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⭕ 1基目 ── 魔王の塔を攻略せよ! 2


──*──*──*── 3ヵ月後


──*──*──*── 魔王の塔・最上階


 ──漸く最上階に到着した。


 長い道(みち)程(のり)だった。


 魔王の塔に入った日から3ヵ月も経っている。


 この扉を開けた先に魔王が居(い)るんだ。


 LV8000超えの魔王が──。


ニュイ

「 にゅにゅ〜〜 」


アルト・ルキンツ

「 …………愈(いよ)々(いよ)…魔王と対面するんだね… 」


 オレは厳(おごそ)かな両開き扉の前に立っている。


 生唾を何(なん)度(ど)も何(なん)度(ど)も飲み込んだ。


アルト・ルキンツ

「 ──この…扉の先に魔王が…… 」


精霊王:ホワギナロ

「 ……アルト…行くか… 」


アルト・ルキンツ

「 はい!

  行きましょう! 」


トッポ:ハイエルフ

「 アルト、ホワロに敬語を使ったね。

  { 今夜は手加減しないから覚悟してよ }」


アルト・ルキンツ

「 ひぃぁ゛っ?!

  ──トッポ…(////)」


 コイツ、悪ノリし過ぎだろ!!


 耳元で囁きやがってぇ〜〜〜〜、背筋がゾクッてしたよ…。


 真夏の怪談並みに恐(こ)怖(わ)い奴だ…。


精霊王:ホワギナロ

「 ……扉を開けるぞ… 」


 魔王に挑む為の準備は万端で、オレはホワギナロから渡された勇者に相応しい長剣の柄を握った。


 何(い)時(つ)でも抜けれるようにだ。


 ホワギナロが両扉を開けると、オレ達は魔王が居(い)る玉座の間(ま)へ入った。


──*──*──*── 王座の間


 玉座の間(ま)へ入るとガラン──としといて、誰も居(い)ない。


 魔王が居(い)るんじゃないのかよ?


アルト・ルキンツ

「 ……誰も居(い)ない?

  どうしてだろう… 」


 オレが不思議そうに思いながら扉から離れて玉座の間(ま)の中央へ歩くと扉が勝手に閉まり、消えてしまった!?


アルト・ルキンツ

「 ──扉が消えた?!

  どうして──?! 」


ニュイ

「 にゅ!!

  にゅにゅっ!! 」


 ニュイ(バブルスライム)が何(なに)かを感じ取ったのか、オレに体当たりをかましてくれやがったニュイ(バブルスライム)の元に何(なん)本(ぼん)もの大槍が襲い掛かり、床に突き刺さった!!


 ニュイ(バブルスライム)に体当たりされてバランスを崩したオレはトッポに支えられて倒れる事はなかった。


 ホワギナロが精霊を呼び出して、ニュイ(バブルスライム)を攻撃した敵── 恐らく魔王 ──を遠ざけてくれた。


アルト・ルキンツ

「 ニュイーーーー!! 」


 オレがニュイ(バブルスライム)の名前を叫ぶと、「 にゅ~~ 」と暢気に鳴きながらニュイ(バブルスライム)が床に突き刺さっている大槍を溶かして現れた。


 どうやらニュイ(バブルスライム)は無傷みたいだ。


 最終進化を果たしたバブルスライムのニュイには、あらゆる物理攻撃が効かないようだ。


 ニュイ(バブルスライム)はオレに体当たりをかまして飛ばした後(あと)、瞬時に高濃度の酸で作った膜を自身の体へ張ってコーティングしたらしく、あらゆる物質を瞬時に溶かしている。


 ニュイ(バブルスライム)ってば、恐ろしい子になってしまった。


 ニュイ(バブルスライム)が実際に戦闘で使える技は増えている。


 酸ミスト,酸スプレー,酸シャボン,酸バブル,酸シャワー,酸飛ばし,消化,コーティング──と高濃度で危険極まりない酸をふ(・)ん(・)だ(・)ん(・)に使いまくれるお(・)っ(・)か(・)な(・)い(・)技ばかりを覚えてくれた。


