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谷戸物語  作者: 播磨王65
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20話:安く土地を手に入れる時期は、今でしょ!

 さらに、これは、私の見解だがと言い、インターネット株がとんでもない価格になっていて、完全にバブルだと思っていると言った。もし、株のバブルがはじけたら、欲をかいて、信用取引で、インターネット株を大量に買った連中が、売れなくなり、農民は田畑を手放したり、地主は、借金を返すために、安い価格で土地を手放すかもしれない。そうなったら、土地を買いたい者にとっては、千載一遇の好機となると話した。


 そこを狙うのがベストだと言い、橫浜信用金庫でも融資している人の中に、土地を担保に金を借りている人も多い、それらの人が、もし担保を手放すときには、安く買いたたかれるのは、間違いないと言った。でも、これは、あくまでも、僕、個人の勝手な想像だけどねと笑いながら言った。まー、もし、土地を売るという話が出ると、大手銀行、金融機関にいち早く情報が入るのは間違いないと言った。


 この推理が正しいかどうか、少しの間、待ったら良いよと語った。相談事って、それだけかと聞くのでそうでしとと言うと、久しぶりだから、飲もうと言い、生ビールをおかわりした。しかし、しっかり者の北川君は、入社してから、がっちり貯金して貯めただろうと聞くので、えーまーと、曖昧な返事をすると、1千万円以上貯めたのかと聞かれた。


 そこまでは、いってませんと言うと給料とボーナスを貯めることが一番安全確実と言い笑った。そして、22時となり、今日は、私が、富松先輩をお呼びしたので、飲み代は、全部、支払いますと言い、お礼を言って別れた。


 2000年4月18日、富松先輩から北川に電話が入り、今晩、ちょと話があると言われ、19時に、会社の前で待ち合わせ、橫浜駅の以前、行った居酒屋に入った。乾杯して、北川が何かありましたかと聞くと、前回話した、私のシナリオがズバリ当たったよと言い、顔をほころばせた。2000年3月に文藝春秋が光通信の携帯電話売買を巡る不正を報じたことで、同社の株がストップ安、値つかずとなった。


 3月30日の株価が78800円で4月17日、30800円ストップ安で12日間連続、ストップ安だと教えてくれた。ヤフー、ソフトバンク株も同じ様でストップ安の連続だと教えてくれた。まだ続きそうな気がすると言い、橫浜の郊外の農家の家も売りに出るかも知れないと言い、ニヤッと笑った。もし、君が安く、土地を買いたいなら、今がチャンスだと告げた。


 5月に入ると、大手証券会社で信用取引で困っている大勢の人が窓口に相談しに来ていると言う情報が、橫浜信用金庫でも話題となった。大手近郊でも売ってくれないかという相談が多い様で、支店の前に、土地の広さ、場所、価格が数多く掲示されるようになった。そこで、大手金融機関の土地、及び、古家つきの土地の売り物件の情報を昼休み見て回り、メモしてきた。


 すると100坪、古家つき農家住宅が、駅から2km、5kmで3000万台から2500万円の出物があった。駅から10kmでは、1500万円と言う物件まで現れたのには驚かされた。小机駅から2km120坪、古家つき住宅が3200万円で出ていた。

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