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端材の神様 〜魔道具職人見習いの練習作品は、なぜか依代になる〜  作者: ヅダスキー3世
第一章 作業台の上の神様

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第七話 力を貸して

 枯れ葉の塊が、ふわりとほどけた。

 

 何枚もの葉がレイナの左肩から背中、腰、脚へと、くるくる回りながら滑っていく。乾いた葉が擦れる音が、耳のすぐそばで鳴り続けている。

 体から、重さが抜けた。

 

 胸当ても、籠手も、脛当ても、ちゃんと身についている。それなのに、まるで全部が薄い布に変わったみたいだった。踏みしめていたはずの石の床が、足の裏から少し遠い。

 

 目の前で、灰色の甲殻が回っている。

 

 次の瞬間、レイナの背中のほうから風が吹いた。

 

 耳の奥で、ごう、と低い音が鳴った。地下の通路で聞くはずのない音だった。山の尾根に立ったときに、谷底から吹き上げてくる風の音に似ている。

 肩の上で切り揃えた髪が、一斉に前へなびいた。壁の継ぎ目に溜まっていた砂が巻き上げられて、ライトの光の中で白く渦を巻く。

 

 狭い通路の空気が一度にまとめて押し出されたような風だった。枯れ葉が何枚もレイナの横をすり抜けて前へ飛んでいく。

 風は岩甲虫の甲殻の側面にぶつかる。

 

 転がる巨体が、わずかに傾く。

 傾いたまま右の壁へ乗り上げ、欠けた切り石の角に甲殻を擦りつけて、火花と石の粉をまき散らす。

 

 壁を半分這い上がった甲殻の縁が、レイナの顔のすぐ横を通る。

 

 考えるより先に、体が左へ逃げていた。

 普段なら絶対に間に合わない距離だった。つま先で床を軽く蹴っただけで、体が風に押されるみたいに横へ流れる。壁から突き出した切り石と、甲殻の縁の間の、ほんのわずかな隙間に、すっぽり収まる。

 

 髪の先が、甲殻に擦れて一本切れた。

 頬のすぐ横を、熱が通り過ぎる。石と石を擦り合わせたときの、焦げたような匂いが鼻を刺した。足の裏から、巨体が床を叩く振動が骨まで響いてくる。

 

 岩甲虫は壁を這い上がった勢いのまま、ぐるりと半回転する。

 天井をかすめ、床に落ち、来た方向へ転がり戻っていく。重たい音が、階段の部屋のほうへ遠ざかる。

 

「……え?」

 

 後ろでリツのかすれた声がした。

 

 振り返ると、リツが尻もちをついたまま、口を開けてこちらを見上げている。弓は床に落ちたままだ。

 通路の先へ目を戻すと、トオルが盾を構えたまま固まっていた。

 

「レイナ、今の、何」

 

「分かんない」

 

 本当に分からなかった。

 

 左肩を見る。

 さっきの枯れ葉の塊が、またそこに浮かんでいた。体の葉っぱを全部戻して、くるりと丸まって、二つの小さな目でこちらを見ている。

 

 かさ、と一度だけ鳴った。

 

「みんな、通路を抜けて! 階段の部屋へ出る!」

 

 カナメの声で全員が我に返った。

 

「あいつ、部屋のほうへ転がってった。狭いところで二回目をやられたら、今度こそ避けられない。広い場所で迎える!」

 

「了解!」

 

 トオルが先頭に立って走り出す。リツが弓を拾い、レイナの横を駆け抜ける。カナメが最後尾から、短杖の先に炎をともした。

 

 レイナも走る。

 体はまだ軽い。一歩ごとに床を蹴った足がふわりと遅れて着地する。気をつけないと前のリツを追い越してしまいそうだった。

 

 通路の出口の向こうは、八層への階段がある大部屋だった。

 

 天井が急に遠くなる。

 四方の壁に沿って太い石の柱が並び、その上で、半円のアーチがいくつも重なり合っている。床の中央にはすり減った巨大な円形の模様が彫り込まれていた。何を描いた模様なのかは、誰にも分からない。

 部屋の奥の壁際に下りの階段が黒い口を開けている。その手前の踊り場で、帰還用のポータルの石の円が、淡い青白い光を放っていた。

 

 ライトは部屋の四隅に一つずつしかない。光の届かない真ん中のあたりは、苔の光でぼんやりと浮かんでいるだけだ。

 

 その薄明かりの中に、岩甲虫がいた。

 

 丸まっていた体をほどいて、六本の脚で床に踏ん張っている。甲殻の側面にさっき壁に擦った白い傷が走っていた。頭を低くして、また丸まる準備をしている。

 帰還の光は、その巨体の向こうだ。四人で走り抜けるには、岩甲虫のすぐ脇を通らなければならない。

 

