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2人のギルド長は降参!街の水と治療費がついに正常化!?

【毎日 夜21時10分投稿!】


蒼河遥(あおかわ はるか)です。

第51話をご覧いただき有難うございます。


医療ギルド長フルールとの話し合いが決裂し、実力行使に出ることを決めたアルフレッド。

そして、もう一人の問題人物である商業ギルド長マウリッツにも、直接会いに行くことにします。

と、そこまで一気に話すと、オレは、頭の中で隠密スキルを発動させていく。

ここからは実力行使だ!


「えっ!?」


それによって、彼女の視界から、オレが一瞬で消えていく。

そして・・・


"ガチャリ・・・"

「なっ・・・」


「動くと、その喉を掻っ切るぜ!?」


オレは隠密で姿を隠し、静かに彼女の背後を取る。

そして、腰に帯同する剣を抜き、その刃を彼女の喉もとに突きつけていった。


「そういえば、アンタん家って、

このギルドの3つ先のブロックにある、あのデッカイ家らしいな?」


このギルドの建物の窓から見える、大きな豪邸の方を指しながら、

オレは話を続けていく。


「ちょっと頭を働かせて、想像して見ろよ?

アンタの家の門番・・・・オレの闇魔法で一瞬で眠らせることができるぜ?

いや、この隠密を使えば、それすら不要で、オレはアンタの屋敷に入れる。

そしてそのまま、アンタが寝ているベッドにオレが近付いていけば、

アンタがイビキをかいて寝ている隙に、こんな状況になるんだぜ?

分かるよな?それが何を意味するのか」


いやぁ~、ユウマのアイディアとは言え、オレって今、かなりの極悪人だよなぁ(笑)

まあ、元をただせば、悪いのはみんな、このおばさんなんだけどな。


"ゴクリ・・・"


緊張のあまり、唾を飲み込む音をたてていくおばさん。


「アンタに・・・人なんて・・・殺せやしないわ・・・」


まだ粘って来やがる。

もう、容赦は不要かぁ?


「じゃあ、試してみるか?」


オレは、おばさんの喉元に剣を更に押し付けていく。

薄皮が少し切れる程に・・・


「わ・・・わかったわ。私の負け・・・」

両手を上げて、彼女はそう言った。



その後、フルール・バッケルのおばさんは、

オレ、アンネとセムの姉弟に、今後絶対に手出しをしないと誓った。


そして、医療ギルドの配下にある治癒院などの治療費の正常化も約束させた。


で、別れ際にオレは、


「あぁ、あと、アンタって市長とも繋がってるらしいよな。

市長を使って何かしようとしても、それは全部、アンタに跳ね返って来るからな?

忘れんなよ?」


最後の一言で、彼女は完全に両手を上げて降参したんだ。

そして大胆にも・・・


「アルフレッド、アンタ、私のギルドの幹部にならない?

14歳にして、この冷静さと冷徹さ。

そして、私すら威圧する交渉術・・・

もし、ウチに入ってくれたら、高い給料を払うわよ?」


そんな事を言う始末。。

でもな・・・


「悪いけど、オレって悪党の仲間になるつもりはねぇーぜ!?」

そう言って、彼女の丁重にお断りしたんだ。


取り敢えず、医療ギルドの方は上手く言った。

まあそれでも、あのおばさん、いつ裏切るか分からないから、

寝ている間の索敵などは、当面、掛けたままにしておいた方が良さそうだ。




そして、その次は商業ギルド長のマウリッツ・シュトライトの元へ。


「わ・・・わかったぁ!!

アルフレッド君、アナタの・・・アナタの言う通りにしますから!

だから許してぇ~っ!」


こちらも、フルールのおばさんと同じような交渉をして、

完全に降伏させたんだ。


随分と好き勝手してくれた割りには、実際に会うと、かなりの意気地なしで、

ちょっと脅しただけで、ヒーヒー言いながら降参したんだよな。


自分が完全に優位な状況のときだけ、やたら威張るヤツって、

この世の中に、結構多いみたいだ。




「アル、よくやったな。

お前に、あんな交渉能力があるとは思わなかったよ」


帰り道、珍しく、ユウマがオレを褒めてくれる。


「逆にオレは、ああいうやり方って、

ユウマが一番嫌いなんじゃないかと思ってたんで、ちょっと意外だったぜ」


「まあな。

ただ、この世界で、法による裁きが、ここまで無力だと分からされたから、

もう、あのくらいしか手が浮かばなかったんだ。

オレも最初は、前世の感覚で、この世界のことを考えてしまっていたが、

今回の件で、改めて考えさせられたよ」


だってさ。

ユウマの住んでいた前の世界って、未開の国だと思ってたんだけど、

そんなに、キチンとしたシステムが出来上がってたんだろうか・・・




そして翌日・・・・

オレは街を歩きながら、治癒院の料金表や、

市場で販売してる水の価格を確認してみたら、

大幅に価格が下がっていることが確認できた。


一応、あの2人のギルド長達は、どうやら、オレとの約束を守ったみたいだな。

第52話をご覧いただき有難うございました。


フルールとマウリッツ、二人のギルド長を相手に、強気の交渉を行ったアルフレッド。

その結果、医療ギルドの治療費と商業ギルドの水の価格は、大幅に引き下げられることになりました。


翌日、実際に街の価格が改善されていることを確認したアルフレッド。

ようやく、この街にも平穏が戻ってくるのでしょうか。

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