⭕ 先ずは宿屋から
◎ サブタイトルを変更しました。
◎ 変更しました。
妖精王:トッポ ─→ トッポ:ハイエルフ
「 ニュ~~ 」─→「 にゅ~~ 」
何だよ、トッポの奴め、ちゃんとまともな話し方も出来るんじゃないかよ。
初めからまともな話し方をしてくれたらいいのにな!
門番とトッポによる質疑応答は未だ続いている。
トッポ:ハイエルフ
「 ──ハイエルフの中からテイマーが現れるのは異例の事でね、テイマーギルドに頼るしかなくて態々山から降りて来た 」
門番
「 そうでしたか。
いや…然し、最古のエルフ族が未だ存命されておられたとは…… 」
トッポ:ハイエルフ
「 ハイエルフ狩りなんて無駄な事をしないように領主に言付けてほしいね、ははは 」
門番
「 ははは…ハイエルフ狩り…ですか? 」
トッポ:ハイエルフ
「 人間は昔から無駄に狩るのが好きな種族だからね 」
門番
「 は、はぁ……。
それで、弟さんのテムモンを見せていただいても? 」
トッポ:ハイエルフ
「 スライムだよ。
何せ新米テイマーだからね 」
ニュイ
「 にゅ〜 」
門番
「 ほぅ…?
色違いのスライムですか。
いやはや、テイムされたスライムは可愛いですな(////)」
アルト・ルキンツ
「 ニュイです。
初めて山でテイムしました 」
門番
「 ≪ ランダントピアの街 ≫は初めてでしたね。
テントの受け付けカウンターで通行許可証を提示したら地図付きのパンフレットを受け取ってください。
《 宿屋街 》で滞在する宿屋を決めてから《 ギルド街 》にあるテイマーギルドへ行かれた方が良いですよ 」
トッポ:ハイエルフ
「 親切に有り難う 」
アルト・ルキンツ
「 有り難う御座います 」
門番
「 ──次! 」
門番との質疑応答が終わると正門を抜けると、テントが張られていて其処に受け付けカウンターがある。
受け付つカウンターに通行許可証を提示すると兵士が通行許可証に何かしている。
兵士
「 パンフレットをどうぞ 」
兵士は通行許可証とパンフレットを手渡してくれる。
トッポ:ハイエルフ
「 有り難う。
アルト、《 宿屋街 》へ行くよ。
滞在する宿屋を決めないとね 」
アルト・ルキンツ
「 そうだね。
──パンフレット、有り難う御座います 」
オレに通行許可証とパンフレットを手渡してくれた兵士に軽く会釈をして御礼を言ったオレは、トッポの左横を歩く。
ニュイは体を小さくしてオレの右肩に乗っている。
これから迷子にならないからな。
──とは言え、正門を潜ってテントで受け付けを済ませたからと言って直ぐに街の中へ入れるわけじゃなく、大きくて長い橋を渡らないと街へは着けない。
馬車も走っているから横幅が広くて丈夫そうに作られている橋だ。
橋から下を見ると舟に乗って釣りをしている人の姿が見られる。
1人で釣りを楽しんでいる人や家族で釣りを楽しんでいる人なんかが結構居る。
アルト・ルキンツ
「 へぇ、釣りが出来るんだね 」
トッポ:ハイエルフ
「 海と繋がっているそうだよ。
有料で釣り体験を出来るみたいだね 」
アルト・ルキンツ
「 有料なんだ…。
それにしても随分と長い橋だね 」
トッポ:ハイエルフ
「 徒歩で20分ぐらいだね。
朝から夜まで人の往来が多い橋だと書かれているね 」
アルト・ルキンツ
「 そうなんだ 」
20分も歩くのかよ…。
正門前で1時間以上も待たされた挙げ句に20分も橋の上を歩かさせるとか、領主はS野郎かよ…。
──*──*──*── 30分後
──*──*──*── 街中
何が20分だよ、10分もオーバーしてんじゃねぇかよ!
パンフレットに嘘を書くんじゃねぇよ!
アルト・ルキンツ
「 30分も掛かっちゃったね… 」
トッポ:ハイエルフ
「 アルトの歩幅だと20分では着けないだろうね 」
アルト・ルキンツ
「 あぁ〜〜〜……そう言えば…周りの人達は背が高いしね… 」
トッポ:ハイエルフ
「 ≪ マーザッカイ大陸 ≫の平均身長は180cmだからね。
女性の成人身長は最低でも160cmはあるよ。
アルトより背が高いね 」
アルト・ルキンツ
「 あ……ははは…。
僕から見たら巨人に見えるね… 」
クッソ…前世の身長のままだったら良かったのに…。
トッポ:ハイエルフ
「 《 宿屋街 》は此方だね。
防犯対策が確りしている宿屋は値段が張るけど、アルトはどっちがいいかな? 」
アルト・ルキンツ
「 宿屋と言えば、ボリュームがあって料理が美味しい宿屋を選びたいよ 」
トッポ:ハイエルフ
「 そうなると……防犯対策★1か2の宿屋になるけどの? 」
アルト・ルキンツ
「 ニュイが居てくれるから安心だよね? 」
ニュイ
「 にゅにゅ! 」
アルト・ルキンツ
「 頼りにしてるよ、ニュイ 」
ニュイ
「 にゅ〜〜 」
トッポ:ハイエルフ
「 丸呑みしたら骨も残らないように消化するんだよ。
証拠が残ると後々面倒になるからね 」
ニュイ
「 にゅ〜にゅ 」
アルト・ルキンツ
「 あ…はは……消化するとか物騒だね… 」
──*──*──*── 宿屋街
パンフレットに付属している地図を見ながら《 宿屋街 》へ到着した。
パンフレットには、紹介されている宿屋の防犯対策レベルが5段階の★で表されている。
★3 〜 5の宿泊施設の宿泊費は確かに高い。
★1 〜 2の宿屋は当然だが宿泊費が安くなっている。
あんまり出費はしたくないからな、★1の宿屋でも良いんじゃないか?
アルト・ルキンツ
「 結構あるね。
この中から探すのは大変だね…。
★1に絞ると……4軒か。
大分絞れたね 」
トッポ:ハイエルフ
「 この4軒の宿屋を当たってみよう 」
防犯対策が★1の宿屋を回って見たけど、まさかの満室だった。
防犯対策が★2の宿屋も回って見たけど、8軒とも満室でチェックインは出来なかった。
防犯対策が★3の宿泊施設なら空きもあるだろうと向かったけど、満室でチェックインが出来なかった。
「 なんてこった 」だがな!
アルト・ルキンツ
「 ……防犯対策が★4の宿泊施設か…。
満室じゃなければいいんだけど… 」
トッポ:ハイエルフ
「 街内の離れにテイマー広場と冒険者広場があるから行ってみる? 」
アルト・ルキンツ
「 テイマー広場?
冒険者広場? 」
トッポ:ハイエルフ
「 宿屋に泊まれないテイマーや冒険者が滞在中にテントを張って、自給自足する場所だよ 」
アルト・ルキンツ
「 へぇ…そんな広場があるんだ?
折角≪ 街 ≫に来たのにキャンプするんだ…。
あ…はは……はぁ…… 」
トッポ:ハイエルフ
「 宿泊費の高い宿泊施設に泊まる? 」




