表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
38/88

♥ フードコートで一悶着? 2


トッポ:ハイエルフ

「 死にたがりに配慮する必要は無いよ。

  それで、どうしてワタシのアルトに目を付けたのかな?

  答え方に依っては頭蓋骨を砕くよ 」


誰か:強面の男

「 ヒィィィィイーーー。

  助けてくれぇっ!!

  兄貴ぃ〜〜〜助けて────ぐへぇっ!! 」


トッポ:ハイエルフ

きみの発言は許可してないよ。

  黙らないと頭蓋骨を砕くだけじゃ済まさないよ 」


 トッポは容赦の欠片もないらしい。


誰か

「 あぁ〜〜……悪かったよ。

  確かにオレ達が悪かった。

  間違っていたよ。

  此方こちらの非を素直に認めるよ…。

  ランドリー代はらないし、特注品の衣装なんてのも嘘だ。

  このとおり、謝るから許してくれないか? 」


トッポ:ハイエルフ

「 言葉がつうじないのかな?

  ワタシは人語で “ アルトを狙った()ゆう() ” を聞いてるんだけど? 」


誰か

「 あ…あぁ……そうだったな…。

  ……背が低いし、なにも知らなさそうな世間知らずに見えたから、有り金を踏んだくってやろうかと…思いまして…… 」


トッポ:ハイエルフ

「 ふぅん、そう。

  有り金をね。

  じゃあ、今で有り金を全部ワタシに寄附してくれたら、今回の事には目を瞑ってあげよう。

  頭蓋骨も砕かないし、殺したりもしないよ。

  見逃してあげる 」


誰か

「 な゛っん…… 」


トッポ:ハイエルフ

いやなのかい?

  どうしてかな?

  きみたちがワタシのアルトにした事だよ。

  ほら、生きてスタジアムから出たいなら、ワタシに有り金を寄附しなさい 」


 ……、……、……なんて奴だよ、トッポはぁ!!


 オレを狙った奴からカネやがる!!


 とんでもないな。


 まるで此方こっちが悪者だぞ!!


アルト・ルキンツ

「 ──にいさん、僕は台無しになったスイーツを弁償してもらえたら充分だよ 」


トッポ:ハイエルフ

「 アルトは黙って。

  これは教育だよ。

  ハイエルフを侮辱した事に対する躾だ。

  有り金は安い授業料だよ 」


アルト・ルキンツ

「 それは…違うんじゃ…… 」


トッポ:ハイエルフ

「 アルトは優しいね。

  世間知らずなアルトに教えてあげるよ。

  彼かれらのようなやからはね、2度と悪さが出来ないように両腕と両脚を切断してから怪物モンスターの巣食う洞窟の奥へ放置ぐらいしないと自分達の犯した悪行に対して悔い改めないし反省しないのさ。

  素直に有り金を差し出さない(寄附しない)と言うなら、両腕,両脚を切断して怪物モンスターの── 」


誰か

「 払います!!

  差し出します!!

  全財産、貴方様に寄附させていただきます!!

  いや…寄附させてください、お願いしますっ!! 」


トッポ:ハイエルフ

「 そう?

  素直で物分かりがいね。

  五体満足な身体からだでいられるなら、全財産なんて惜しくないよね。

  い心掛けだよ 」


 そんなこんなで、オレにワザて、言い掛かりを付けてきた名前の知らない男達は、トッポの前に── トッポと向き合うような形で ──横一列に並んで見事な土下座をしている。


 特注品の衣装だと嘘をいた男が、トッポへ全財産の入っているゼニぶくろを差し出している。


 ゼニぶくろを受け取ったトッポは、「 アルト、臨時収入だよ 」なんて笑顔で嬉しそうに言ってくれるんだが、それ違うと思うぞ。


アルト・ルキンツ

「 ……にいさん…ほど(ほど)にね… 」


トッポ:ハイエルフ

「 十分過ぎる程、ほど(ほど)にしてるよ。

  アルトは悪人にも優しいね。

  優しさは場合に依って愚かさになるんだよ。

  優し過ぎるのはくないね 」


アルト・ルキンツ

にいさんは容赦しなさ過ぎるよ… 」


トッポ:ハイエルフ

「 寄附もしてもらえたし、ワタシ達は宿泊施設へ戻ろう 」


アルト・ルキンツ

「 そ、そうだね… 」


ニュイ

「 にゅにゅ〜? 」


トッポ:ハイエルフ

「 ニュイ、べるのは駄目だよ。

  今日きょうはね。

  次、アルトに絡んだらべてもいよ。

  骨も残さず消化してあげるんだよ。

  いいね? 」


ニュイ

「 にゅにゅ〜〜♥ 」


アルト・ルキンツ

「 ──にいさん!

  ニュイに人間を食べさせないでよ… 」


トッポ:ハイエルフ

「 彼がアルトに絡まなければ済む事だよ。

  さぁ、行こう 」


アルト・ルキンツ

「 う、うん…。

  ニュイ、人間は食べたら駄目だからね! 」


ニュイ

「 にゅ〜〜 」


アルト・ルキンツ

「 そんな残念そうな声で鳴いても駄目だよ… 」


 オレはトッポのあとを追ってフードコートを出ると、通路を歩いて階段を下りた。


──*──*──*── スタジアム・1階


──*──*──*── テムモンセンター


アルト・ルキンツ

「 ──トッポ、宿泊施設へ行くんじゃないの? 」


トッポ:ハイエルフ

だ18時を過ぎたばかりだよ。

  はテムモンセンターと言って、バトルで戦闘()不能()になったテムモンを回復してくれる所だよ。

  テムモン専用の育成アイテムや回復アイテムをマナで買えるテムモンストアが隣にあるよ。

  テムモンセンター,テムモンストアのどちらでもマイバイ証へ現金チャージが出来るし、ポイントを現金へキャッシュバックしたり、マナへ変換したりする事が出来るよ 」


アルト・ルキンツ

「 テムモンセンターでテムモンを回復させるには、チャージ払いしたり、マナ払いをしたりする必要があるのかな? 」


トッポ:ハイエルフ

無料サービスだよ。

  安心した? 」


アルト・ルキンツ

「 太っ腹だね。

  無料サービスで回復してもらえるのはがたいよ 」


トッポ:ハイエルフ

「 折角だし、テムモンストアに入ってみる? 」


アルト・ルキンツ

「 そうだね。

  テムモン専用の回復アイテムとか育成アイテムとか気になるよ 」


トッポ:ハイエルフ

ついでに臨時収入もチャージしよう。

  ポイントもマナへ変換するかい? 」


アルト・ルキンツ

「 うん、そうだね。

  少しでもマナを増やしておきたいからマナに変換したいな 」


 オレはトッポとともにテムモンセンターの右横にあるテムモンストアへ入った。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