♥ テムモンショップでお買い物 1
──*──*──*── テムモンショップ
トッポ:ハイエルフ
「 此処がテムモンショップだよ 」
アルト・ルキンツ
「 テムモンストアの直ぐ横にあったんだね。
此処でマナと景品が貰えるんだ? 」
トッポ:ハイエルフ
「 入ろう 」
アルト・ルキンツ
「 そうだね 」
トッポと共にテムモンショップへ入る前に、トッポはニュイを鷲掴みにするとオレのフードの中へ押し込んだ。
ニュイの扱いが乱暴過ぎやしないか?
アルト・ルキンツ
「 トッポ……ニュイはバトルで頑張ってくれたんだから、そういう扱いはどうかと思うんだけど… 」
トッポ:ハイエルフ
「 ニュイは遊び過ぎたんだよ。
本当なら、もっと早く決着がついていたのに時間を掛け過ぎたんだ 」
アルト・ルキンツ
「 どういう事? 」
トッポ:ハイエルフ
「 ニュイからすれば、プロテイマーのテムモンなんてザコなんだよ。
それを如何にも強敵と戦っているように見せて演技をしていたんだ。
全く…とんだ役者だよ、ニュイはね 」
アルト・ルキンツ
「 ニュイが役者?? 」
トッポ:ハイエルフ
「 相手へLVやステータスを低く見せていても実際のLVもステータスも高いんだよ。
あんなに苦戦するわけないんだよ 」
アルト・ルキンツ
「 ……確かに苦戦はしてたと思うけど、それはトドメを食らわせる為のタイミングを見極めていたからじゃないのかな? 」
トッポ:ハイエルフ
「 タイミングなんて見極める必要ないよ。
ニュイにはね 」
アルト・ルキンツ
「 ……、……、……でもさ、盛り上がっていたし、いいんじゃないかな?
明日は1:100の勝ち抜きバトルに出場したいし、マナと景品を受け取ったら明日の登録したいよ 」
トッポ:ハイエルフ
「 そうだね。
明日の試合は遊ばないように対戦相手のテムモンを瞬殺するんだよ 」
アルト・ルキンツ
「 瞬殺じゃなくて戦闘不能だよ… 」
御機嫌斜めなトッポを横目にオレはテムモンショップに入る。
通路と店内の境目は色が変わっている。
これはテムモンストアと同じだ。
テムモンショップにはテイマーに必要な生活用品や雑貨が棚に並べられている。
テムモンって書いてあるのに、テムモン関連の商品が見当たらないと思っていたら、店内の奥にテムモン関連の商品が置かされていた。
アルト・ルキンツ
「 へぇ…グッズが売ってるんだ?
スタジアムのロゴが入ってる! 」
トッポ:ハイエルフ
「 記念品に何か買ってもいいかもね 」
アルト・ルキンツ
「 記念品か…。
何にしようかな〜〜 」
トッポ:ハイエルフ
「 先にマナと景品を受け取ろう 」
アルト・ルキンツ
「 そうだったね! 」
オレはトッポとレジカウンターに向かった。
レジカウンターに居るスタッフに事情を話すと、マイバイ証に商品のマナを入れてくれた。
レシートと一緒に景品の育成アイテムセットを貰えた。
育成アイテムは隣のテムモンストアでは買えないレアな育成アイテムだとスタッフが教えてくれる。
マナと景品を受け取った後、1:50の勝ち抜きバトルで優勝した記念品として、バッジケースに入れられたバッジまで貰えた。
バッジケースと記念品バッジは挑戦者の勝者にしか渡さない非売品らしい。
オレは受け取った非売品のバッジケース無くさないように四次元バッグの中へ入れた。
テムバトに勝利する度に記念品バッジが貰えるらしく、貰えたバッジをバッジケースに入れるんだとか。
記念品バッジをコンプリートする為にテムバトに出場しているテイマーも居るんだとか。
記念品バッジをコンプリートすると虹色に輝く非売品の記念コインが貰えるらしい。
記念コインをテムモンに装備させると殿堂入り出来てプロテイマーの1人として、スタジアムで活躍出来るらしい。
オレは勇者としての使命があるから、プロテイマーになるつもりはないけど、殆んどのテイマーはプロテイマーを目指して日々切磋琢磨しているらしい。
そんな手練れのプロテイマーのテムモンを倒したオレのニュイは凄いわけだ。
親切なスタッフに御礼を言ってから、オレはショップの中を見て回る。
グッズも欲しいけど、先ずは生活用品や雑貨をチェックする。
《 商店街 》にある雑貨屋で見た商品もあれば、売られてない商品もある。
オレは今後、必要になりそうな商品を物色しながら買い物カゴの中へ見本を入れていく。
やっぱりテムモンショップも実物の商品じゃなくて後ろにバーコードの付いたペラッペラの見本が置かれている。
実物大の見本が置かれているのは有り難いと思う。
盗難防止と品出しする手間を省いてるんだろうか?
≪ ランダントピアの街 ≫を出てから何れぐらい野宿をする事になるか分からないし、立ち寄った先で同じ物を必ず買える保証もないから多目に買おうと思う。
生活用品と雑貨はこんなもんかな?
後はスタジアムでテムバトに出場した記念になりそうなグッズを選ぼうと思う。
ハンドタオル,フェイスタオル,バスタオルなんかは敢えて買い物カゴには入れてない。
ロゴ入りのを買うつもりだからだ。
スタジアムのロゴがカッコイイんだよなぁ〜〜〜。
男心を擽ってくれるロゴなんだ。
このロゴを考えた奴は、大人になるつれて徐々に消えていく中二心を分かってる奴に違いない!!
オレはグッズを厳選しながら見本を次々と買い物カゴの中へ入れた。
アルト・ルキンツ
「 ふぅ……こんなもんかな? 」
トッポ:ハイエルフ
「 沢山、入れたね。
薄っぺらい見本だと実際の量が分からないから、ついつい買い物カゴに入れ過ぎちゃうみたいだね 」
アルト・ルキンツ
「 確かにそうかも。
もしかして、お客に沢山買わせる為の戦略でもあるのかな? 」
トッポ:ハイエルフ
「 それも有るかも。
会計する? 」
アルト・ルキンツ
「 そうだね。
取り敢えず、今日は以上にするよ 」
オレはレジカウンターへ向かうと、レジカウンターの上に買い物カゴを置いた。
スタッフは買い物カゴの中に入っている見本を手に取り、バーコードをスキャンして、必要数を聞いてくれる。
オレは取り敢えず、全品10品ずつ欲しいと伝えた。
会計カゴの中にスキャンして、必要数を登録した分の商品が次々と出て来る。
会計カゴの前に立っているスタッフが丁寧に買い物袋の中へ商品を入れてくれている。
一杯になった買い物袋は大きめの買い物カートの上に置かれていく。
見本のスキャンを終わらせたスタッフから合計金額を言われたから、マイバイ証を出してチャージ払いした。




