ったり、鎧のように纏わせて自身の強化も可能。
魔族の中では思いのほか珍しい食人種であり、一日に三人は食べる。
歳:200歳以上
髪:赤と紫と白のロング
肌:緑
瞳:黄色
背:170弱
胸:おおきい
特:植物操作
好:若い人間(食料として)
嫌:植物に悪いものすべて
死の魔将カカタカ
分厚いローブに身を包んだ小さな魔将。ガガンデと並ぶ謎魔将の双璧。
身の丈より長いドクロの杖を常に持ち歩き、カタカタと鳴らす。
彼自身は喋らない。数千の死霊やゾンビの軍団を自在に使役できる。
歳:推定300~500
髪:不明
肌:不明
瞳:黄色い光
背:80ちょっと
特:アンデッド召喚
好:静かな場所
嫌:人間、杖を触る奴




