⭕ 此処は何処だ?? 4
オレ
「 ────あれ?
オレの名前……??
分からないぞ…。
自分の名前なのに何で分からないんだよ?!
オレ……、自分が日本育ちの日本人だって分かってるのに!!
家族の事だって覚えてるのに──、何で名前だけ思い出せないんだよ?!
どうして何だよぉ!! 」
妖精王:トッポ
『 それは仕方無いよ~~。
だって、君は彼方の世界から、此方の世界に転生したんだもん 』
オレ
「 て…転生?! 」
妖精王:トッポ
『 うん。
君は自分の死因を覚えてないんだね~~ 』
オレ
「 オレの死因…?? 」
妖精王:トッポ
『 まぁ…仕方無いのかなぁ?
あんな殺され方をしたらショックを起こしちゃうよね? 』
オレ
「 あんな…殺され方……?? 」
妖精王:トッポ
『 君の心が壊れないように自己防衛本能が能いて、魂が記憶を閉じ込めちゃう現象が起きたんだよ~~。
本能的に思い出さない方が良って身体が咄嗟に判断したんだろうね~~ 』
オレ
「 ……、……、……オレは…思い出さない方が良いような、殺され方をしたのか…… 」
妖精王:トッポ
『 うん、そうだね~~。
でもさ、前世の死因なんて何でも良いよ~~。
気にする事なんてないし、思い出す必要もないよ~~。
だって、前世の人生は終わったんだからね。
これからは転生先で目覚めた君の新しい人生が始まるんだからね! 』
オレ
「 ……、……、……、……そう…なのか?? 」
妖精王:トッポ
『 そうだよ〜〜。
さぁさぁ、君自身に新しい名前を付けて! 』
オレ
「 新しい名前…… 」
オレは…トッポに言われるままに自分の名前を考え始めた。
妖精王:トッポ
『 名前は決まったかい? 』
オレ
「 ……、……、……あぁ…決めたよ。
オレの新しい名前は──、アルト・ルキンツだ 」
妖精王:トッポ
『 アルト・ルキンツ…。
それで良いのかい?
決めたら名前の変更は出来ないよ〜〜 』
オレ
「 あぁ…構わないよ。
オレの名前は今から、 “ アルト・ルキンツ ” だ! 」
妖精王:トッポ
『 了解したよ〜〜。
君の名前は “ アルト・ルキンツ ” だよ。
今から宜しくね、アルト! 』
アルト・ルキンツ
「 ──うん、此方こそ宜しく頼むよ。
トッポ 」
妖精王:トッポ
『 あっはは!
名前が決まったから口調が変わったね~~。
自称も変わってると思うよ~~ 』
アルト・ルキンツ
「 自称も?
そうなのかな?
僕の自称は──?!
本当だ!!
自称が変わってる!
ついさっき迄は◯◯って言っていたのに──。
あれ??
◯◯って言えなくなってる?!
どうして…◯◯って言えないんだろう!? 」
妖精王:トッポ
『 そういうものだよ☆
気にしない,気にしない。
じゃあ、今からアルトの旅をサポートをしてくれるサポーターを紹介するね〜〜 』
アルト・ルキンツ
「 サポーター?? 」
妖精王:トッポ
『 そうだよ〜〜。
ボクは──って言うかね、妖精は戦闘向きじゃないんだよね〜〜。
この世界の妖精は魔法を使えないし〜〜。
だからボクは戦力外になるから、アルトの戦力になってくれる頼もしい味方を紹介しちゃいま〜〜す! 』
アルト・ルキンツ
「 有り難う、トッポ 」
妖精王:トッポ
『 エッヘン!
ジャジャジャジャ〜〜〜〜ン!!
アルトのサポーターをしてくれるホワギナロで〜〜す!! 』
アルト・ルキンツ
「 ホワギナロ?? 」
妖精王:トッポ
『 親しみを込めて、 “ ホワロ ” って呼んであげてね! 』
アルト・ルキンツ
「 ホワロ… 」
ホワギナロ
「 ……ブェイを呼んだか…? 」
アルト・ルキンツ
「 うわぁっ!?
──えぇっ??
一体何処から出て来たんだい?! 」
妖精王:トッポ
『 アルトの影からだよ〜〜 』
アルト・ルキンツ
「 僕の影から?? 」
妖精王:トッポ
『 ホワロはね、精霊王なんだよ〜〜。
妖精王のボクと精霊王のホワロが世界を旅をするアルトの手助けをするよ〜〜。
精霊は妖精と違って魔法を使えるんだ〜〜。
魔法のエキスパートのホワロは戦闘で役に立つよ〜〜。
どう、心強くて頼もしいサポーターでしょ? 」
アルト・ルキンツ
「 そうだね…。
宜しくお願いします、ホワロさん 」
ホワギナロ
「 ……ブェイの事は “ ホワロ ” で構わない… 」
アルト・ルキンツ
「 あ……はい。
分かりました。
改めて宜しくお願いします、ホワロ 」
ホワギナロ
「 ……あぁ…頼む…。
……ブェイもアルトと魂の契約を交わしている…。
……ブェイもアルトに祝福を授けている… 」
アルト・ルキンツ
「 えっ?
本当ですか?
有り難う御座います! 」
妖精王:トッポ
『 じゃあ、旅に出る前にホワロが授けた4つの祝福を確認して見ようね〜〜。
1つ目の祝福は──、精霊王と魂の契約を交わしている。
2つ目の祝福は──、四次元バッグを使える。
3つ目の祝福は──、状態異常が無効化される。
4つ目の祝福は──、祈りを捧げると大陸神の恩惠を受けれる。
この4つだね〜〜 』
アルト・ルキンツ
「 何か凄い祝福だね… 」
妖精王:トッポ
『 精霊王の祝福だからね〜〜。
因みにホワロの祝福は、左手の甲に四つ葉が浮かび上がっているよ~~。
見て御覧よ! 』
オレはトッポに言われて、素直に左手の甲を見てみた。
アルト・ルキンツ
「 ──本当だ… 」
妖精王:トッポ
『 勇者の証の四つ葉は、時間が経つと光は消えるよ〜〜。
証しは薄い色で両手の上に残っているから、気にしないでね〜〜 』
アルト・ルキンツ
「 分かったよ 」
妖精王:トッポ
『 後ね、ホワロは人間にも見えるし、声も聞こえるけど~~、ボクの姿はアルトとホワロにしか見えないし、ボクの声もアルトとホワロにしか聞こえないから、人前では気を付けるんだよ〜〜。
アルトが痛くてヤバくて危険人物に見えちゃうからね〜〜 」
アルト・ルキンツ
「 ……、……、……教えてくれて有り難う。
気を付けるようにするよ…… 」
妖精王:トッポ
『 うん!
じゃ──、これから冒険の旅に出掛けよう!! 』
アルト・ルキンツ
「 待って、トッポ。
此処って何処なのかな? 」
妖精王:トッポ
『 あぁ、此処?
此処はテスラハンって言う名前の≪ 町 ≫の宿屋だよ〜〜。
宿屋代はボクが支払ってあるから安心していいよ〜〜 』
アルト・ルキンツ
「 そうなんだ…。
宿屋の一室だったんだ…… 」
妖精王:トッポ
『 宿屋を出たら、テスラハンの町を出て、1個目の塔を目指そうね〜〜 』
◎ 訂正しました。
記憶が記憶を閉じ込めちゃう ─→ 魂が記憶を閉じ込めちゃう




