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女神のギフト、天象魔法!荒野に雨を降らせてみた!

【毎日 夜21時10分投稿!】


蒼河遥(あおかわ はるか)です。

第30話をご覧いただき有難うございます。


女神から授かった特別なギフト「天象魔法」。


今回は、アルフレッドがその力を改めて試してみることにします。

オレって女神様から直々に天象魔法というギフトを頂いたらしくて、

半径2キロメートルの範囲で、お天気をコントロールできるようなんだ。


今のところ、オレがその天象魔法を使ったのは、

領都ブレダを出て、ユウマと出会ったときに1度だけ。


その時は、土砂降りの雨を止ませてみたんだよな。


「天候をコントロールすると、周囲に人の生活に影響が出るから、

無闇にやらない方が良いと思うけど、

まあこの辺だったら、人もいないし、試してみても良いんじゃないか?」


「じゃあ、試しに、この辺へ雨を降らせてみるか!

このあたりって、乾燥してて埃っぽいから丁度良いよな?」


そう・・・

どうも、このデ・ウィット領に入ってから荒野が続くようになり、

オレ、ちょっと気が滅入っていたんだ。


「であれば、"レイン・フォール"って唱えればOKだぞ」

「それって、どの位の量の雨が降るんだろう?」


流石に洪水になるほど降るとは思わないけど、

できれば、事前に知っておきたかった。

けど・・・


「アル、悪いんだが、俺もそのギフトについては、良く分からないんだ」

「あれ?ユウマって使ったことが無いのか?」


「そのギフトは、女神がアルへ特別に与えたものなんだ。

俺は使えないんだよ」


「へぇ~、そうなんだぁ・・・」


そうなると、ちょっと使うのが怖いなぁ・・・


「ヤバくなったら "ストップ・レイン・フォール"で止めれば良いだけだろ?」

「おぉ!流石ユウマ、頭良いぜ!」


「いや、それ普通に思いつくぞ?

一度それ、使ってる訳だし」


「・・・・」


やや、呆れ気味のユウマの声。

思いのほか、応用の効かないオレ・・・


「別に、応用ってほどでもないんだけどなぁ・・・」

「・・・・」


またオレの脳内の言葉を読まれてしまう。。

こうなると、あとは誤魔化すしかない!


「もういい!やっちゃうぞ!

レイン・フォール!」


オレは天象魔法を唱えていく。

すると・・・


快晴だった上空に、どこからともなくドス黒い、怪しい雲が集まってくる。

全く雲の無い快晴の空に、異様な雰囲気が漂っていく。


「おぉ・・・何かスゲェ~ぞ!?」


1~2分もすると、オレのいる場所の上空が、大量の雲に覆われていき、

信じられない程、周囲が暗くなっていく。


そして・・・


「おぉ、雨が降り出して来たぜ!」

「アルの天象魔法、思いの外、凄そうだな!」


ユウマも、オレの肩に乗りながら上空を見上げ、そんなことを叫んでいる。


雨は徐々に強くなっていき、このままだとずぶ濡れになりそうなほど。

そこでオレは、アイテムボックスから雨除けのポンチョを取り出していく。



「ギフトで、こんなに雨が降らせられるとは思わなかったぜ・・・」


自分でやったこととはいえ、その凄さに驚いてしまう。


最初は、乾燥した地面にドンドン吸収されていた雨だけど、

しばらくすると、地面のあちこちに水溜まりが出来始めていく。


「これって、放っておくと、いつまでも雨が降り続けるのか?」

「女神の話では、1時間くらいって言ってたぞ」


1時間かぁ~・・・

この雨量でそんなに降られると、地面がグチョグチョになりそうだ。


「そろそろ、止めとくか・・・」

「そうだな、これ以上降ると、歩き辛くなりそうだしな」


オレ達の意見は一致した。


「ストップ・レイン・フォール!」


雨を止める魔法を唱えていく。


すると・・・

上空を覆っていた雲が徐々に途切れていき、

暗かった空が再び明るくなっていったんだ。



つい数分前まで土砂降りだった周囲が、あっという間に快晴になっていき、

何かオレ、キツネに摘ままれた様な、とっても不思議な感覚に陥ってしまう。


でも、これって、全部オレがやったことなんだよな。。



「なあユウマ、女神様のギフトって、雨以外も降らせられるのか?」


天気のコントロールというのであれば、雨以外もあるんだろう。

オレはそう感じていた。


「あぁ、色々できるぞ」

「どんなのがあるんだ?」


「例えば、雷を鳴らしたり、雪を降らせたり、竜巻や嵐を呼んだり、

逆に灼熱の天候にしたりもできるそうだ。

あぁ、あと天候じゃないが、地震も発生させられるらしい」


ユウマ曰く、水・雷・氷・風・炎・土・・・

6つの属性に対応した天気のコントロールができるらしい。


そんな話を聞いていると、

オレって何だか、とっても恐ろしい存在になってしまったんじゃないか・・・


ちょっとだけ、そんな感じがしてしまうんだ。

ただ、そんな中、ユウマの言葉に、ちょっと気になるワードがあったんだ。


「なあユウマ、今言ってた "雪"ってなんだ?」

「え?」


"雪・・・"

そんな言葉、今まで聞いたこと無かったんだよなぁ。

第31話をご覧いただき有難うございました。


天象魔法で、見事に雨を降らせたり止めたりすることができたアルフレッド。

さらに、雷や雪、嵐など、さまざまな天候を操れることも分かりました。

しかし、最後にユウマが口にした「雪」という言葉に、アルフレッドは思わぬ反応を見せます。


その理由とは……?


次回も、ぜひご覧ください。

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