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アルの鑑定で姉弟の未来が変わる!?アンネの隠された才能と魔弓士の可能性!

【毎日 夜21時10分投稿!】


蒼河遥(あおかわ はるか)です。

第41話をご覧いただき有難うございます。


セムの隠された才能を知ったアンネ。

今度は彼女自身もアルに鑑定してもらうことになります。


果たして、アンネのステータスからは、どんな可能性が見えてくるのでしょうか?

「ってセム、あなたって、アルに鑑定して貰ったの?」


「うん、そしたらね、ボク、中級職の精霊魔道士と、

基本職にあたる治癒士の2つのジョブを持ってるんだって!

すごいでしょ?姉ちゃん」


「ちょっ、ちょっと待って!? ジョブって1人に1つなんじゃないの?」


「いやアンネ、ジョブ鑑定の儀では1つしか宣告されないけど、

実際のところ、複数のジョブを持つマルチジョブの人はそれなりにいるらしいぜ?」


「えっ、そうなの!?知らなかった・・・

じゃあ、アルはいくつジョブを持っているの?」


「オレ?・・・・7つ」

「えっ!?」


オレの話を聞いて、アンネは最初驚愕し、その顔が徐々に呆れに変わっていくのが分かった。


「一人で7つもジョブを持っているって・・・・」


まあ、この世界の常識 "1人1ジョブ"の原則を考えると、

1人7ジョブっていうのは、流石に簡単には信じられないよな。



「まあ、アルはともかく、セムも2つのジョブ持ちとはねぇ・・・」


彼女は一旦オレのことは置いておいて、

セムの才能にとても驚いているみたいだ。


確かに、彼って昔から体があまり丈夫じゃなかったようなので、

魔法の才能が高いというイメージが湧かなかったのかもしれない。



「ねえ、アル?」

「アンネも鑑定しとく?」


オレは彼女の考えを先読みし、そんなを言ってみる。

でも、それはどうやらドンピシャだったみたい。


「お願い!」

「全然OKだぜ」


ということで、オレはアンネの鑑定も行っていく事になった。

彼女は14歳の時の"ジョブ鑑定の儀"では、中位職の魔弓士と宣告されているらしい。


「じゃあ、いくぞ。ステータス・オープン!

そして、アンネのステータスは・・・と。


アンネ・ロスト 16歳 女性:Lv.16

経験値:219 / 553


[基本ステータス]

HP:385 物理攻撃:188 物理防御:178

MP:347 魔法攻撃:168 魔法防御:157

速さ:23 回避:22 命中:23 ラック:35


[ジョブ]

魔弓士:Lv.14    (弓士★★)

[適性] 長弓:C / 短弓:B / 魔弓:B / ボウガン:C /

     風:F / 土:F / 雷:F / 水:E / 炎:C / 氷:F 



こんな感じみたいだぜ?」


彼女のステータスを見ると、"ジョブ鑑定の儀"の通り、

確かに、魔弓士という弓士の中位職のジョブも持っていることが分かる。


魔弓士は魔法スキルも持っていて、

その魔法の中でも適性が高いのが炎属性魔法でC、水魔法も適性Eと、

生活水に困らない程度の水は出せるはず。


しかも・・・



「アンネの場合、弓術と炎魔法を伸ばして、火矢で攻撃する魔弓を強化していけば、

かなり効果的なんじゃないか?」


ユウマが鑑定結果を元に、今後の方向性をアンネにアドバイスしていく。


「えぇ~、そんな事ができるの~?

私、魔弓士と宣告されたんだけど、その活かし方が全然分からなかったのよ~!」


「じゃあ今後、俺が魔弓士の戦い方を教えていくよ。

それに、水魔法も適性Eだから、最低限の水は出せそうだしな。

あと、セムの水魔法は適性Bと高いから、

レベルを上げていけば、大量の水を出せるようになりそうだな」


「えっ!?魔弓士って魔法も使えるの??」

「あぁ、矢に魔力を乗せるだけじゃないんだぞ」


そんなユウマの話を聞きながら、オレも魔弓士っていうのが、

どういうモノなのか、かなり興味が湧いて来たんだ。



「そうなると、水不足にも強くなりそうだね、僕たち!」

「でもセム?アナタはまず、体をちゃんと戻して、魔法はその後、頑張りましょう」


「分かったよ、姉ちゃん!」



ということで、彼ら姉弟は自分のジョブを正確に知ることで、

今後の方向性が見えて来たみたいだ。


にしても、改めて思うのは、

こうやって、ステータスを確認することで見えてくる

個々の適性と方向性・・・


けど実際のところ、世の中の人のほとんどは、こういった鑑定を受けることが無く、

自分の持ちジョブのうち、たった1つしか知らされず、人生を終えていくんだ。


何かそれって、勿体ないよな。

この時オレ、そんな事を感じていた。



「まあ、他人の鑑定を勝手にするのはあまり良くないかもしれないけど、

本人が望むのなら、アルが鑑定してあげるのも悪くないかもしれないな」


「だよな!」


ユウマも、オレと同じような考えみたいだ。



ここにきて、色々とやりたいことが増えてきたオレだったけど、

まずは光魔法のレベル上げを兼ねて、住民の病気を治していくことに決めた。


セムみたいに、病気で困っている人を、1人でも多く救いたかったんだ。


ということで、翌日以降も広場に立って、

住民の皆さんにハイヒールを掛けて行くことに。


ただ、水と違って、病人というのはリピーターが少ない。

1度ハイヒールを掛けて体調が良くなった人は、

当面はハイヒールが不要だからだ。


なので、日に日に、オレの前に列をなす人達は減っていくことに。

まあ、それって、とっても喜ばしいことではあるんだけどな。


一方で、寧ろ、水を求めてくる人は相変わらずだったんだ。



ということで、その後はややペースの落ちていく光魔道士のレベル上げだったけど、

この街に到着したときは13だったのに対し、今では何とかレベル20にまで到達。


更に水魔法を使いながら、魔導師のレベルも42までに上がっていた。


ユウマ曰く、上位職のレベル42って、基本職で考えるとレベル142になるそうだ。

これってA級の目安となるレベル100を大きく超えていることになるんだ。

結構、凄いことだよな?

第42話をご覧いただき有難うございました。


アンネの鑑定によって、魔弓士としての戦い方や水魔法の可能性が明らかになりました。

そしてアルは、鑑定によって人々が自分の隠れた才能を知ることの大切さを実感します。

一方、住民への治療を続けた結果、光魔道士はレベル20に、魔導師はレベル42に到達!


アルの成長と、アンネやセムの新たな可能性にもご期待ください。


次回も、ぜひご覧ください。

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