↓ ↑ページトップへ
表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

38/54

無料治療を妨害する悪党を返り討ち!動き出す商業ギルド

【毎日 夜21時10分投稿!】


蒼河遥(あおかわ はるか)です。

第37話をご覧いただき有難うございます。


町の人々への無料治療を終えたアルフレッド。

再び水を求める住民たちを待っていたところ、思わぬ連中が現れます。

「ふ~、終わったー!!」


オレの前に並んでいた人の列が無くなり、ようやくこの日の治療が完了する。

街の時計を見ると14時過ぎ・・・


何という達成感!

やっぱり、人助けって、やってて気分がいいよな(笑)


オレが、そんな思いに浸りながら、ひと安心していると・・・


「あの~、ちょっとよろしいですかな?」


そんな声を掛けてくる人が・・・

見ると、ちょっと年配のおっちゃん(決してもう爺ちゃんとは呼ばないぜ)だった。


「まだ、ハイヒールが必要な人がいる!?」

オレがそう返事をしていくと・・・


「いえ、アナタさんは、昨日ここでみんなに水を配っていた方とお見受けしますが・・・」

「あぁ、確かに昨日、ここで給水してたぜ?」


「もし良ければ、このバケツに水を一杯いただけませんかな?」


なるほど、そういうことか・・・

まあ、水なんて、1日経てば結構使っちゃうもんだしな。


「分かったよ」

「おぉ、ありがとうございます!」


そういうと、おっちゃんは、手に持っていたバケツをオレの前に置いていく。


「じゃあ・・・アクア・フィル!」

「おぉ~」


オレが魔法を唱えると、右掌から大量の水が溢れ出していく。

おっちゃんのバケツを、あっと言う間に満たし終えていった。


「ありがとうございます!」

「お安い御用だぜ~」


おっちゃんは、今にも泣きそうな表情で、大事に水を抱えて去って行ったんだ。

すると、そんな様子を見ていた周囲の人たちまで、

家にバケツを取りに走っていくのが分かった。


勿論、オレは彼らを待つ義理はないんだけど、

ここまで、この街に関わってしまったんだ。


ここは待つべきだろうな・・・

そう思って、しばらく待機することにしたんだ。


ということで、彼らが戻って来るまでのひと時、

休憩がてら、ちょっとだけボ~っとしながら、気が抜けていたオレ。


ところが、そんなところへ突然!


「オイ坊主!お前、ここで随分と勝手な真似をしているようだなっ!?」


ガタイの良い・・・さらに言うとガラの悪い奴らが5名、

オレの前に立ちふさがって、因縁をつけてきたんだ。


「勝手な真似?」

「お前、昨日は無料で住民に水を配り、今日はハイヒールを掛けてただろう!?」


"やっぱり、来やがったぞ・・・アル"


今朝ユウマが言ってた悪党か・・・

オレはそう理解したんだ。


「水を配って、ハイヒールを掛けちゃいけないのか?」

「ダメに決まっているだろうっ!」


「そんな法があんのか?」

「うるさい!俺様がダメといったらダメなんだよっ!」


話になんねぇ~・・・

何だ、このバカどもは。。

やっちゃうか?


そんなことを考えていたら、奴らのほうが先に剣を抜いてきやがった。


その後方には、水を貰うためにバケツを抱える人達の山。

でも、さすがにこの状況に怯え、近づいてくることができないみたいだ。


「お前ら、街の中で剣を抜くなんて、それこそ法律違反だろ?」


「うるせーっ!黙ってろっ!」

「覚悟しろよ、ガキッ!」

「その腕、二度と魔法が使えないように叩き切ってやるぜ!」


ギャーギャーと喚きたててくるチンピラ共。

マジ、本当にウザい。


しかも腕が無くたって、魔法は使えると思うんだが・・・

コイツら、どう見ても脳筋だから、そういうことも知らねぇ~んだろうなぁ。


そして奴らは・・・

抜いたその剣で、容赦なくオレに襲い掛かって来たんだ!

こんな街中で、堂々とよくやるぜ・・・


オレはそんな事を思いながらも、一瞬で対応していく。


「エリア・パラライズ!」


奴らの剣が、オレに振り下ろされる事は、勿論無かった。

まあ、当然だよな!


「ぐわぁっ!」

「な・・・な・ん・・・・だ」

「や・・・・ばい」

「う・・・ご・・・・・けん」

「あ・・・・ぁぁ・・・」


オレが唱えた一言で、5人の悪党の動きが止まっていく。

その上で、体が痺れて動けないためか、彼らはその場に崩れ落ちて行ったんだ。


痺れて動けず、その場に横たわっていく悪党5人。

それでも、怒りでオレを睨みつけてくる彼らは、

ある意味、仕事に忠実で、立派なのかもしれない。


けど、そんなの、オレの知った事じゃない。


「さあて、お前ら5人、どんな死に方がお望みか!?

首を斬られたいか?それとも、炎魔法で火炙りのほうがお好みか?

お前らに、死に方を選ばせてやるよ!」


「・・・・」


まあ別に、コイツらをヤる気は無かったんだけど、

オレこの時、結構腹が立っていて、

ちょっと意地悪してやりたい気分だったんだ。


にしても、コイツらって、夕べアンネが言っていた、

結託している商業ギルドと医療ギルドの手下ってことなのか?


って言うか、それを知ることができる魔法って存在しないものかな?

第38話をご覧いただき有難うございました。


無料で水を配り、治癒魔法を施すアルフレッドの前に現れた5人の悪党。

剣を抜いて襲い掛かってきた彼らを、アルフレッドはパラライズで一瞬にして制圧しました。

果たして、彼らの背後には商業ギルドや医療ギルドがいるのでしょうか?


次回も、ぜひご覧ください。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。