♥ エロフと出会う 4 / アルトの場合 2
アルト・ルキンツ
「 ホワロがジグソーパズルに興味を持ってくれるなんて嬉しいよ(////)
実は家族皆で一緒にジグソーパズルで遊べたら楽しめるんじゃないかな──って思って作ってみたんだ。
知能の高いニュイなら一緒に出来るかな〜〜って思ったんだけど……テムモンにはジグソーパズルって向かないのかも知れないね… 」
精霊王:ホワギナロ
「 ……絵に問題があるのかも知れぬな… 」
アルト・ルキンツ
「 絵に?
ニュイとチコの絵を描いてパズルにしてみたんだけど──、拙かったのかな?? 」
精霊王:ホワギナロ
「 ……バラバラにされた事が堪えたのかも知れぬな… 」
アルト・ルキンツ
「 えっ? 」
精霊王:ホワギナロ
「 ……もう1度…描いたらいい…。
……次はパズルに使わないようにな…。
……それで機嫌も直るだろう… 」
アルト・ルキンツ
「 そうだといいんだけど…。
有り難う、ホワロ。
早速ニュイとチコの絵を描いてみるよ 」
アルトは作ったジグソーパズルはホワギナロへ譲渡して、落ち込んでいるニュイとチコに声を掛ける。
アルト・ルキンツ
「 ニュイ,チコ、絵を描くからモデルになってくれるかい 」
ニュイ
「 にゅ〜? 」
チコ
「 ちぃ…… 」
アルト・ルキンツ
「 次はジグソーパズルにはしないよ。
何時でも見れるように、ちゃんと残しておくから機嫌を直してくれないかな? 」
ニュイ
「 にゅにゅ 」
チコ
「 ちぃ! 」
どうやらアルトが新しい絵を描く事で、ニュイとチコの機嫌は直りそうで、アルトは「 やれやれ… 」と思いながら胸を撫で下ろした。
再びニュイとチコの絵を描いた後、アルトはホワギナロに言われて就寝する事にした。
アルトにはトッポの帰りを待つ気は微塵も無かった。
御機嫌が直ったニュイが進んでベッドになってくれる。
チコを抱っこして、ニュイの上に乗ると掛け布団を被った。
アルト・ルキンツ
「 御休み、ホワロ 」
精霊王:ホワギナロ
「 ……あぁ…御休み… 」
アルト・ルキンツ
「 御休み──、ニュイ,チコ 」
ニュイ:ベッド
「 にゅにゅ〜 」
チコ
「 ちぃ〜〜 」
アルトが眠りに就いてから数分後、ホワギナロはアルトに朝まで熟睡する睡眠魔法を掛けた。
ニュイもチコもホワギナロがアルトに睡眠魔法を掛けても騒いだりしない。
ホワギナロは精霊王だ。
精霊王のする事に対して、テムモンが反抗や抵抗をしても騒いでも無意味に終わる事を本能で知っているからだ。
それにホワギナロに対しては、アルトが全面的に信頼を寄せており、慕っている相手である。
アルトにテイムされ、アルトのテムモンとなったニュイとチコは、心の奥底ではアルトに忠実なのである。
まるで勘違い気味な愛人のようにアルトへ無駄にベタベタする妖精王のトッポよりも、アルトに対して兄のように,父のように,師のように接する精霊王のホワギナロの方が何百倍も好感と信頼の於ける相手なのだとニュイもチコも判断しているのだった。
要するにアルトを独り占めしようとしているトッポはニュイとチコからすれば天敵のような存在なのだった。
トッポがテントへ戻って来た後も、ニュイとチコはトッポとホワギナロの話に耳を傾け、聞き耳を立てて、情報を収集する。
トッポが連れて戻って来たエルフの娘に対しては、可能な限り自分達からは関わらないようにしようと判断する。
可能な限り全力でアルトとエルフの娘が親しくならないようにさせようと、ニュイとチコは寝息を立てながら決意するのだった。
夜が更けてもトッポとホワギナロは眠らない。
トッポは大森林の中で妖精が採取して来た様々な雑草を使い薬剤を調合しているし、ホワギナロはアルトからもらったジグソーパズルに御執心のようだ。
テントの周りを飛んでいる妖精は大森林の中で採取した大量の木の実,果物,山菜,薬草,茸類…等々の仕分け作業をしている。
夜は夜でテントの外は何時も賑やかなのである。
◎ 訂正しました。
ニュイとチコさ寝息を立てながら ─→ ニュイとチコは寝息を立てながら




