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⭕ いざ、魔王討伐の旅へ! 目指すは魔王が住む塔だ! 6


 ──って言うか、「 オレ(アルト)の1番 」ってなんだよ…。


 オレに内緒で勝手に決めないでほしいもんだ。


精霊王:ホワギナロ

「 ……ニュイを怖がらせるのはめるか…? 」


妖精王:トッポ

『 ぐっ……や…や……や…め……る… 』


精霊王:ホワギナロ

「 ……ならいい…。

  ……ニュイよ…トッポに意地悪されたならブェイに言うといい…。

  ……ブェイがトッポを叱ろう… 」


ニュイ

「 にゅ〜〜(////)」


妖精王:トッポ

『 チッ──。

 { スライムの分際で!! }』


 コイツ(トッポの奴)、今、舌打ちしやがったな。


 全く……相手はベビースイムだって言うのに、なんで目くじらを立てて目のかたきにしてるんだ?


アルト・ルキンツ

「 トッポ──、ニュイと仲良くしてほしいな。

  『 ベビースライムをテイムしよう 』って言い出したのは誰でもないトッポだよ 」


妖精王:トッポ

『 …………分かっているよ… 』


精霊王:ホワギナロ

「 ……アルト…夕飯にするか…?

  ……アルトが食べれるように調理をした… 」


アルト・ルキンツ

がとう、ホワロ!

  お腹ペコペコだよ… 」


精霊王:ホワギナロ

「 ……椅子に座るといい… 」


 ホワギナロに言われたオレは丸太で作られた椅子の上に腰を下ろした。


 オレの左横にはニュイ(ベビースライム)て、右横にはトッポがる。


 ホワギナロはオレの為に作った料理を盛り付けた皿をつぎ(づき)に丸太で作ったテーブルの上に並べてくれる。


 出来立てホカホカでしそうだ。


アルト・ルキンツ

「 ホワロは料理も出来るんですね 」


精霊王:ホワギナロ

「 ……アルトのサポーターだからな…。

  ……料理ぐらい出来る… 」


アルト・ルキンツ

「 精霊王って凄いんですね! 」


精霊王:ホワギナロ

「 ……冷めぬ内に食べるといい… 」


アルト・ルキンツ

「 いただきます 」


妖精王:トッポ

『 アルト、食前と食後には〈 ()()() 〉へ感謝の祈りを捧げるんだよ〜〜 』


アルト・ルキンツ

「 感謝の祈り? 」


妖精王:トッポ

『 そうだよ〜〜。

  大自然から戴くめぐみといのちに対して感謝の祈りを捧げるんだよ〜〜 』


アルト・ルキンツ

「 合掌すればいのかな? 」


妖精王:トッポ

『 そうだね〜〜。

  謙虚な気持ちで真心を込めて〈 ()()() 〉へ感謝の祈りを捧げる事は尊い行為なんだよ。

  生かされている以上、大自然から与えられるめぐみやほどこしへの謝恩を忘れてはいけないのさ! 』


アルト・ルキンツ

「 前世でも食前と食後には生産者達へ感謝の思いを表す為に両手を合わせて『 いただきます 』をしていたよ 」


 オレは胸の前で両手を合わせて合掌した。


 〈 ()()() 〉への感謝の祈りを捧げる行為を簡略化させたのが合掌かも知れないな。


 ホワギナロがオレの為に作ってくれた料理は素直にかった。


 日本食とは明らかに違うホワギナロが狩って怪物モンスターの肉が使われた料理で、料理名は分からない。


 だけど不思議とオレの口に合う味付けで作られているのが嬉しい(////)


 どうやら料理にはオレが森の中で集めてた木の実や茸類も使われているらしい。


 ちゃんと妖精が仕分けと選別をしてくれたみたいだ。


 安全に使える身体からだに害のない木の実や茸類は、妖精がしっかりと保存をしてくれているみたいだ。


 そのまま使える木の実もあれば、加工する事で香辛料や調味料として使える木の実もあったらしい。


 茸類もそのまま生でも使えるし、乾燥させたり、粉末状にして使えたりする。


 そういう一切の作業も妖精がしてくれるらしくて、マジで助かる。


 身体からだに害があって食べれない木の実や茸類なんかは、使い方に依っては使い道がある為に捨てずに妖精が保管しているらしい。


 一体なにに使おうって言うんだろうな?


 怖くて聞けねぇや……。


 山の中には食べれる山菜なんかも生えていたらしくて、妖精が食用に向いている食物を森の中へ入って集めてくれているようだ。


 野外生活が長引いても困らないように妖精がフル活動してくれている。


 トッポはなにもしてないように見えるけど、実は妖精達に適切な指示を出してくれているみたいだ。


 そんなトッポはニュイ(ベビースライム)のプニプニ感が余程よっぽど気に入ったのか、勝手にクッション扱いしているニュイ(ベビースライム)の上で胡座を掻いて寛いでいる。


 ニュイ(ベビースライム)いやがっているわけじゃなさそうだ…。


 ニュイ(ベビースライム)いやがってないなら別にいいんだけどな…。


 オレはトッポにクッション扱いされているニュイ(ベビースライム)を指の背で撫でてやる。


 ニュイ(ベビースライム)は嬉しそうに「 ニュ〜〜 」と鳴いてくれる。


 かトッポが両頬を膨らませて拗ねているみたいだが、無視してやろう。


 オレはトッポの御機嫌取りをする気などさら(さら)ないんだ。


 食事を終えるとホワギナロが木で作った湯呑みにあつ(あつ)のお茶を淹れてくれた。


 なんの茶葉を使ったお茶なのかは分からないけど、飲めない事はない。


 麦茶みたいに飲み易いお茶だと思う。


 食べ終えた食器や食具もホワギナロが片付けてくれて、皿洗いは精霊がしてくれるみたいだ。


 水精霊ウンディレーネが水を出して食器,食具,調理器具を洗って、風精霊シルフィードが風でみずを飛ばして乾燥させてくれる。


 精霊に雑用をさせていのか?


 なんかバチが当たりそうなんだが……。


アルト・ルキンツ

「 ホワロ…精霊に雑用なんてさせていのかな? 」


精霊王:ホワギナロ

「 ……気にする事はない…。

  ……勇者のサポートが出来るのは精霊にとっても喜ばしい事だ… 」


アルト・ルキンツ

「 そういうものですか? 」


精霊王:ホワギナロ

「 ……アルトはなにかと気にし過ぎだな…。

  ……四つ葉の勇者である事を誇りに思う事だ…。

  ……自信は持てないか…? 」


アルト・ルキンツ

「 ……自信、ですか…。

  だ、自分が勇者である実感が湧かないんです…。

  なにせ、『 きみは勇者だ 』って言われたのが今日きょうですからね… 」


精霊王:ホワギナロ

「 ……それもそうだな… 」


アルト・ルキンツ

「 あの…ホワロはどうしてフードを被ったままなんですか? 」


精霊王:ホワギナロ

「 ……あまり実体化した姿を見られたくなくてな… 」


アルト・ルキンツ

「 そうなんですか? 」

◎ 変更しました。

  「 ニュ~~ 」─→「 にゅ~~ 」

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