アル、医療ギルド長を追い詰める!無料治療を阻止したいギルド長の本音とは?
【毎日 夜21時10分投稿!】
蒼河遥です。
第50話をご覧いただき有難うございます。
医療ギルド長フルールと対面したアルフレッド。
彼女の態度から、今回の一連の事件への関与を確信したアルは、さらに踏み込んだ追及を始めます。
果たして、フルールの本音とは?
意外と"おばさん"という呼び方が効いているように見える。
まあでも、オレを"坊や"呼ばわりするんだから、それってお互い様だろう。
「分かったわよ。
で、アンタ、名前は?」
「アルフレッドだ」
「苗字は?」
「アンタに名乗る苗字は無いな」
実際のところ、マジで名乗る苗字が無いんだけど。。
「まあいいわ。で、今日は私にどういった御用かしら?」
さっき、アンネとセムの家に、あんな禄でもない輩を寄こしておいて、
すっ惚けるおばさん。
こいつ、"ババア"って呼んでやろうか・・・
"まあ、今は止めとけよ、アル"
取り敢えず、ユウマの一言で、怒りを鎮めていくオレ。
「ふ~ん、オレが何の用事で来たのか、"わかりません"って体なんだぁ~
流石に、ギルド長までやってるおばさんって、マジでタヌキなんだな?」
"良いぞアル、ドンドン挑発してやれよ!"
"まかせとけ、ユウマ!"
「アナタの言ってることが良く分からないんだけど?」
「オレさあ、闇魔法が得意なんだよな。闇には自白を強要する魔法があるの知ってる?
今日、アンネとセムの家に入り込んで捕まった間抜けな冒険者2人に自白させたら、
見事にアンタの名前を吐いたよ?
そういえば、この間、オレの友人のセムを誘拐したバカどもも、
アンタの名前を白状しやがったな?マウリッツ・シュトライトの名前と共に」
「・・・・」
「もし、それでもアンタが認めないっていうんなら、
アンタにもその自白の魔法を掛けてやっても良いんだぜ?
まあ、その前に・・・この部屋の周囲にいる、
今にも襲い掛かって来そうなアンタの手下を片付けてからになりそうだがな!
エリア・パラライズ!」
そう・・・
オレが案内されたこの部屋の奥の扉と、そして入り口の扉の手前に、
4人ずつの手下が居て、今にも部屋の中に突入して来ようとしていたんだ。
オレが索敵スキルを持っているのって、分かっていると思うんだけどなぁ・・・
やっぱ、こいつらって、魔法とかスキルに関してはマジで素人だぜ。
「・・・あぐぐ・・・うぐぐ・・・・・」
「おぉっと、おばさんにもパラライズが掛かっちまったか。
すまねぇーな。
キュア!」
まあ、エリア・パラライズを使うと、範囲内の人がみんな麻痺しちまうんだ。
この人だけ掛けたくない・・・っていう選択は無いんだよなぁ。
「ハァッ・・・ハァッ・・・ハァッ・・・」
「で、どうする?自白の魔法掛けて欲しいか?」
「わ・・・・わかったわ。
確かに、あの家を襲わせたのは私よ。それは認めるわ」
「ふ~ん、で、その目的は?」
「決まってるでしょ? あんな街のど真ん中で、
住民にタダでハイヒールを掛けまくるヤツが居たら、
医療ギルドは商売あがったりだわ!」
「何を言ってやがる、順序が違うだろ!
そもそもアンタらが、住民たちの足元を見て、治療費をドンドン吊上げたから
あんな事になるんだろ?」
「需要が高まれば、供給側の値段が上がるのは当然の話!
アナタに、とやかく言われる筋合いはないわ!」
このおばさん、人の命や健康を、一体何だと思ってやがるんだ!
"なあアル、コイツはやっぱ、話し合いでどうにかなるやるじゃ無いな。
であれば、作戦通り、力押しで行くしかないぜ"
"あぁ、分かってる、ユウマ"
「アンタが、このままやり方を変えないと言うんだったら、オレにも考えがあるぜ」
「な・・・何をする気よ?」
「そうだなぁ~、色々有るぜ?
まあ、今までみたいに、毎日広場でハイヒールを掛けていくのも良いし、
後はそうだな、毎日オレ、街中を歩き回りながら、
エリア・ハイヒールを掛けて回る・・・ってのも面白いかな?
そんなことすれば、街中から病人が消えて無くなるだろうなぁ・・・」
「そ・・・そんな事をしたら、私、アナタを許さないわよ!」
最初、余裕ぶってたおばさんが、徐々に取り乱してくる。
こちらの術中にハマって来た証拠だな!
「許さない? じゃあそれで、どうするつもりなんだ?」
「アンタと、あの姉弟がこの街に住めないようにしてやるわ!
アンタたちが留守の間、あの家に火を点けてやる!
その上で、金で大量の冒険者を雇って、アンタなんかボコボコにしてやるわ!」
怒りの形相でオレに暴言を吐き続けるおばさん。
だったら、こっちだって!
「オレ、調べたんだけどさぁ、
この街の冒険者って、最高でもC級らしいぜ?
この間、オレの友達をさらったC級冒険者パーティー・・・
アイツらって、結局どうなったよ?
アンタさ、オレのこと、随分舐めているみたいだけど、オレの強さ分かってる?
悪いんだけど、オレを倒すにはS級パーティーでも連れてこないと無理だぜ?
ていうか、S級でも勝てないかもしれないしな。
それにもし、あの家を壊すような事でもしてみろ!?
その時はどうなるか、思い知らせてやるよ」
と、そこまで一気に話すと、オレは、頭の中で隠密スキルを発動させていく。
ここからは実力行使だ!
第51話をご覧いただき有難うございました。
ついに医療ギルド長フルールが、ロスト家への襲撃を指示したことを認めました。
しかし、彼女は治療費を吊り上げてきたことにも悪びれる様子はなく、アルの無料治療を何としても阻止しようとします。
さらに、アンネとセムの家に火を点けるとまで脅してきたフルール。
これ以上、話し合いでは解決できないと判断したアルは、ついに実力行使に出ることに!
次回も、ぜひご覧ください。