「トオル、正面! リツは右の柱の陰から! レイナ、私と左!」

 

 カナメの指示が飛ぶ。

 

 トオルが盾を構えて、岩甲虫の正面に立つ。今度は部屋が広い。転がってきても横へ逃げる余裕がある。

 盾の縁の魔石にトオルが魔力を通す。表面が淡く光る。

 

 岩甲虫が丸まって、転がり出す。

 

 トオルは真正面からは受けなかった。盾を斜めに構えて、ぶつかる直前に半歩だけ横へずれる。甲殻が盾の表面を滑って、トオルの体の横を通り過ぎていく。

 勢いの余った甲殻が柱にぶつかって、鈍い音が部屋じゅうに響く。柱の表面から、古い石の粉がぱらぱらと降った。

 

「今!」

 

 リツの矢が飛ぶ。

 甲殻に弾かれる。乾いた音がして、矢が床に転がる。

 

 カナメの炎の礫も、甲殻の表面を焦がしただけで消える。

 

 レイナは左から回り込んで、短槍を突き出した。

 柄の魔石に魔力を通す。かすかに震える穂先が、甲殻の継ぎ目を狙う。

 

 入らない。

 

 継ぎ目が狭すぎる。穂先の先端が少し食い込んだところで、硬い縁に挟まれて止まった。

 岩甲虫が体を揺すって、短槍ごとレイナを振り払おうとする。レイナはとっさに柄から手を離さず、後ろへ跳んだ。軽い体が思った以上に遠くまで流れる。穂先が継ぎ目から抜ける。

 

 岩甲虫は柱から体を離すと、また丸まって転がり出した。

 

 二度目。トオルが盾で流す。三度目も流す。

 四度目で、トオルの足がわずかに滑った。盾の縁が甲殻に引っかかって、腕ごと持っていかれそうになる。トオルは歯を食いしばって踏みとどまったが、盾を構え直す腕が小刻みに震えていた。

 

「トオル、腕!」

 

「まだいける!」

 

 声だけは元気だった。

 

 リツが矢筒に手を伸ばして、一瞬だけ動きを止める。残りの本数を数えたらしい。カナメの短杖の先の炎も、さっきより小さくなっていた。魔力を使いすぎると、帰りの体力まで削れる。カナメはいつも、そこを一番気にしている。

 

 このまま流し続けても、先に削れるのはこっちだ。

 

 左肩のあたりで、かさかさと葉が鳴る。

 

 見ると、枯れ葉の塊がレイナの肩から少し離れて浮かんでいる。

 丸まった体の縁から、一枚だけ葉を伸ばす。それをすっと横へ払う。

 

 もう一度、払う。

 それから岩甲虫のほうを向いて、体ごとぐるりと一回転する。

 

 何かを切れと言っている気がした。

 でも、何で。この短槍では甲殻の継ぎ目に入らない。

 

 枯れ葉の塊がもどかしそうに葉を何枚もばたばたさせる。

 それからレイナの右手の短槍を指すように一枚の葉を伸ばし、次に自分を指すように丸まって、最後にまた横へ払う。

 

 短槍。自分。払う。

 

 ……力を貸すってこと?

 

「……お願い」

 

 小さく、声に出していた。

 

「力を、貸して」

 

 枯れ葉の塊が、一度だけ大きくかさりと鳴った。

 

 短槍を握る右手の周りに、風が巻きつく。

 

 穂先の周りで空気が細く速く回り始める。目には見えない。それでも渦の中に巻き込まれた砂粒が、穂先を囲んできらきらと光っていた。

 

 岩甲虫がまた丸まりかけている。

 

 レイナは短槍を岩甲虫に向けて振り抜いた。

 

 穂先は届いていない。距離はまだ三歩以上ある。

 それなのに、振り抜いた軌跡のまま、何かが飛んだ。

 

 細い、空気の刃だった。

 

 刃は甲殻の継ぎ目に吸い込まれるように入って、そのまま奥まで裂く。

 岩甲虫の体がびくりと跳ねる。丸まりかけていた体が、途中で止まった。継ぎ目がぱっくりと開いている。

 

「開いた!」

 

 リツが叫んで矢を放つ。

 

 今度は弾かれない。開いた継ぎ目の奥へ、矢が深く刺さる。

 カナメの炎の礫が同じ場所へ飛び込む。中で何かが焦げる匂いがした。

 

 岩甲虫が悲鳴のような軋みを上げてのたうつ。

 その頭の上へ、トオルの剣が振り下ろされた。

 

 部屋が、静かになった。

 

 岩甲虫は六本の脚を縮めたまま、動かない。

 甲殻の継ぎ目からはまだ細い煙が上がっていた。

 