 オレの可愛いニュイ(バブルスライム)は何(なに)を目指してるんだろうな…。


 因(ちな)みにニュイ(バブルスライム)を狙ったわけではなく、魔王を倒しに来(き)た四つ葉の勇者でもあるオレを狙った攻撃らしい。


 誰も居(い)ないと見せ掛けて、油断させた隙に八つ裂きにしてしまおという作戦だったのだろう。


 一足先に気付いてくれたニュイ(バブルスライム)がオレを体当たりして突き飛ばしてくれなかったら、オレは間違いなく何(なん)本(ぼん)もの大槍に八つ裂きにされて死んでいただろう。


 ニュイ(バブルスライム)には感謝してもしきれない。


 オレを狙った魔王はというと──、何(い)時(つ)の間(ま)にやら玉座に堂(どう)々(どう)とふ(・)て(・)ぶ(・)て(・)し(・)く(・)座っていた。


 そんな魔王の容姿は女だった。


 まるで日本人を思わせるような真っ黒い髪,真っ黒な瞳と人間じゃないんだろうと思わせる背中から生えている左右の黒い翼が見える。


 魔王は武装をしていないようで、真っ黒なワンピースみたいなのを着ている。


 切れ味抜群そうな巨大な大鎌が近くにある。


 魔王は何(な)故(ぜ)か裸足だ。


 魔王の傍(そば)には確(しっか)りと完全武装している10体の女達が居(い)る。


 魔王の容姿にクリソツな女達は槍士なのか全員が大槍を構えている。


アルト・ルキンツ

「 ……魔王が…11体?? 」


精霊王:ホワギナロ

「 ……堕天使が魔王か… 」


アルト・ルキンツ

「 堕天使?? 」


トッポ:ハイエルフ

「 ふぅん──、サティルセイザーか。

  中(なか)々(なか)厄介な相手だね。

  生者を死へ誘(いざな)う精霊使いだよ 」


アルト・ルキンツ

「 精霊使い??

  魔王が堕天使……?? 」


ニュイ

「 にゅにゅっ!! 」


 不意討ちでオレを狙った魔王に対して怒り心頭なニュイ(バブルスライム)は既に戦闘態勢に入っている。


 まさか、酸で精霊を溶かそうなんて思ってないよな?


トッポ:ハイエルフ

「 アルト──、ワレ(死へ)キュ(誘(いざな)う)ーレ(精霊)はニュイに任せてボク達は魔王(サティルセイザー)を倒すよ。

  ボクとホワロでH(体)P(力)を減らすからトドメを刺すんだ。

  いいね? 」


アルト・ルキンツ

「 分かったよ。

  ニュイ、1人でワレ(死へ)キュ(誘(いざな)う)ーレ(精霊)を倒せるかい? 」


ニュイ

「 にゅっにゅ〜〜 」


アルト・ルキンツ

「 ははは、頼もしいよ。

  頼むね、ニュイ 」


 殺る気満(まん)々(なん)なニュイ(バブルスライム)にワレ(死へ)キュ(誘(いざな)う)ーレ(精霊)を任せる事にしたオレは、ホワギナロとトッポと共(とも)に魔王(サティルセイザー)を倒す為に動いた!!






 ホワギナロは鞭ではなく精霊を呼び出して魔王(サティルセイザー)を攻撃してくれる。


 ホワギナロに呼び出されている精霊は17体も居(い)て、1人の魔王(サティルセイザー)に対して完全に集団フルボッコ状態だ。


 リアルにエグい光景だ。


 トッポも呼び出した妖精達に魔王(サティルセイザー)の邪魔をさせているようだ。


 トッポは魔王(サティルセイザー)の急所を正確に狙って弓を射って確実にダメージを与えてH(体)P(力)をガンガン減らしてくれている。


 精霊達の攻撃も強力で、LV9783もあってH(体)P(力)も多過ぎる魔王(サティルセイザー)も苦戦しているのが分かる。

◎ 訂正しました。

  王座 ─→ 玉座


◎ 変更しました。

  妖精王:トッポ ─→ トッポ:ハイエルフ

  「 ニューー 」─→「 にゅ~~ 」 

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