⭕ 此処は何処だ?? 3
オレ
「 じゃあ、オレに授けられた祝福の確認をするからな 」
妖精王:トッポ
『 うん。
ボクが君に授けた祝福は4つだよ〜〜。
1つ目の祝福は──、妖精王と魂の契約を交わした。
2つ目の祝福は──、妖精が見える。
3つ目の祝福は──、妖精と話せる。
4つ目の祝福は──、この世界の音声言語,文字言語を理解し、読み書きが出来る。
この4つだよ〜〜!
スッゴく便利だよね! 』
オレは「 ていッ 」と言って、胸を張ってドヤ顔をしているトッポの小さい頭にデコピンした。
妖精王:トッポ
『 いっだぁ…!?
何でデコピンするのさぁ?
ボクは妖精王だよ〜〜!
酷くない? 』
オレ
「 酷いのは祝福の方だろが!! 」
妖精王:トッポ
『 えぇっ??
何が酷いの?
言っとくけど、ボクと交わした魂の契約は解除出来ないからね!
それに音声言語と文字言語と読み書きは出来ないと困るんだよ~~ 』
オレ
「 妖精が見えるとか、妖精と話せるとか、必要なのか?? 」
妖精王:トッポ
『 必要じゃないの? 』
オレ
「 妖精に関しては、トッポが居るんだから要らないだろ?
トッポは妖精王なんだろ?
トッポには妖精が見えるし、妖精と話が出来るんだろ? 」
妖精王:トッポ
『 うん、出来るよ~~。
妖精王だからね!
全妖精はボクの愛しい子供達だよ~~ 』
オレ
「 オレはトッポさえ見えて、トッポと話が出来れば十分だよ。
トッポ以外の妖精が見えなくても話せなくてもオレは構わないよ。
トッポが居てくれたら困らないだろ? 」
妖精王:トッポ
『 君ぃ〜〜〜!!
もうっ、そう言う事なら祝福の2つ目と3つ目は他の祝福に変更してあげるよ! 』
オレ
「 本当か!? 」
妖精王:トッポ
『 うん、良いよ~~。
特別だよ〜〜。
どんな祝福が良いんだい? 』
オレ
「 ……、……うん、お金には困りたくない。
貧乏生活はしたくないよな。
2つ目の祝福は、お金に困らないように出来ないか? 」
妖精王:トッポ
『 ボクが居るから困らないよ~~ 』
オレ
「 へ…?
困らないのか??
何でだよ? 」
妖精王:トッポ
『 人間のお金なんて直ぐに稼げちゃうからだよ〜〜 』
オレ
「 へ?? 」
妖精王:トッポ
『 お金の事なら全面的にバババ~~~~ンッとボクに任せてくれたら良いよ~~。
2つ目の祝福は何にするんだい? 』
オレ
「 お金に困らないで生活が出来るなら安心だな……。
でもなぁ……本当に全面的に任せても大丈夫なのか?
不安なんだけど…… 」
妖精王:トッポ
「 ボクは妖精王なんだよ~~。
豪華客船に乗った気で居てよね☆ 」
オレ
「 ウインクすんな!
……、……、……、……よし……やっぱ、これだよな!
悪質な嘘や悪意のある嘘には騙されないようにしてほしいな 」
妖精王:トッポ
『 ふ〜〜〜ん?
そんなので良いのかい?
君って変わってるね? 』
オレ
「 オレは騙すのは好きだけど、騙されるのは嫌なんだよ。
オレってさ、御人好しみたいでさ……、騙され易い体質なんだよ…。
だから必要以上に騙されたくないんだ。
裏切られるのもメンタル的に辛いから裏切られたくないし… 」
妖精王:トッポ
『 ふ〜〜〜ん?
じゃあ…2つ目の祝福は、 “ 他人に騙されず、他人に裏切られない ” にするかい? 』
オレ
「 身内も頼むよ… 」
妖精王:トッポ
『 身内?
──はぁ?
