27/51
027:三つの心臓
鳴りやまぬ拍手と歓声の中、ノノクは全魔族の頂点に立った。
ココは己の無力を悟り、甘んじてこの現実を受け入れようとした…その時だった。
処刑台のそばに設置されていた檻の中から、黒い炎が大きな渦を巻いて噴出!
「やめろおおおおーーーーー!!」オオムガの絶叫!「自爆!?いや違う…これは…!」
次の瞬間!炎をかき消して現れたのは、全身が黒く変色し人外の姿へと変貌したオオムガ!!
胸部には三つの心臓のような塊が不揃いに埋め込まれ、バラバラに脈を打っている。
「わしの存在を軽視しとったな…おぬしの第六感が全能ではない証拠よ…」
「中身はあのトカゲか…取るに足らぬ使い魔と思っていたが、あの姿はもしや…」
「いまここで大切な駒を減らしたくはあるまい?サシで勝負じゃ」
オオムガの肉体を支配したダダムスは大きな翼を広げ、城の上空に展開!
ノノクは人骨の戦闘機でこれを追い、二人は音速で空の彼方へと消えた…!
将兵たちがざわめく中、ようやくココは身体の自由を取り戻した。
彼女は真っ先にオオムガ一行の檻へと向かい、その中で無残に横たわる三つの遺体を発見!
リリュード、モモカ、ババロア…
彼らの胸には大きな穴…まるで心臓をえぐり取られたように…
続く
キャラ紹介:やすみ




