♥ フードコートで一悶着? 1
◎ サブタイトルを変更しました。
トッポ:ハイエルフ
「 へぇ、凄く便利なんだね 」
アルト・ルキンツ
「 まぁね。
考えてくれた人にも作ってくれた人にも設備点検してくれる人にも感謝しかないよ。
エスカレーターとエレベーターに携わってくれてる人達の存在って本当に有り難いよ。
僕はもう2度と利用する事はないけどね 」
廊下を歩いて階段を上がるとフードコートへ向かって歩いた。
──*──*──*── スタジアム・2階
──*──*──*── フードコート
アルト・ルキンツ
「 此処がフードコートかぁ…。
テイマーとテムモンで賑わっているね。
空いてる席はあるかな? 」
ニュイ
「 にゅにゅ〜〜 」
アルト・ルキンツ
「 ──本当だ!
窓際が空いてるね! 」
トッポ:ハイエルフ
「 妖精に確保させよう。
ニュイ、妖精と一緒に席を見張っていて 」
ニュイ
「 にゅにゅ! 」
オレのフードの中に入っていたニュイはフードから出ると窓際の席へジャンプをしながら向かった。
う〜〜〜ん、オレのニュイは移動する後ろ姿も可愛いな(////)
トッポ:ハイエルフ
「 アルト、どの店で注文する? 」
アルト・ルキンツ
「 う〜〜ん、そうだね…。
あの店にしょうかな? 」
何の店のメニューも知らない料理ばっかりで正直言って悩むっていうか困る。
どんな味なのか分からないんだから不安になるんだよな…。
だから、無難そうなメニューを置いている店の料理を頼む事にした。
空いてるしな。
店の前で注文をしたら、料理を受け取ってニュイが待ってくれている席へ向かって歩く。
アルト・ルキンツ
「 ニュイ、席取りしてくれて有り難う 」
ニュイ
「 にゅ〜〜 」
ニュイは嬉しそうに鳴いて体を揺らすと再びオレのフードの中へinした。
出来立ての料理を前にして、両手を合わせたら〈 大陸神 〉へ合掌した。
「 いただきます! 」と声に出してから、料理を食べ始める。
無難そうな料理だけど、味付けはオレの好みに近いかも知れない。
料理を完食して、夕食を終えたオレはデザートになりそうなスイーツを他の店で探す事にした。
食器と食具は注文した店の返却口へ入れる。
アルト・ルキンツ
「 あっ、これが良いかも! 」
食後のデザートに選んだスイーツを店の前で注文して、出来上がったスイーツを受け取る。
席に戻ってから、ゆっくり食べよう♥
オレが席へ向かって歩いていると誰かが横からぶつかって来た!?
その反動でオレはバランスを崩してしまって──、折角買ったスイーツが手から離れた!!
オレのスイーツは誰か──知らない奴の背中に「 ベチャッ 」と付いて衣服を汚してしまった。
アルト・ルキンツ
「 あぁ゛ーーーッッ!?
オレのスイーツがぁ!!
──おい!
誰だよ、オレにぶつかって来た奴はぁ!!
スイーツの弁償しろぉ!! 」
オレはショックを受け過ぎた所為なのか、今まで出せずにいた素が出てしまった!?
誰か
「 あぁん?!
誰が何だってえ?!
テメェが余所見して歩いてんのが悪いんだろうがよ、ボウズ! 」
アルト・ルキンツ
「 はぁ?!
背が低いからってボウズ呼ばわりすんな!
ぶつかっといて、その態度は何だ!
“ ぶつかって悪かったな、怪我はしてないか? ” ぐらい気の利いた事を言えないのかよ! 」
こんな時に素が出ても困るだけなんだけど、止まらない。
誰か
「 はぁ…?
何言ってんだ、コイツは?
おい、聞いたか?
テメェがトロいのを棚に上げて俺等に説教してやがるぜ、このボウズ! 」
誰か
「 ハッハハッ!
そいつぁいいや!
笑えるぜ!
コイツのママの顔を見てみたいもんだな! 」
誰か
「 おぃおぃ、止めたまえよ、君達。
坊やが困惑して震えているじゃないか。
その辺にしてあげたまえよ、クックックッ 」
アルト・ルキンツ
「 あっ……アンタはオレの前に居た人…。
背中に…オレのスイーツが…。
すみませんでした。
ランドリー代はオレが出します 」
誰か
「 うん?
ランドリー代?
あぁ…いいよ、そんなの。
そんな安い値段で済ませてほしくないんだよねぇ 」
アルト・ルキンツ
「 えっ?
どういう事ですか? 」
誰か
「 この衣装は特注品でね、明日のバトルで着る衣装だったんだよ。
それを君は台無しにしてくれたんだ。
そんな簡単に許せる筈ないだろ? 」
アルト・ルキンツ
「 はぁ?
明日のバトルに着る衣装を何で今、着てんだよ?
そんな大事な特注品の衣装なら、明日着るべきだろ。
衣装を着てるのはアンタの落ち度だ。
オレには関係無い事だよ。
どさくさ紛れにオレヘ責任転嫁すんな! 」
誰か
「 君は……目上に対する礼儀がなってないみたいだねぇ…。
君は両親にどんな躾をされたのかな? 」
アルト・ルキンツ
「 両親は居ないけど、兄貴なら居る 」
誰か
「 あぁん?
兄貴だぁ?
ケッ、こんな態度の悪りぃボウズの兄貴なら、陸でもない奴じゃねぇのか?
弟の躾もまともに出来ねぇ、クズ野郎だろう! 」
?
「 へぇ?
“ 弟の躾もまともに出来ないクズ野郎 ” って誰の事かな?
まさか、ワタシの事を言ってないね? 」
強面で逞しい男の頭をギリギリと締め付けるように鷲掴みしながら、男の背後に立って居るのは笑顔のトッポだった。
優しい声色に似つかわしくないドス黒い負のオーラを放っていそうだ。
トッポの目は完全に笑っていない。
アルト・ルキンツ
「 ……兄さん… 」
とだけ言っておこう。
トッポの腕力と握力がヤバそうだ…。
こんな時は余計な事を言わないに限る。
トッポ:ハイエルフ
「 アルト、何してるの。
此方へおいで 」
アルト・ルキンツ
「 う、うん… 」
此処は素直に従うのが吉だ。
オレは急いで強面男の傍を通り過ぎてトッポの隣へ移動した。
トッポ:ハイエルフ
「 見ていたよ。
君達がグルになって、ワタシの弟に態とぶつかった所をね。
君達は因縁を付ける相手を間違えたね。
早死にしたいなら、ワタシが叶えてあげよう 」
トッポは笑顔を絶やさないまま、とんでもなく物騒な事を言い出した。
アルト・ルキンツ
「 兄さん…。
鷲掴みを止めないと、その人がヤバいんだけど? 」




