♥ エロフと出会う 6
トッポ:ハイエルフ
「 泣かせてないし… 」
精霊王:ホワギナロ
「 ……今にも泣き出しそうだが…? 」
トッポ:ハイエルフ
「 元から涙腺が弱い子なんだよ 」
エロフに敵意剥き出しじゃないかよ…。
男の姿をしてるトッポに嫉妬されるとかマジで勘弁してほしいんだが…。
アルト・ルキンツ
「 恐がらせて御免ね…。
兄さんは過保護な人でね、心配性なだけなんだよ。
僕は人を見る目がないみたいでね…騙され易いから…ははは……。
ニュイもチコも元気なだけだし、僕に危害を加えない限りは襲ったりしないから大丈夫だよ。
ニュイもチコも僕専用の用心棒って所かな?
ははは…… 」
何て苦しいフォローなんだ…。
トッポのフォローなんか熨斗を付けて御免被りたいね!
アルト・ルキンツ
「 それで…君の名前は?
何て呼んだら良いのかな?
教えてもらえると助かるんだけど… 」
……、……、……何でオレは生まれて初めて見るエロフに対して、こんなにも腰を低くして下手に出てるんだよ…。
素で話してぇ〜〜〜!
エルフの娘
「 ……、……リシャ…… 」
アルト・ルキンツ
「 えっ? 」
エルフの娘
「 ……、……、……ポリシャ……です… 」
アルト・ルキンツ
「 ポリシャ…。
名前を教えてくれて有り難う、ポリシャ。
これから宜しくね 」
エルフ:ポリシャ
「 は、はい…。
宜しく…お願い致します……アルト様…(////)」
アルト・ルキンツ
「 えぇと……トッポが命の恩人って言うのは、どうしてかな?
何かあったの? 」
エルフ:ポリシャ
「 あ……それは…(////)」
トッポ:ハイエルフ
「 迷子だよ 」
エルフ:ポリシャ
「 え… 」
うん??
エロフ──じゃなくて、ポリシャが碧眼の瞳を見開いてトッポを見ている??
どうしたんだ?
アルト・ルキンツ
「 迷子って? 」
トッポ:ハイエルフ
「 大森林の中にはエルフの里があるんだよ。
エルフの里がガイゴズゴブリンの群れから襲撃されたらしくてね、命からがら逃げ出したそうだよ。
無我夢中で走っていたから迷子になったらしくてね、エルフの里へ帰れなくて困っていたんだ。
見ず知らずのエルフを保護するなんて、ボクって心が広くて親切で優しいでしょ? 」
自分で言うなよ…。
どんだけ善人アピールしたいんだよ、トッポは…。
アルト・ルキンツ
「 へ、へぇ……。
里へ帰れないのは困るね。
大森林の中にはエルフの里は1つだけ? 」
エルフ:ポリシャ
「 いえ……幾つかあります…。
私が暮らしていた里は……≪ ケールナの里 ≫と言います… 」
アルト・ルキンツ
「 じゃあ、先ずはポリシャの暮らしていた≪ ケールナの里 ≫の場所を探さないといけないんだね 」
トッポ:ハイエルフ
「 ≪ ケールナの里 ≫の場所は地図で確認したよ。
此処から徒歩で約4日の距離だね 」
アルト・ルキンツ
「 4日も掛かるの?
≪ ケールナの里 ≫って遠いんだね…。
そんな遠い里から走って逃げて来たんだ… 」
エルフ:ポリシャ
「 ……、……だけど……里に戻れても……ゴブリン達が… 」
アルト・ルキンツ
「 ≪ ケールナの里 ≫を襲撃したゴブリンを倒さないと暮らせないんだ… 」
トッポ:ハイエルフ
「 ガイゴズゴブリンって種族はね、雄しか産まれない珍しい種族なんだ。
繁殖期間近を迎えるとに子孫を繁栄させる為に、野生動物の雌や他種族の雌を連れ去って無理矢理交尾を始めるんだよ。
子供を身籠れる雌なら種族なんて関係無く見境い無いのがガイゴズゴブリンだよ。
狂暴だし、武力や戦闘に長けていてね、大森林を出て人間の暮らす≪ 集落 ≫≪ 村落 ≫≪ 町 ≫も襲ったりもするよ。
男は殺して、家畜や食糧,女や子供を連れ去って行くんだ 」
うわぁーー……漫画やアニメと同じ事してんじゃんかよ…。
リアルゴブリンとか見たくないな…マジでキモそうだし…。
アルト・ルキンツ
「 えぇと……連れ去っ女性は孕み袋に使う…とか? 」
トッポ:ハイエルフ
「 ……、……、……アルト……誰から聞いたの?
ボクは教えてない筈だよ? 」
アルト・ルキンツ
「{ 前世で似たような事がね… }」
トッポ:ハイエルフ
「 そうなんだ… 」
あぁ……トッポが何故か複雑そうな戸惑ったような顔をしてるよ…。
漫画やアニメでガッツリ見てたなんて言えないしなぁ…。
可憐なロリ系美少女や気高くて美意識の高い美人なお姉さん達が不細工で下品で汚いゴブリン達のビッグマグナムの餌食になって凌辱されがら調教されるエロ漫画をスマホで試し読みしまくってた──とも言えない…。
いやね、偶々だね、女の子の絵がオレ好みに可愛いかっただけなんだ!!
可愛い女の子の絵に騙されて、ついつい試しに読んでみた漫画が──、まさかゴブリンに●●●されて調教ヒャハーーーされる内容だなんて思わないし?
表紙詐欺とタイトル詐欺だった!!
まんまと策略にハマって、オレは試し読みをしまくったわけだけど……。
ま、まぁ…試し読みだから、肝心の●●●●部分は隠されていて、課金して「 買って読んでね♥ 」って感じだったけど……。
一応、オレにだって、ドラマ,映画,小説,漫画,アニメで培った知識ぐらいは、あるわけだよ。
だから、まぁ……ゴブリンが女を連れ去るって言われたら、どんな仕打ちを受けるかなんて大体の想像は付くわけだ。
きっとエグいサイズの●●●●をブチ込まれてズコバコされるんだろ??
そんでもって、死ぬまで大量に子供を産まされ続けて最後はゴブリンの子供の餌にされて終わるんだろ?
ちゃんと、分かってますよ!
だけど、態々声に出しては言わないけどな!!
アルト・ルキンツ
「 ……、……拐われた子供は育てられるのかな?
奴隷みたいに使われたりする…とか? 」
トッポ:ハイエルフ
「 ……、……アルトは知らない方がいいよ…。
知らないでほしい…かな… 」
トッポ……そんな辛そうな顔をして……でも御免な。
ゴブリンに拐われた子供の末路も実は知ってたりする。
トッポが教えてくれなくても何と無くだけど、想像は付くよ。
オレの知ってる内容が全て当てはまるとは思ってないけどな。
アルト・ルキンツ
「 ……≪ ケールナの里 ≫にはガイゴズゴブリンってのに占領されている場合もあるのかな? 」
精霊王:ホワギナロ
「 ……あるだろうな…。
……エルフは男より女が多い…。
……連れ去るより占領した方が手っ取り早い場合もある… 」
アルト・ルキンツ
「 じゃあ、ガイゴズゴブリンを倒して、里の人達を解放しないといけないんだ?
≪ ケールナの里 ≫に着けるのは4日後なのに無事なエルフは居るのかな? 」




