アルの強さにアンネもセムもびっくり!第41話 レベル88のアルはB級とA級の間!?
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蒼河遥です。
第40話をご覧いただき有難うございます。
セムの隠された才能が判明し、今後の成長が楽しみになったアルフレッド。
夕食の席では、昼間に起きたチンピラたちとの一件について、アンネに話すことになります。
そして、アルの強さについても意外な事実が明らかに……?
「あと、セムの持つ精霊魔道士のジョブだけど、
適性の高い属性は土と水魔法がBで、氷魔法がC、
更に武器は杖の適性も高くてB・・・だな。
これって、かなり凄いんじゃないか?」
「まさか、僕に水魔法の素質まであったなんて・・・」
「まあただ、セムの場合、まずは体力を完全に戻して、それからだな!」
「うん、そうだね。だけど、水魔法は便利だから、できれば早く覚えたいなぁ」
やっぱり、この水不足のご時世、セムはその辺を気にしているみたいだ。
ただ・・・
「セム、残念だけど、キミのMPはまだ少ない。
まだレベル1だからな。
なので、最初はMP値を増やすために、弱い魔物を倒して
レベル上げから始めた方が良いぞ」
「分かったよ、ユウマ」
「なんだよユウマ~、お前はオレだけじゃなくて、セムにも厳しいんだなぁ~」
「バ、バカ!俺は本当に必要な事だから言ってるんだぞ、アル!」
「冗談だ、ムキになんな」
ハハハハハッ!
ということで、セムの体力が回復したら、
みんなでレベル上げをしようという話に落ち着いたんだ。
そして、しばらくすると・・・
「ただいま~」
「おかえり、姉ちゃん」
「アンネ、おかえり~」
「おかえり、アンネ」
「あら、アルとユウマは早かったのね」
「あぁ、さっきな」
アンネが家に帰って来ると、家は賑やかになる。
彼女は冒険者の仕事をして来て疲れているはずなのに、
返って来るなり、夕飯の支度を始めていくんだ。
「アンネ、オレにも食事の作り方、教えてくれ~」
そう言って、オレも彼女の手伝いをすることに。
だって今後、また一人旅を続けることを考えると、
少しくらい、料理ができないとなぁ・・・
オレ、そんな事を考えていたんだ。
ユウマは料理がからっきしみたいだから、彼から料理を習うのは難しそうなんだ。
"悪かったな・・・アル。。"
まあ、人それぞれ、得手不得手はあるさ。
ということで、オレはアンネの指示の下、肉や野菜を切り始めていくことになった。
「おぉ、旨そうだ!」
出来上がった料理がキッチンテーブルの上に並べられていく。
見た目も良いし、匂いも良い。
それだけで、ヨダレが出てきそうだった。
「じゃあ、食べましょう」
『いただきま~す!』
3人+1でテーブルに着いて、それぞれが目の前の料理に手を付けていく。
オレも今日は1日中忙しかったので、かなり腹が減っていたんだ。
セムも体調が本当に良いみたいで、かなりの食欲だ。
彼の前に置かれた料理が、ドンドン減っていく。
そんな食事中、オレは昼間の出来事をアンネに話していく。
「マウリッツ・・・そう言ったのね?」
「あぁ、オレの闇魔法で自供させたら、
チンピラっぽいヤツらの1人がその名前を出したんだ」
昼間、オレを襲おうとしてきた5人の話をしていくオレ。
「それって恐らく、商業ギルドのギルド長をしているマウリッツのことだと思うわ」
「へぇ~、商業ギルド長かぁ・・・
ってことは、夕べ言ってた、水の販売を一手に手掛けている奴だよな?」
「えぇ、そうね。
恐らく、アルが水を無料で住民に供給したから、邪魔だと思ったんでしょうね」
やっぱり、オレの給水行為に文句があるって事か。
てことは、今日のハイヒールの提供も、
医療ギルドにとっちゃ、面白くないってことだろうなぁ・・・
「にしても奴ら、真昼間っからやって来るんだぜ。
ああいうのって普通、夕暮れ時や夜の暗い時間帯に、
オレが路地裏へ入ったところへ仕掛けてくるもんだろ?」
「そ・・・そうなのかしらねぇ・・・」
「アル?お前、変なアニメとか見過ぎじゃないか?」
「・・・・」
ユウマの言う "アニメ"というのが良く分からないんだが・・・
ただオレ、ちょっと想像力が飛躍し過ぎたかな?
でも、まあいいか。
「しかもアイツら、すっげぇ弱い雑魚だったんだぜ?
あんな奴らを昼間から寄こして、一体何ができるって言うんだろうな?」
「う~ん、それって、アルが強すぎるからじゃないの?
キミって、今、レベルとかいくつなの?」
「オレ?オレのレベルは今88だぜ?
そこまで強くはないぞ」
「レベル88~っ!? アルって、そんなに強いの??
それって、B級とA級の間くらいの強さよぉ!」
「アルって、そんなに強いんだ?
さっき、僕の鑑定をしてくれたから、凄いとは思ってたけど・・・」
なんだか、オレの自分自身に対する評価と、アンネやセムの評価に大きなズレが・・・
レベル88って、世間一般的に言うと強い部類なのか?
"まあ俺も、詳しくは分からないが、
恐らく、この世界でB級以上の人材って、割合的に少ないんだろうな"
そうか・・・
まあ、ユウマもこの間まで、異世界人だった訳だもんな。
この世界の詳細までは分かんねぇ~か。
第41話をご覧いただき有難うございました。
商業ギルド長マウリッツの関与が疑われる中、アルはアンネたちに自分のレベルを明かします。
その数値は、なんとレベル88!
本人は大したことがないと思っているようですが、アンネによれば、B級とA級の間ほどの強さなのだとか。
自分の実力をまだよく理解していないアル。これからどんな騒動を巻き起こすのでしょうか?
次回も、ぜひご覧ください。




