表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
54/88

♥ 捨て場 / 掘り出し物探し


──*──*──*── 捨て場


アルト・ルキンツ

「 相変わらず色んな物が捨てられてるね 」


トッポ:ハイエルフ

「 ──アルト、掘り出し物を探そう 」


アルト・ルキンツ

「 まさか勇者が捨て場でゴミ漁りをしてるなんて誰も思わないだろうね… 」


トッポ:ハイエルフ

「 アルト、捨て場は無料の資源置き場だよ 」


アルト・ルキンツ

「 あはは……そだね… 」


 物は言いようだよなぁ?


 でも、確かにそうだ。


 ゴミだと思えば、ゴミはゴミのままだし、資源だと思えば、ゴミは資源として生まれ変わる。


 結局は、どんな見方をするか──なんだよな。


 オレはトッポと分かれてニュイ(バブルスライム)と掘り出し物を探す事にした。


 トッポは「 掘り出し物の宝庫だ 」なんて言ってたけど、掘り出し物らしい掘り出し物は見当たらない。


 一体に掘り出し物があるんだか……。


 捨て場の中を歩いているとなにかの鳴き声が聞こえてた。


 うん??


 結構小さい鳴き声だな…。


アルト・ルキンツ

なんの鳴き声だろう?

  ニュイーーー、から鳴き声が聞こえるか分かるかい? 」


ニュイ

「 にゅ?

  にゅにゅ〜〜 」


 ニュイ(バブルスライム)が鳴き声のする方へ向かってジャンプする。


 まったニュイ(バブルスライム)は周りのゴミをつぎ(つぎ)に呑み込むと体内の酸で消化していく。


 だん(だん)鳴き声が聞き取り易くなってた!


アルト・ルキンツ

「 ニュイ、頑張れ!

  近いよ! 」


ニュイ

「 にゅにゅ〜〜 」


 ニュイ(バブルスライム)が周りのゴミを消化していると、ゴミの奥でなにかが動いた!?


アルト・ルキンツ

「 ニュイ、気を付けて!

  なにるよ!

  動物かな? 」


ニュイ

「 にゅにゅ〜! 」


 ニュイ(バブルスライム)が周りのゴミを綺麗に消化した場所には動物がた。


 いや、動物って言うより、生き物…だよな?


 ……、……、……なんか文鳥っぽい鳥なんだけど……オレが知ってる文鳥よりもデカい。


 200gのインスタントコーヒーが入った瓶ぐらいデカい気がする。


 多分、生き物は文鳥に似ているだけで文鳥ではないんだろうと思う。


アルト・ルキンツ

「 あっ──怪我をしてる!

  ニュイ、この生き物を保護するよ! 」


ニュイ

「 にゅにゅ! 」


 オレが言うとニュイ(バブルスライム)は自分から進んで文鳥っぽい鳥を頭の上に乗せた。


 文鳥っぽい鳥は、体中がボロボロで怪我もしている所為もあるのか衰弱しているっぽい。


 よわ(よわ)しく「 ちぃー…… 」と鳴いている。


 これはぐにでも手当てをしないと助からないかも知れないぞ!!


アルト・ルキンツ

「 ニュイ、トッポを探すよ! 」


ニュイ

「 にゅ! 」


 オレはニュイ(バブルスライム)と捨て場のかにる筈のトッポを探した。






アルト・ルキンツ

「 ──トッポ! 」


トッポ:ハイエルフ

「 アルト、どうしたの?

  掘り出し物は見付かった? 」


アルト・ルキンツ

「 掘り出し物なんていいよ!

  それより怪我をした鳥をゴミの中から見付けたんだよ!

  助けたいんだけど、どう手当てをしたらいいのか分からないんだ…。

  凄く弱っていて……今にも息が途切れそうで…… 」


トッポ:ハイエルフ

「 そう。

  く見付けたね。

  街を出てホワロを呼ぼう 」


アルト・ルキンツ

「 えっ… 」


トッポ:ハイエルフ

「 弱っていてもぐには死なないよ。

  行くよ 」


アルト・ルキンツ

「 あ…うん、分かった… 」


 トッポはきびすを返すと捨て場の出入り口へ向かって歩き出す。


 オレもニュイ(バブルスライム)もトッポのあとを追って捨て場の出入り口を目指して走った。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