 レイナは短槍を下ろす。

 穂先の周りの風がいつの間にかほどけて消えている。体の重さも少しずつ戻ってきた。床が足の裏に近くなる。

 

 膝から力が抜けて、その場にしゃがみ込む。

 

 短槍を握っている右手が、勝手に震えていた。止めようとして左手で押さえると、左手も震えていた。

 さっき、顔の横を甲殻が通った。あと指一本ぶんずれていたら、と考えかけて、レイナは目をつぶった。考えるのは、あとにしよう。

 

「レイナ!」

 

 リツが駆け寄ってくる。

 

「大丈夫? 怪我は?」

 

 リツはしゃがみ込んだレイナの肩を両手でつかんで、顔をのぞき込んだ。その目が、少し赤い。

 

「ごめん。私が転んだから」

 

「転んでないよ。ちょっとつまずいただけ」

 

「同じだって」

 

 リツはそう言って、レイナの首に腕を回した。弓を背負ったままなので、弦が頬に当たって痛い。それでもレイナは、何も言わずにしばらくそのままでいた。

 

「ない。……たぶん、どこも」

 

 自分で言って、自分で驚いた。

 あの甲殻が顔の横を通ったのに、かすり傷ひとつない。髪の先が一本、切れただけだ。

 

 トオルとカナメも集まってくる。四人で部屋の真ん中の円形の模様の上に座り込んだ。誰もしばらく何も言わなかった。

 

「ねえ」

 

 最初に口を開いたのは、リツだった。

 

「さっきの風、レイナがやったの?」

 

「私じゃない」

 

「じゃあ誰」

 

 レイナは左肩を見た。

 枯れ葉の塊はそこにいた。部屋の高い天井を小さな目できょろきょろと見回している。

 

「……神様、だと思う」

 

 三人が顔を見合わせた。

 

「神様って、依代の?」

 

 カナメが慎重な声で聞き返す。

 

「たぶん。ここに、いるの」

 

 レイナは自分の左肩を指さした。

 三人の視線がその指の先に集まる。リツが目を細めて、トオルが首をかしげて、カナメは眼鏡を押し上げた。

 

「何も見えない」

 

「うん。私にしか、見えないみたい」

 

 枯れ葉の塊は自分のことを話されているのが分かったのか、くるりと一回転した。

 

 レイナはそれが出てきた場所を思い出す。

 音がしたのは左の耳のそばだった。左の耳にはあのイヤリングがある。

 

 指先で耳たぶに触れる。

 飴色の木の葉はちゃんとそこにあった。戦いの間じゅう、落ちもせずに。

 

「……このイヤリングに、入ってたの?」

 

 枯れ葉の塊に向かって、小さく聞く。

 

 かさ、と鳴った。

 それからふわりと浮き上がって、レイナの耳元まで降りてきた。木の葉のイヤリングの周りを、ぐるりと一周する。

 

 それがはいの意味なのか、ただ飛び回っているだけなのかは分からない。

 でもイヤリングの周りを回るときだけ、動きがやけにゆっくりだった。気に入った物を眺めているみたいに。

 

「ありがとう」

 

 レイナは枯れ葉の塊に向かって言う。

 

「助けてくれて。リツも、私も」

 

 枯れ葉の塊はレイナの顔の前で止まった。

 そして、一枚の葉を伸ばして、部屋の奥を指した。

 

 下りの階段のほうだ。

 

「……帰りたいの? ポータルはあっちだけど」

 

 違ったらしい。枯れ葉の塊は体を左右に大きく揺すった。

 もう一度階段を指す。それから階段の黒い口へ向かって、すいっと飛んでいく真似をして、また戻ってくる。

 

 階段の下。八層。

 

「……行きたいの? 八層に?」

 

 かさかさかさ、と、さっきまでで一番賑やかな音がした。

 体じゅうの葉がぱたぱたと揺れている。

 

「だめ」

 

 レイナは、思わず笑ってしまった。

 

「今日は帰るの。カナメが欲張らないって決めたから」

 

 枯れ葉の塊はしばらくレイナの顔の前で浮かんでいた。

 それから不満そうに一度だけ小さく鳴って、ふいっと耳元のイヤリングへ消えていった。

 

「……レイナ、今、神様と何話してたの」

 

 リツが恐る恐る聞く。

 

「八層に行きたいって。たぶん」

 

「神様って、そういう感じなの?」

 

「分かんない。でも、この子はそういう感じみたい」

 

 トオルが、ふっと吹き出した。カナメが眉間を指で押さえる。

 

 そのとき、レイナは部屋の向こう側に、小さな明かりが揺れているのに気づいた。

 

 大部屋の反対側の壁にも、別の通路の入口がある。その暗がりの中で頭につけたライトの光が三つ、こちらを向いていた。

 別のパーティーだ。いつからそこにいたのだろう。

 

