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⭕ いざ、魔王討伐の旅へ! 目指すは魔王が住む塔だ! 8


──*──*──*── 翌日


 朝は「 ゴォォォォオオオオオーーーーッッッ!!!! 」という物凄く煩い音で目が覚めた。


 一体なんの音なんだよ……。


 ねむまなこを擦りながらオレは上半身を起こした。


ニュイ

「 にゅ〜〜♥ 」


 オレが起きるとニュイ(ベビースライム)が可愛い声で鳴く。


 まるで「 おはよう 」って言ってくれてるみたいだ。


アルト・ルキンツ

「 ──御早う、ニュイ。

  朝から元気だね 」


ニュイ

「 にゅ〜〜 」


アルト・ルキンツ

「 着替えるから待っててくれるかな? 」


ニュイ

「 にゅ! 」


 ニュイ(ベビースライム)は素直でい子だな。


 寝間着を脱いでちょうにんの衣服に着替え終えたオレは、出されている三面鏡の鏡の前で身支度を整えた。


 い感じに空腹だから、朝御飯を食べたくてテントから出た。


 オレのうしろをニュイ(ベビースライム)がジャンプして追ってる様子が可愛い過ぎる。


アルト・ルキンツ

「 御早う御座います、ホワロ。

  御早う、トッポ 」


精霊王:ホワギナロ

「 ……御早う…アルト…。

  ……朝食は作ってある…。

  ……今から食べるか…? 」


アルト・ルキンツ

「 お願いします、ホワロ。

  ──トッポ?

  えぇと……実体化してるのかい? 」


妖精王:トッポ

「 御早う、アルト。

  昨夜はく眠れたようだね 」


アルト・ルキンツ

「 う、うん… 」


 目の前にるのは確かに長身でスリムで美丈夫な美麗人のエルフだ。


 足首まで伸びているだろう長いストレートな紫色の髪に、長い紫色の睫毛と瞳の美男子が丸太の椅子に腰掛けている。


 微笑んでいる目の前の青年がトッポだとは思えない。


 これがハイエルフなのか…。


 漫画やアニメで見たように長い耳のエルフが、オレの目の前にて好意的に微笑んでいる。


 そのうしろで物凄い量の水が流れていて──。


 ……、……、……、……んんんん??


 水が流れている??


 どゆことだよ?!


 なんで大量の水が流れてるんだ??


アルト・ルキンツ

「 ……、……、……えと……トッポのうしろに流れてる水はなんなのかな?? 」


トッポ:ハイエルフ

「 昨夜、降った雨が原因で川が増水したんだよ。

  キャンプ地はホワロの結界魔法の効果で被害はないけど、この量の流れだと≪ テスラハンのまち ≫は壊滅的かも知れないね 」


アルト・ルキンツ

「 ……、……随分と素っ気ないんだね 」


トッポ:ハイエルフ

「 ≪ テスラハンのまち ≫が被害に遭ったとしてもボク達には関係無いからね 」


 えらいドライな事を平然と言う奴だな。


 実体化すると、コイツ(トッポ)も性格が変わるのか?


 昨日きのうまでの陽気でウザいトッポはへ行ったんだ??


アルト・ルキンツ

「 トッポ……、昨夜と雰囲気が変わってるね… 」


トッポ:ハイエルフ

「 それを言うならアルトもだよね。

  アルトは今のボクは気に入らない? 」


アルト・ルキンツ

「 気に入らない…って事はないけど…… 」


 コイツ──、男のオレに向かって流し目してやがった!!


アルト・ルキンツ

「 あ…はは……僕は男だから、流し目するのはめてほしいかな… 」


トッポ:ハイエルフ

「 流し目?

  普通に見てるだけなんだけどな。

  ふぅ〜〜ん?

  アルトにはボクが流し目してるように見えてるんだ?

  言っとくけど、ボクもホワロも外見が男寄りってだけで性別は無いからね 」


アルト・ルキンツ

「 あ…はは…… 」


精霊王:ホワギナロ

「 ……トッポ…朝からアルトを困らせるな…。

  ……アルト…トッポが済まない… 」


アルト・ルキンツ

「 い…いえ…… 」


トッポ:ハイエルフ

「 アルト、食事しながらでいから、ボクの話を聞いてね 」


アルト・ルキンツ

「 分かった… 」


 オレは胸の前で両手を合わせると〈 ()()() 〉へ合掌した。


 ホワギナロがテーブルに並べてくれた料理を食べ始めると、トッポが口を開いて話を始めた。


トッポ:ハイエルフ

「 12個の塔は “ 魔王の塔 ” と呼ばれている。

  13個目の塔は “ 超魔王の塔 ” と呼ばれている。

  魔王には配下がて──、魔王の側近が2名,四天王が4名と部下,八魔将が8名と部下,獣魔王軍が5名と部下,ザコが塔の中にウジャウジャる。

  上の階へ繋がる転移陣の前には、魔王の配下達がフロアボスとして立ちはだかってるから彼を倒さないと上の階へは行けないよ。

  魔族は──魔獣,魔物,使い魔,悪魔,魔人,魔神,魔王,大魔王,超魔王,魔王神,大魔王神,超魔王神,超越魔王神の13種が存在している。

  その中でも、魔獣,魔物,使い魔,悪魔,魔人,魔神の6種にはそれ(ぞれ)低級,下級,中級,上級,特級,極級の6ランクがある。

  どのランクもMAXLVは99999だよ。

  魔王の塔だから、大魔王,超魔王,魔王神,大魔王神,超魔王神,超越魔王神の6種は出現しないけど、かなりむずかしい塔攻略になる可能性がある。

  魔王の塔では魔獣,魔物,使い魔,悪魔,魔人,魔神の6種が出現するけど、戦闘に入らないと魔族のランクは分からない。

  魔族のLVが高いと逃亡は出来ないし、逃亡ばかりしていたら魔族のLVが上がる事になるから、塔に入ったらなるべく逃亡はしないで遭遇した魔族を倒して進んだ方がいよ。

  魔族のLVが上がると、塔から出ても上がったままだから注意した方がいい 」


アルト・ルキンツ

「 ……、……、……1基の塔攻略するだけでも大変じゃないかな… 」


トッポ:ハイエルフ

「 そう、物凄く大変だよ。

  この大陸にも勇者はるけど、塔攻略なんて果てしなく不可能に近かいんだ。

  だから〈 ()()() 〉は祝福の裏技を使ったのさ 」


アルト・ルキンツ

「 祝福の裏技…?? 」


トッポ:ハイエルフ

「 そう──、この大陸の精霊王ホワギナロ妖精王ボクを生け贄にして、勇者を裏技召喚したんだ。

  そして、裏技召喚されたのがアルト──きみだよ。

  生け贄に捧げられた精霊王ホワギナロ妖精王ボクきみ(アルト)たましいの契約を交わした事でかろうじて、この大陸に生存していられる存在になったんだ。

  アルト、わばきみ精霊王ホワギナロ妖精トッポの心臓なんだよ。

  だから、精霊王ホワギナロ妖精王ボクもアルトに対して全面的に協力するし、サポートもするんだよ 」


 ……、……、……、……トッポの奴めぇ〜〜〜、なんておもい話を朝っぱらからしやがるんだ!!


 ガチにクッソおもたい話じゃないかよ!!


 食事時にするような話じゃねぇだろうが!!


 コイツ(トッポ)の神経はどうなってんだ!!


 いや……そもそも妖精王には実体がないから神経もないのか…??

◎ 変更しました。

  「 ニュ~~ 」─→「 にゅ~~ 」

  妖精王:トッポ ─→ トッポ:ハイエルフ

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