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谷戸物語  作者: 播磨王65
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67話:カナダ人学生の日本旅行と佐織のシアトル留学

 神戸も港町で、潮の匂いが、心地よかったと言った。翌日は、新幹線で、大津で降りて、琵琶湖の湖畔を散歩して、再び新幹線で、名古屋向かった。名古屋名物、きしめんと味噌カツ、手羽先を食べたと言い。手羽先とビールの相性が良いと両親が話していた様だ。味噌カツは、どうだったと聞くと、味噌はちょっと、難しい味だと苦笑いした。きしめんは、美味しかったが、箸「はし」を使うのが難しかったようだ。


 その晩、名古屋に泊まって、翌日は、静岡で降りて、静岡おでんを食べたが、微妙な味だったと本音を吐いた。やはり、魚のすり身というのになれていないようだった。だた、徳川家康がいたところと言うことは、勉強して知っていたようだ。お母さんが、新幹線から見た富士山は、やはり、素敵ねと誉めてくれた。夕方、新横浜で降りて、列車を乗り換え、明日、鎌倉見物するため、藤沢に泊まった様だ。


 翌日、藤沢駅からモノレールで、江ノ島へ行ったとき、初めてモノレールの乗ったので、奥さんは、怖かったそうであったが、子供達は大喜びだったようだ。その後、江ノ島を散策して、江ノ電に乗って、海岸線を見ながら、鎌倉駅へ。その後、鶴岡八幡宮を見学して、タクシーで鎌倉大仏見物へ向かった。その大仏の大きさと、りりしい姿は、感動的だったと言ってくれた。


 その後、鎌倉駅から列車を乗り継いで、東京、上野駅に着き、スカイライナーで成田へ行き、18時過ぎのシアトルへの直行便に乗って帰路についた。何とも慌ただしい日本旅行だったという印象を持ったと話した。


 そして、シアトル留学も2週間目に入った。ワシントン大学の授業も日本の大学の授業とあまり変わらないと感じた。むしろ、友人になった、イギリス人、ケイト、デンマーク人のハンナとの休み時間の話の方が面白かった。ハンナは、北欧系で色白で肉感的なグラマーさんで、きれいな金髪でカナダの男子学生にもてもてだった様だ。しかし、ハンナ自身は、その男性達のスケベそうな目で見られるのが恥ずかしいと言った。


 もう1人のケートは、シアトルの映画は、まだ増しと言った。以前、ヒューストン、ニューオーリンズに行った時、スラングだらけの汚らしい英語には、閉口したと言い、また、治安も悪くて、気持ちが悪かったと言い、その点、シアトルは、町も自然も海もきれいだと言った。そして今週末、3人で、カナダ・バンクーバーへ列車の旅を計画した様で、ウキウキしていた。


金曜日までに、シアトルとバンクーバーの往復の列車を予約した。やがて、土曜日となり、シアトル・キングストリート駅の入口ドア近くで、6時30分に待ち合わせた。朝早いので、待ち合わせた2人は、直ぐ見つかった。


 シアトル・キングストリート駅は、殺風景で大勢の人で混雑して、ベンチにかけることすらできないほどだった。駅は、簡素でカフェも売店もなく、一刻も早く列車に、乗りたいと思った。この駅には、空港みたいにチェックインカウンターがあり、そこや自動チェックイン機で発券する必要がある。しかも受託手荷物の取扱もあり、50ポンド「23kg」までしか荷物を持ち込めないようになっている。

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