何…君にはボクが居るのに、ボク以外の家族も作ろうって言うの? 』
オレ
「 えっ……?? 」
妖精王:トッポ
『 ボクが居るんだから家族を持つなんて許さないよ。
君はボクだけの君なんだからね!
浮気は許さないよ 』
オレ
「 ……、……、……浮気って…… 」
妖精王:トッポ
『 まぁ…良いよ~~。
今回はサービスしといてあげるよ☆
ボクは君にだけは優しい妖精王で居たいからね~~ 』
オレ
「 お…おう……頼むよ…。
( トッポ…こわぁ……。
怒らせないようにしないと!!
気を付けないとだな! )」
妖精王:トッポ
『 ──じゃあ、気を取り直して3つ目の祝福は何にする〜〜? 』
オレ
「 そ…そうだな……。
3つ目の祝福は……動物と話せるようになりたいかな 」
妖精王:トッポ
『 動物と話したいの〜〜?
君は動物が好きなのかい? 』
オレ
「 嫌いではないな。
日本では動物と話せなかったからな、話せると楽しいんじゃないかって思うんだ。
どうかな? 」
妖精王:トッポ
『 う〜〜〜ん…。
動物と話したいねぇ?
じゃあ、君の副業をテイマーにするよ。
そうすれば、動物だけじゃなくて、怪物,魔物,魔族と話せるようになるからね 』
オレ
「 テイマーかぁ。
それって仲間に出来たりするのか? 」
妖精王:トッポ
『 流石にずっとは無理だね。
副業だからね、仲間に出来るのは一時的だよ〜〜 』
オレ
「 副業って事は、オレには本業があるのか? 」
妖精王:トッポ
『 うん、あるよ〜〜。
あれれ〜〜、未だ教えてなかったかな?? 』
オレ
「 今、初めて聞いたよ…。
オレの本業って何なんだ? 」
妖精王:トッポ
『 君の本業は──、勇者だよ 』
オレ
「 は…い??
勇者ぁ??
何だよ、勇者って?! 」
妖精王:トッポ
『 この世界には13個の塔が建ってるんだ〜〜。
12個の塔の最上階には魔王が居てね、 “ 魔王の塔 ” って呼ばれているんだよ〜〜。
魔王の塔に住み着いてる魔王を倒して、12個のオーブを手に入れたら、13個目の塔に入れるようになるんだ。
最上階に居る超魔王を倒して、この世界を “ 終焉の宴 ” から救ってほしいんだよね〜〜 』
オレ
「 はい??
12個の塔に住む魔王を倒す??
オーブを12個集めて、13個目の塔に住む超魔王を倒す??
オレが…?! 」
妖精王:トッポ
『 うん!
そうだよ〜〜。
君は “ 終焉の宴 ” から世界を救う為に召喚された “ 四つ葉の勇者 ” なんだよ〜〜。
一緒に12体の魔王討伐と超魔王討伐を頑張ろ〜〜〜う♪ 』
トッポは空中でクルリンと回る。
オレ
「 ──いや、待て!
そんな大事な──、重大な事を祝福を決めた後で言うんだよ!!
順番が逆だろ!?
先に “ 勇者だって ” 事を教えてくれたら、もっと魔王討伐に役立つ祝福にしたのにっ!! 」
妖精王:トッポ
『 え〜〜〜……もう祝福は決定しちゃったから変更は出来ないよ 』
オレ
「 オレに謝ってくれないのかよ! 」
妖精王:トッポ
『 ん〜〜?
何でぇ?
ボクは教えたよ~~。
そんなに順番って大事なのかい? 』
オレ
「 大事だよ!!
勇者に相応しいチート満載な祝福を考えたのにぃぃぃぃ!!!! 」
妖精王:トッポ
『 チート??
決まっちゃったもんは仕方無いよ~~。
それよりも君の名前を決めちゃおう! 』
オレ
「 は…?
オレの名前…だと?
何を言ってんだ。
オレの名前は──── 」




