⭕ 最後列に並ぼう
◎ サブタイトルを変更しました。
◎ 変更しました。
妖精王:トッポ ─→ トッポ:ハイエルフ
「 ニュ~~ 」─→「 にゅ~~ 」
──*──*──*── 11ヵ月後
3基目の魔王の塔を略し終わって、4基目の魔王の塔へ向かう道中に≪ ランダントピアの街 ≫へ立ち寄る事になった。
何とか攻略の出来た2基目の魔王の塔はLV7で、3基目の塔はLV5だった。
残っている塔は、LV1,2,4,6,8,9,10,11,12の9基になった。
立て続けにLVの高い塔だった事もあり、3基目の塔を攻略する迄に11ヵ月も掛かってしまった。
約4ヵ月と9日に約11ヵ月だから、≪ テスラハンの町 ≫を旅立った日から、少なくとも約1年3ヵ月と9日が経ってるわけだ。
後数時間も歩けば、テイマーギルドのある≪ ランダントピアの街 ≫に到着する。
実は少しワクワクしている。
オレ以外のテイマーが沢山居る街だからだ。
オレに関してはテイマーは副業なんだけど…。
ニュイも初めて立ち寄る≪ 街 ≫を楽しみにしているみたいだ。
ニュイと同じようにテイマーにテイムされたテムモンに出逢えるわけだから、楽しみなんだろう。
スタジアムのバトルで勝ち捲って、レアな育成アイテムをゲットしまくるぜ!!
そんで、ニュイに使ってやるんだ。
マナの無駄遣いはなるべくしたくないからな。
現金をマナに変えれるってのは中々魅力的なサービスだと思う。
現金は貯まりに貯まっているから全額マナに変えても良いぐらいだ。
金に困らないで旅が出来るって最高だな!
今のオレは≪ マーザッカイ大陸 ≫で1番の大金持ち勇者なんじゃないか?
ニュイには回復アイテムは必要なさそうだな。
全マナを育成アイテムに注ぎ込むか?
──*──*──*── 3時間後
──*──*──*── ランダントピアの街・行列の最後尾
アルト・ルキンツ
「 ──うわぁ…此処が≪ ランダントピアの街 ≫なんだ…。
もの凄く高くて丈夫そうな壁だね…。
丸で要塞みたいに見えるよ… 」
トッポ:ハイエルフ
「 実際に要塞をイメージされて作られている街だよ 」
精霊王:ホワギナロ
「 ……アルト…ブェイは〈 聖精界 〉へ戻る…。
……トッポ…ニュイ…アルトを任せた… 」
トッポ:ハイエルフ
「 豪華客船に乗ったつもりで任せなよ 」
ニュイ
「 にゅにゅ〜〜 」
精霊王:ホワギナロ
「 ……ではな…アルト… 」
アルト・ルキンツ
「 うん…。
≪ 街 ≫から出たら呼ぶかい? 」
精霊王:ホワギナロ
「 ……必要ないな…。
……アルトが≪ ランダントピアの街 ≫を出れば分かる… 」
アルト・ルキンツ
「 そうなんですね 」
ホワギナロはオレの影に移動すると、影の中に沈みながら姿を消して行った。
トッポ:ハイエルフ
「 ≪ 街 ≫に入るには通行許可証が必要だよ。
アルトの通行許可証はバッグに入っているから見せるといい。
紐を付けているから直ぐに出せるよ 」
アルト・ルキンツ
「 有り難う、トッポ 」
トッポ:ハイエルフ
「 列の最後尾に並ぼう 」
アルト・ルキンツ
「 随分と多くの人達が 並んでるんだね 」
トッポ:ハイエルフ
「 スタジアムで観戦が出来るバトルが目当てで来てるんだよ。
バトルを見て、腕の良いテイマーが居れば、自分のパーティーにスカウトしたい冒険者も来ているよ。
テムモン使いの上手いテイマーは用心棒にも持って来いだよ 」
アルト・ルキンツ
「 へぇ、そうなんだ。
スカウトされたりするんだね… 」
トッポ:ハイエルフ
「 アルトはハイエルフのボクとパーティーを組んでる事になってるから、スカウトはされないよ。
スカウトされるのはフリーのテイマーだけだからね 」
アルト・ルキンツ
「 そうなんだ。
良かった 」
トッポ:ハイエルフ
「 一般的にテムモンがスライムのテイマーをスカウトする冒険者は居ないけどね 」
アルト・ルキンツ
「 そうなんだ?
ニュイは強いのにね 」
ニュイ
「 にゅにゅ〜 」
トッポ:ハイエルフ
「 悲しいかな、人間にはスライムの見分けが付かないからね。
色違いは珍しがられたりするけど、あまりテイム対象にはならないね。
テイマー初心者のテイム訓練にスライムが選ばれる事が多いけど、慣れると別の怪物をテイムするのが一般的だよ。
無属性のスライムを育てても高が知れてるからね。
テムモンがスライムのアルトは、傍からはテイマー初心者だと思われている筈だよ 」
アルト・ルキンツ
「 そうなんだね。
その方が都合が良いかも知れないね。
実際にテイマーギルドでテイマー登録をする為に来てるわけだし 」
トッポ:ハイエルフ
「 そうそう、アルトのLVとステータスを変更しとかないといけないね 」
アルト・ルキンツ
「 僕のLVとステータスを変える??
そんな事が出来るかい? 」
トッポ:ハイエルフ
「 出来るよ。
方法は教えられないけどね。
ニュイのLVとステータスも変更しておくよ 」
アルト・ルキンツ
「 有り難う、トッポ 」
トッポ:ハイエルフ
「 アルトはLV11,ニュイはLV4に変更するよ。
ステータスもLVに見合うように低くしておくよ 」
アルト・ルキンツ
「 助かるよ 」
列の最後尾だった筈のオレ達だったけど、何時の間にやらオレ達の後ろにも人が並んでいる。
中々前に進まないから、前の列の人達がザワ付き出している。
何か問題でも起きたのか??
クソッ…背が低いから何も見えない!!
トッポ:ハイエルフ
「 別の門番が出て来たね。
列が動き出すよ 」
アルト・ルキンツ
「 前の方で何かあったのかな? 」
トッポ:ハイエルフ
「 あったんだろうね。
今も揉めている最中みたいだし 」
アルト・ルキンツ
「 何が原因で揉めていんだろうね 」
トッポ:ハイエルフ
「 さぁね。
遠過ぎるから分からないね 」
新しい門番が正門へ現れた事で止まっていた列が動き出した。
──*──*──*── 30分後
──*──*──*── 正門前
漸くオレ達の順番が回って来た。
門番から通行許可証を見せるように声を掛けられた。
オレは四次元バッグに紐で繋がっている通行許可証を持つと、トッポと一緒に門番に見せた。
トッポ:ハイエルフ
「 ワタシの名前はトッポ・セイファード・ルキンツ。
彼はワタシの弟で、アルト・セイファード・ルキンツだ。
ワタシと弟はハイエルフの末裔だ。
ワタシは弓使いで、弟は新米テイマーだ。
テイマーギルドでテイマー登録をする為に≪ ランダントピアの街 ≫へ来た。
通行の許可を願おうか 」
おぃおぃ、まるでトッポが別人みたいに見えるんだが!?




