↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

8/54

襲撃者の正体は!?

蒼河遥(あおかわ はるか)です。

第7話を読んでいただき、ありがとうございます。


突然アルフレッドを襲った、謎の黒服の男たち。

彼らの身元につながる、思わぬ証拠が見つかります。

そして、アルフレッドが隠していた秘密も、ついに明らかに――。

そして・・・

今度は男の眼前に、オレの剣を突きつけていったんだ。


「さあ~て、お前ら一体、誰の差し金か吐いて貰おうか!」

「・・・・」


オレは男に問いかけていく。

けど当然、男は無言を貫いた。

まあ、そりゃそうだろうな。


じゃあ仕方がない!


「ぐわぁっ!」


ただ聞いても答えないのであれば、奴らの体に聞くしかない!

ということで、オレは男の鳩尾(みぞおち)を蹴っていった!

まあ、勿論、多少は手加減しているけどな。


そして、その蹴りによって、

蹲(うずくま)っていた男は後ろに倒れ、そのまま仰向けになってしまう。


そんな無様な男の横へ歩みより、オレはソイツを見下ろしていったんだ。

すると・・・


「ん?これって・・・」


そう・・・

仰向けに倒れた男は、オレの蹴りのせいで、

その黒服の襟元が少しはだけていたんだけど、

よく見ると、その服の裏地に見たことのある模様の刺繍が・・・


オレは剣先でその部分をめくり、改めてキチンと確かめてみる。

するとやはり、その模様はヴァン・ハールト家の家紋だったんだ。


ってことは・・・


さっき男から奪った剣の柄の部分も確認していくオレ。

すると予想通り、剣の柄頭の部分にも、小さいながらヴァン・ハールト家の刻印が・・・


これって・・・



「アル、大丈夫か!」


そんな確認をしている最中、この騒ぎに気付いたらしき師匠が、

数軒先の店から飛び出し、オレの元へ駆け寄ってきたんだ。


更に周囲の路上には、いつの間にか大勢のギャラリーまで・・・


「あぁ師匠、オレは全然平気だぜ」

「そうか、よかった。というかアル、コイツらは一体何者だ?」


師匠の疑問は当然だ。

なのでオレは、言葉より先に、剣の柄頭を彼女のほうへ向けていったんだ。

すると・・・


「これってヴァン・ハールト家の家紋?」

「そうみたいだな」


「でも、一体なぜ、ヴァン・ハールト家がアルのことを・・・?」


師匠が不思議そうにそう言う。

そういえば師匠に、オレがヴァン・ハールト家出身だってこと、話してなかったっけ・・・


まあ、それを話すと、雇って貰えないような気がしてたからなぁ。。



そして、周囲の野次馬が通報したのか、

この騒動の現場に、街の騎士団10人ほどが駆けつけてくることに・・・


う~ん、なんか面倒なことにならなければ良いんだけど。。



「一体、何ごとだ!」


騎士団のリーダー格の人が、まずオレに尋問してくる。

いやいや、オレ、何も悪く無いんだけど・・・


このままだと、何かオレが疑われてしまいそうな勢いだったので、

事の次第をそのまま話すことにしたんだ。


すると・・・


「で、お前の名前は?」


こういう状況だと、必ず聞かれてしまうやつ。

この辺、深く突っ込まれてくると、オレ、非常に都合が悪いんだよなぁ。。。


「アル」


取り敢えず、愛称だけ答えて誤魔化すことに。

けど・・・

勿論、それだけで許して貰えるはずもなく。。


「アル・・・お前の本名は?それにどこの家の者だ?」


さあ困った。

どう答えれば良いかな・・・


「オレはアルフレッド。

親は居ないので、今、この師匠の家にお世話になっている」


取り敢えず、事実を話していく。

だってオレ、実家から勘当されて親が居ないんだ。

間違ったことは言ってない・・・ハズ。


「親は居ないのか・・・

というか、アナタは鍛冶職人のヒルダ・スミット殿か?」


「あぁ、確かに私はスミットだよ」


ふ~ん、師匠って、この街では、結構有名なのか?

まあ、あれだけの腕だもんな。


といった話の流れで、オレは何とか、自分の出自を誤魔化し切れそうだったんだけど、

次の瞬間、騎士団の中から予想外の声が上がってきたんだ。


「なあ、この方って、ヴァン・ハールト家の三男、アルフレッド様じゃないか?」

「あぁ、確かに似ているな」

「アルフレッド様に間違いない!」


う~・・・

流石にこの街じゃ、オレは顔が売れちゃってるんだなぁ。。

有名人は辛いぜ。。


「アル、お前って、そうなのか!?」


騎士団員以上に驚いたのは師匠だ。

でももう、ここまできたら誤魔化し切れない。

なので・・・


「うん、師匠、黙っててゴメンな」

「・・・・」


という感じで、結局オレは、騎士団にも師匠にも、正体がバレてしまうことに・・・

とはいえ、言うべきことは言っておかないといけない。


「オレ、"ジョブ鑑定の儀"で思うような職を宣告されなかったから、

ヴァン・ハールト家を勘当されたんだ。

だからオレ、今、親が居ないっていうのは本当のことだぜ!?」


騎士団と師匠に、オレはそう訴えたんだ。


結局、その場は何とか話がついて、

騎士団員達は、そのまま5人の黒服達を連行していったんだ。


けどなぁ・・・

騎士団って、ヴァン・ハールト家には絶対に逆らえないはずから、

いずれ、あの黒服たちは、釈放ってことになるんだろうな・・・


オレは心の中で、そう感じていたんだ。

第8話を読んでいただき、ありがとうございました!


襲撃者の持っていた剣と衣服から、ヴァン・ハールト家の家紋が見つかりました。

さらに、アルフレッドが公爵家の三男であることも、師匠のヒルダに知られてしまうことに。

果たして、黒服の男たちはこの後どうなるのか?

そして、アルフレッドを狙ったのは一体誰なのか――。


次回もお楽しみください!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。