 光の一つが軽く上下に揺れた。会釈したらしい。

 レイナが手を挙げ返すと、三つの光はゆっくりと向きを変えて、通路の奥へ消えていった。

 

「見られてたね」

 

 カナメがつぶやいた。

 

「別にいいでしょ。こっちで片付けたんだから」

 

 トオルが立ち上がって、岩甲虫のほうへ歩いていく。

 

「それより、これの素材、剥いで帰ろう。甲殻、けっこう高く売れるはず」

 

 四人で岩甲虫の甲殻を外し、魔石を取り出す。

 リュックはいっぱいで、入りきらない分は、トオルが盾の裏に括りつけた。

 

 最後に四人で踊り場のポータルの石の円に立つ。

 

 足元の光が少しずつ強くなっていく。

 視界が白く塗りつぶされる直前、レイナはもう一度左の耳に触れた。

 

 木の葉は、ほんのりと温かかった。

 

 その夜、シャワーを浴びると、右の脛に知らない痣ができていた。湯が当たるたびに、肘の擦り傷が細くしみる。

 

 髪を拭きながら部屋に戻ると、ローテーブルの上でスマホが震え続けていた。

 四人のグループトークが、帰りの電車からずっと賑やかなままだ。トオルが、真ん中がへこんだ盾の写真を送っている。「名誉の負傷」というひと言付きで。その下でリツが泣き顔のスタンプを三つ続けて押していて、さらにその下に、カナメから一行だけ。

 

『明日、反省会。あの通路はしばらく使わない』

 

 レイナは少し笑って、ベッドに倒れ込んだ。

 

 十二階の窓の外では大学の時計塔に明かりが灯っている。線路の上を最終に近い電車が光の帯になって流れていった。

 体のあちこちが今ごろになって痛い。それでも、大きな怪我はどこにもない。

 

 寝転がったまま、左耳のイヤリングを外そうとして、指が止まった。

 金具を外して、机の上の小さなトレイに置く。いつもなら、そうする。

 少し迷ってから、レイナは手を下ろした。今夜くらいは、着けたままでいい。

 

 統計の課題はまだ出していない。

 締め切りの零時まで、あと二時間。

 

 レイナはスマホを手に取って、課題のファイルではなく、オークションサイトを開いた。

 

 出品者のページ。

 SHIN。

 

 出品中の欄は相変わらず空っぽだった。終了した出品の一覧には、自分が買った木の葉のイヤリングと、ずっと前に売れたらしい小さなペンダントの写真が並んでいる。イヤリングの説明文を、もう一度開いてみた。

 

 魔石(端材)と木材の、木の葉形の片耳イヤリング。手彫りの葉脈模様入り。ニス仕上げ。

 

 それだけだ。

 神様が入っているとも、強い魔道具だとも、どこにも書いていない。

 

 この人は、知っているんだろうか。

 自分の作った物に神様が住み着いていることを。

 

 知っていて、こんなに素っ気ない説明文を書くだろうか。

 それとも本当にただ綺麗な小物として作っただけなんだろうか。

 

 あの、無口で頑固そうなおじいさん。

 レイナの頭の中のSHINは、作業台の前で背中を丸めたまま、こちらを振り返りもしない。

 

 取引のメッセージ画面を開く。

 前回の、到着の連絡と、丁寧で少しだけ硬い返信が並んでいる。

 

 その下に、文字を打ち始める。

 

『先日、木の葉のイヤリングを購入した者です。突然の長いメッセージで失礼します。』

 

 一行打って、手が止まる。

 

 信じてもらえるだろうか。

 変な人だと思われないだろうか。

 

 でも、言わないままでいるのは嫌だった。

 あのイヤリングがなければ、今ごろリツか自分のどちらかが、大きな怪我をしていた。

 

 レイナは続きを打つ。

 

『今日、ダンジョンでこのイヤリングを着けて探索していたところ、魔物に襲われて危ない場面がありました。そのとき、イヤリングから神様が出てきて、私と仲間を助けてくれました。神様が宿っていたのだと思います。』

 

『信じていただけないかもしれませんが、本当のことです。おかげで誰も大きな怪我をせずに帰ってこられました。』

 

『素敵な品を作ってくださって、本当にありがとうございました。これからも大切に使わせていただきます。』

 

 読み返して、二か所だけ言葉を直す。

 送信ボタンの上で少しだけ指を止めて、押した。

 

 画面に送信済みの印がつく。

 

 レイナはスマホを胸の上に置いて、天井を見上げた。

 左耳のイヤリングは、着けたままだ。

 

 耳元で、かさ、と小さな音がした。

 

 時計を見る。課題の締め切りまで、一時間五十分。

 レイナは跳ね起きて、パソコンを開いた。


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