⭕ テイマー広場 4
◎ サブタイトルを変更しました。
◎ 変更しました。
妖精王:トッポ ─→ トッポ:ハイエルフ
「 ニュ~~ 」─→「 にゅ~~ 」
アルト・ルキンツ
「 薬を調合??
トッポは調合なんて出来るのかい?
薬剤師みたいだね 」
トッポ:ハイエルフ
「 弓使いだけど、調合師と薬剤師でもあるよ。
最古のハイエルフが作る薬剤は幻薬と呼ばれていてね、高値で取り引きされるのさ 」
アルト・ルキンツ
「 へぇ〜〜そうなんだ? 」
調合薬剤師ってヤツか?
何気にチート設定だな…。
トッポ:ハイエルフ
「 人間はチョロいからね、小遣い稼ぎに丁度良いんだ 」
アルト・ルキンツ
「 そ、そうなんだ… 」
チョロいって……。
まぁ、確かに人間は「 最古のハイエルフが調合した幻の薬 」って言う中二病らしいフレーズが好きだとは思うけど……。
トッポ:ハイエルフ
「 其処等辺に生えてる雑草で作るから元手はタダ同然だからね 」
アルト・ルキンツ
「 えぇっ?!
ざ…雑草で薬剤を作るのかい?!
それは流石に拙いんじゃ… 」
トッポ:ハイエルフ
「 人間にとっては邪魔でしかない雑草でも、亜人類にとっては薬草になるんだよ。
使い道は幾らでもある。
彼処に生えているペンネって名前の雑草でさえ、正しく調合すれば腹下しに効く薬になるんだよ 」
アルト・ルキンツ
「 えぇ〜〜〜…… 」
トッポ:ハイエルフ
「 ボクが居て良かったろ?
旅に必要な路銀には困らないよ 」
アルト・ルキンツ
「 ……そう言う事なんだね…。
だけど、どうやって調合なんてするんだい?
色んな道具が必要なんじゃないの? 」
トッポ:ハイエルフ
「 竈,鍋,掻き混ぜ棒,濾し器,薬剤を入れる容器が有れば作れるかな 」
アルト・ルキンツ
「 薬剤は液体なんだね 」
トッポ:ハイエルフ
「 そうだね。
液体が基本だね。
持ち運びし易い薬丸にも出来るよ。
薬丸は手間が掛かるから液体より高値で売れるよ 」
アルト・ルキンツ
「 そ…そうなんだ… 」
トッポ:ハイエルフ
「 明日を楽しみにしていて 」
アルト・ルキンツ
「 う…うん……。
御休み…トッポ 」
トッポ:ハイエルフ
「 御休み、アルト 」
テントの幕を下ろしたオレは寝間着に着替える事にした。
まさか、其処等辺に生えてる雑草を使って、薬剤を調合するとは畏れ入った。
訴えられたりしないだろうな…。
不安なんだが…。
テントの中は整理整頓されていて、仕分けのされた調味料,香辛料,キャンプ用品,雑貨なんかが置かれている。
足下はふかふかしている。
草の上にテントを張ったからか?
どのぐらい滞在するかは分からないけど、カーペットやテーブルなんかも欲しいよな。
明日トッポに相談してみるか。
アルト・ルキンツ
「 ニュイ、御休み 」
ニュイ
「 にゅ〜 」
アルト・ルキンツ
「 ……とは言ったものの…ベッドが無いんだけど…。
掛け布団にくるまって寝るのかな?? 」
ニュイ
「 にゅにゅ〜 」
アルト・ルキンツ
「 えっ、ニュイ?
ニュイがベッドの代わりになるのかい? 」
ニュイ
「 にゅにゅ! 」
「 任せてよ! 」とでも言っているんだろうニュイは、体を大きくするとダブルベッドぐらいの大きさになった。
プルプルしていて、座ったら沈むんじゃないかと不安になる。
ニュイ
「 にゅ〜にゅ 」
「 乗って〜〜 」とでも言っているんだろう、ニュイは体をプルプルと揺らしている。
プニプニしている感触は以外にも弾力があって、乗ってもオレの身体が沈んだりはしなさそうだ。
持っていた掛け布団を先にニュイの上に置いたら、恐る恐るニュイの上に乗ってみた。
外から酸がコポコポ動いているのが確り見えておっかない。
試しに人差し指で中まで押してみるが、酸が出て来る事はないみたいで安心した。
ニュイの体は柔らかいウォーターベッドみたいだ。
触り心地が良くて、肌触りも良い。
程好い弾力があるから、グッスリと眠れそうな気がする。
何よりもニュイから全身を守護られているように感じて心強くなる。
アルト・ルキンツ
「 ニュイ、本当に一晩中僕のベッドになってくれるのかい? 」
ニュイ
「 にゅにゅ〜〜 」
アルト・ルキンツ
「 有り難う、ニュイ 」
未だ曾て、スライムをベッド代わりにして寝るテイマーや勇者が居ただろうか??
前世ではテイムしたスライムを相棒にして冒険やら無双する主人公の漫画を読んだ事はあるが──、スライムをベッドや枕,クッション等に使う主人公の漫画を読んだ事がない。
有るには有るが、オレが未だ出会えてないだけなのだろうか?
スライムは怪物だが、ベッドや枕,クッションなんかに使うと動物愛護なんちゃら団体から苦情でも来て揉めたりするんだろうか?
実在しないスライムの扱い方に目くじらを立てて抗議するのも如何なものかと思うけどな。
動物愛護なんちゃら団体の中に、イカれたキチガイ野郎が居ない事を心の其処から願いたい。
オレは掛け布団を広げると、自らベッドになってくれたニュイの上で寝る事にした。
ランプの光は灯ったままにする。
真っ暗にしてしまうとオレが怖いからだ。
勝手知った自分の部屋なら未だしも、慣れないテントの中で真っ暗なのはなぁ…。
外には名前の知らないテイマーやテムモンだって居るわけだし。
何よりも全面的に信頼の塊みたいなホワギナロが此処に居ないんだから、真っ暗にするのは無理だ。
トッポは何か信頼とか出来ないんだよな…。
普段の振る舞い方って大事だと思う。
トッポも居るし、ニュイも居るし、目には見えないけど妖精だって見張ってくれているんだから、無駄に怖がる必要なんかないよな??
……、……、……トッポは何時まで起きてるつもりだろうな??
なんて考えていたら、眠気が襲って来た。
睡魔には敵わないから、素直に両目を閉じて呼吸を整える事にした。




