♥ エロフと出会う 2 / トッポの場合 2
精霊王:ホワギナロ
「 ……先に眠らせておいた…。
……アルトは朝まで起きない… 」
トッポ:ハイエルフ
「 有り難う、ホワロ 」
精霊王:ホワギナロ
「 ……エルフか…。
……何か起きていたようだな… 」
トッポ:ハイエルフ
「 話は後でするよ。
──これで良いかな。
ほら、この服に着替えて。
男物だけど葉っぱよりはマシだよ 」
エルフの娘
「 はい…(////)」
エルフの娘はトッポから手渡された男物の衣服を受け取ると、身に付けていた葉っぱの服を脱ぎ、男物の衣服に着替えた。
トッポ:ハイエルフ
「 タオルケットを貸してあげるよ。
これにくるまって奥で寝なさい。
ボクのアルトを誘惑したらケフカガヘルの巣に放り込むからね 」
エルフの娘
「 ひ…ひぃ… 」
精霊王:ホワギナロ
「 ……脅すな…トッポ…。
……怯えているぞ… 」
トッポ:ハイエルフ
「 ボクはエルフの小娘がどうなろうとどうでもいいんだ。
態々親切に村まで送り届ける義理もないし 」
エルフの娘
「 何も…何もしません。
だから…だから……捨てないでください… 」
精霊王:ホワギナロ
「 ……安心するといい…。
……エルフの里は通り道だ…。
……立ち寄るつもりでいる…。
……途中で見捨てたりはしない… 」
エルフの娘
「 有り難う御座います… 」
トッポ:ハイエルフ
「 ホワロ、逸その事、エルフを虜にしてよ。
そしたら、アルトは被害を受けないし 」
精霊王:ホワギナロ
「 ……断る… 」
エルフの娘はホワギナロに促されると、テントの奥へ入った。
手渡されたタオルケットに身を包み、瞼を閉じて眠りに就く。
因みにテントの中では、ニュイのベッドの上でアルトとチコが眠っている。
精霊王:ホワギナロ
「 ……何が起きていた… 」
トッポ:ハイエルフ
「 エルフの里がガイゴズゴブリンの襲撃に遭ったらしいよ。
ボクは見てないけど、偵察に行かせた妖精からの報告。
ガイゴズゴブリンは雄しか産まれないから、動物や他種族の雌を拐っては孕み袋にして子孫を増やす種族だよね。
旅の邪魔をされたくないから、妖精達に始末させてる。
今夜中には大森林に生息しているガイゴズゴブリンは1体残らず全滅してるよ 」
精霊王:ホワギナロ
「 ……そうか… 」
トッポ:ハイエルフ
「 ガイゴズゴブリンは繁殖力が強いからね。
1体でも生き残ってると直ぐ増えるから厄介だよね。
アルトが男の子で良かったよ。
女の子だったら、大森林ごと燃やしてた 」
精霊王:ホワギナロ
「 ……それは…やり過ぎだな… 」
トッポ:ハイエルフ
「 何処が?
ボク等にとってアルトの安全が最優先でしょ。
危険になる物は早目に排除しないと 」
精霊王:ホワギナロ
「 ……生態系を壊すやり方は良くないがな… 」
トッポ:ハイエルフ
「 なるべく善処はするよ。
保護したエルフの娘は、ガイゴズゴブリンに襲撃された里から逃げて来たみたいだね。
数人と逃げたらしいけど、ガイゴズゴブリンに追い掛けられる途中ではぐれたみたいだね。
無我夢中で逃げていたからケフカガヘルの縄張りだと気付けずに入ってしまったそうだよ。
ボクが見付けた時には、ケフカガヘルに捕まっていてね、真っ裸で凌辱されてた 」
精霊王:ホワギナロ
「 ……そうか…。
……孕まれてはいないのだろうな… 」
トッポ:ハイエルフ
「 それはどうかな?
汚い舌で身体中を舐め回されていたのは見たけど、孕まされたかどうかは知らないね。
だけど、ケフカガヘルって他種族の雌を襲ったりはしない種族だった筈だよ。
大丈夫じゃないかな? 」
精霊王:ホワギナロ
「 ……そうとも言えない…。
……終焉が近付くにつれて生態系にも影響が出ている…。
……生態系にも異変が生じてもおかしくない… 」
トッポ:ハイエルフ
「 それもそうだね。
じゃあ、寝ている間、妖精に調べさせるよ。
子宮にケフカガヘルの卵が産み付けられていたら殺さないとね 」
精霊王:ホワギナロ
「 ……念の為…大森林に生息しているケフカガヘルの生態を調べる必要がある…。
……ガイゴズゴブリンのように他種族の雌に卵を産み付けるようなら生態系のバランスを維持する為にも全滅させるのは、やむを得まい… 」
トッポ:ハイエルフ
「 なら、妖精に偵察がてら始末させるよ。
増えすぎても困るからね。
大森林の大掃除は取り敢えず、これぐらいで良いかな? 」
精霊王:ホワギナロ
「 ……十分過ぎるだろう… 」
トッポ:ハイエルフ
「 引き続き妖精達には大森林の偵察をさせるよ。
障害になる物は早目に排除しとかないと、魔王の塔への到着が遅れるからね 」
精霊王:ホワギナロ
「 ……今でも十分、遅れているからな… 」
トッポ:ハイエルフ
「 チコには早く大人に成長してほしいね。
そうしたら、ペースが上がるから 」
精霊王:ホワギナロ
「 ……そうだな… 」
トッポ:ハイエルフ
「 ──ところで、ホワロ。
さっきから触ってるそれは何? 」
精霊王:ホワギナロ
「 ……ジグソーパズルだ… 」
トッポ:ハイエルフ
「 ジグソーパズル??
何それ? 」
精霊王:ホワギナロ
「 ……アルトが作ったものだ… 」
トッポ:ハイエルフ
「 アルトが? 」
精霊王:ホワギナロ
「 ……前世にあった遊びらしい… 」
トッポ:ハイエルフ
「 へぇ?
絵が描かれてるね 」
精霊王:ホワギナロ
「 ……ニュイとチコの絵だ…。
……アルトが描いた…。
……バラバラのピースを枠の中で合わせ…絵を完成させるそうだ… 」
トッポ:ハイエルフ
「 ふぅん?
正方形ばっかりなのがピース? 」
精霊王:ホワギナロ
「 ……本来は複雑な形をしているらしい…。
……ニュイとチコの為に作ったそうだ… 」
トッポ:ハイエルフ
「 へぇ…。
ジグソーパズルねぇ?
これ、商品に出来そうじゃない? 」
精霊王:ホワギナロ
「 ……商売でも始めるつもりか…? 」
トッポ:ハイエルフ
「 人間って娯楽が好きでしょ?
目新しい娯楽を提供したら売れそうだよ。
絵は…エルフの裸体画とかにしたら、好き者に売れるんじゃないかな? 」
精霊王:ホワギナロ
「 ……大人用か…。
……売れると良いがな… 」
トッポ:ハイエルフ
「 フッフッフッ…、ボクに任せなよ! 」




