チンピラを操っていたのは誰だ?自白魔法で黒幕判明!?
【毎日 夜21時10分投稿!】
蒼河遥です。
第38話をご覧いただき有難うございます。
アルフレッドに襲い掛かってきた5人のチンピラ。
彼らの正体を探ろうとするアルの前に、今度は街の騎士団が現れます。
果たして、事態はどう展開するのでしょうか?
にしても、コイツらって、夕べアンネが言っていた、
結託している商業ギルドと医療ギルドの手下ってことなのか?
って言うか、それを知ることができる魔法って存在しないものかな?
「なあユウマ、コイツらに自白させるような魔法ってねえか?」
オレ、ちょっと思いつきでユウマに聞いて見たんだけど、
彼から意外な答えが返って来る。
"マインド・ハックって闇の初級魔法があるが、試してみる価値はあるかもな"
「どうやって使うんだ?」
"対象者に向かってマインド・ハックって唱えて、後は聞きたい事を聞いていけば良い"
「おぉ、結構簡単だな!サンキュー」
ということで、オレはユウマに教えられるまま・・・
「マインド・ハック!」
「ぐわぁっ!」
自白の闇魔法をチンピラに掛けていった。
そして、尋問を加えていく。
「で、お前らに命令したヤツって誰だっ!?」
「ぐぅ・・・がぁ・・・・」
「誰だ?って聞いてるんだけど!?」
「マウ・・・リ・・・・ッツ・・・さま」
「ふ~ん、マウリッツって奴なんだ?」
この時オレ、この魔法が、今後もなかなか使えそうだと感じたんだ。
パラライズとマインド・ハックの組合せ・・・
尋問には最強の組合せじゃね?
と、まあ、そんなことをニヤニヤと脳内で考えていたら・・・
「お前達、これは一体、何の騒ぎだ!?」
鎧を着た7~8人の兄ちゃん達が、オレ達のところまで駆けつけてきたんだ。
背後では、バケツを持った人達が、少し避けて彼らを通す道を作っている。
見たところ、どうやら彼らは騎士団員のようだ。
う~ん、領都ブレダの時といい、どうも街の騎士団のお世話になってしまうことが多いなぁ。
「坊主、お前がこの男達を倒したのか?」
14歳の子供が、大の大人5人を倒したことに、
騎士団の兄ちゃんは信じられないといった表情で尋ねてくる。
「アンタたちは?」
「我々はダール市騎士団の者だ。
一体、何があったのか、ちゃんと説明して貰おう!」
彼らのリーダーらしき兄ちゃんが、そんなことを言って来るので、
オレは今までの経緯をキッチリと説明していく。
まあオレ、悪い事なんか1つもしてないから、
やましい思いなんか微塵も無い。
すると、周囲のバケツを持った人達も、オレの味方をしてくれる。
「この少年は親切にも、我々に無償で水を提供してくれて、
その上、病人に無料でハイヒールまで掛けてくれたんだ。
そしたら突然、この男達がイチャモンを付けてきたんだぞ!」
「そうだそうだ!」
「悪いのはこの男達だ!」
「その子は何一つ悪くないぞ!」
100人以上いる、バケツを持った住民の圧に押されていく騎士団の人達。
その甲斐あってか、彼らは徐々に、オレの話を信頼してくれるようになってくる。
「ところで坊主、お前の名は?」
「オレ?アルフレッド。みんなはオレのことアルって呼ぶぜ」
「そうかアル。で、お前さんはどこの家の者だ?」
「オレはポールトの街まで旅している途中、このダールに立ち寄っただけなんだ」
オレの身元調査を開始?
そんな感じがする。
「親御さんは?」
「家を飛び出してきたから、オレ、今一人旅の途中だ!」
"まあ実際は、家を追い出されたんだよな、アル?"
「・・・・」
ユウマが、また余計なことを言う。
今のはまあ、オレ以外に聞こえてないけど。
「ほう・・・アルは随分と魔法が得意のようだが、冒険者なのか?」
「途中の街で冒険者登録はしたけど、まだ、あんまり冒険者っぽいことはしてないかなぁ」
そう、ベルヘン町で冒険者登録して以降、
オレはどの街に行っても、ギルドの依頼を1つも受けていなかった。
ただ一応、冒険者登録証は提示していく。
そういえば、ベルヘン町のギルドのお姉さんが、半年に1回は依頼を受けないと、
冒険者の資格を失うとか言ってたような・・・
今度、何か依頼を受けておくか。
にしても、あのお姉さんの体形、何かエロかったよなぁ。。
"ゴホンッ!"
「・・・・」
「マイスター・・・・?
生産職で、この男達5人をどうやって倒したんだ?」
そういえば、冒険者登録証にはジョブが書いてあったな。。
確かに生産職で、大人5人を倒すって、信じがたいだろうなぁ・・・
でも、オレは本当の事を話していく。
「えっ、エリア・パラライズの魔法で麻痺させたら1発だったぜ?
マジで弱すぎだろ、コイツら?」
マイスターが、なぜ闇魔法を??
多分、そんなことを頭の中で考えているだろうなぁ、この騎士団のリーダーさん。
少し困惑しているっぽい。
「そ、そうなのか・・・
じゃあ、この麻痺した5人と、一体何を話していたんだ?」
「あぁ・・・こいつらに自白させる魔法を掛けて、誰の差し金か聞いてたんだ」
「マイスターが、そんなことができるのか!?」
「闇魔法でちょちょいのちょいだぜっ?」
「アルは闇魔法も得意なのか・・・」
まあ、世の中には宣告されたジョブ以外の能力を持つ人も
たまにいることが知られているからな。
オレのことを、そういう類の奴だと思ってくれればいいんだけれど。
第39話をご覧いただき有難うございました。
闇魔法マインド・ハックによって、チンピラたちの背後にいる人物が判明!
さらに駆けつけた騎士団も、アルの能力に驚きを隠せない様子です。
果たして、アルは騎士団とどのように関わっていくのでしょうか?
次回も、ぜひご覧ください。




